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2011年09月25日

箱根へカメラ旅(2)

「箱根です!」とテレビなどで中継される時、
芦ノ湖、富士山、真っ赤な鳥居...と3拍子揃った風景がよく映し出されますよね。
あの鳥居のあるところが、箱根神社です。
芦ノ湖畔に佇む箱根神社は、心願成就、開運厄除、縁結びの神様。
関東有数のパワースポットとしても人気が高く、
毎月13日に九頭龍神社本宮で行われる月次祭には、多くの方が参拝に訪れるそうです。


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御本殿と、その隣の九頭龍神社新宮には、たくさんの絵馬が奉納されていて、
こじんまりした神社ながらも、由緒正しき厳かさを感じさせるところでした。
今回訪れたのは、芦ノ湖畔から徒歩ですぐに行ける御本殿と、その隣の九頭龍神社新宮です。
ちょっと離れた場所にある九頭龍神社本宮へは、月次祭の日にはフェリーで行けますが、
その他の日はアクセスがちょっと不便です...本宮分もしっかりお参りしてきました!
【箱根神社HP】 http://hakonejinja.or.jp/

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すべてOlympus E-410 ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5
(ISO100 F8.0 1/50 0ev 14mm)




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森林浴にもなるくらい気持ちのよい杉並木の続く参道。
...ですが、この日は神社に着いた途端、まさにバケツをひっくり返したような大雨になり、
あわててお札所に駆け込んで、雨宿りしました。
雨が止むまでの間、お守りを買ったり、おみくじを引いたりして待つことに。
おみくじは大吉でした!やった!
(ISO400 F9.0 1/15 0ev 14mm)



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鳥居をくぐって、奥の長ーい階段を登ると、御本殿です。
雨上がりの匂いが、心を落ち着けてくれます。

この参道入り口の駐車場脇にあるお休処の「権現からめもち」がとても美味しいと評判だったので
それも楽しみにしていたのに、なんと臨時休業!!
おもち大好きなのに、残念でした。。
(ISO200 F4.0 1/80 0ev 14mm)




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芦ノ湖に面した「平和の鳥居」。
人と比べると、その大きさがおわかりいただけるかと思います。
道はそのまま湖に入るスロープになっていて、
なんとなくこのまま芦ノ湖へ泳ぎに出たいような気になります(^^;
ここではお祭りの際に、清祓式などが行われるようです。
(ISO200 F8.0 1/500 0ev 14mm)



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神社のまわりには、芦ノ湖に沿って遊歩道があります。
ここも冷やりとした空気に満ち、緑の苔蒸す杉並木が美しい道で、
思わずズンズン歩いてしまします。
シャッタースピードが遅いのは、雨上がりで天気が不安定だったのもありますが
生い茂る杉の日陰効果?も大きいのかもしれません。
しかし、まわり中どこも杉林...花粉症の私は、さすがに春は来られないですね(^^;
(ISO200 F5.0 1/25 0ev 14mm)



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鳥居のそばから、芦ノ湖を走る海賊船”ロワイヤル”を臨む。
湖なのに、海賊船?! 命名がちょっと強引ですが、すっかり芦ノ湖でお馴染みの光景です。
船の上からなら、あの「芦ノ湖、富士、鳥居の3拍子写真」が撮れそう!
なのでぜひ乗りたかったのですが、今回はお天気の機嫌が非常に悪かったため、
この写真の後、湖は”霧の摩周湖”ならぬ”霧の芦ノ湖”に...
真っ白な霧で対岸も見えないほどになってしまって、乗船は断念しました。
次回はぜひ!
(ISO200 F8.0 1/320 0ev 19mm)


今回は台風の影響で、太陽が出ているのに雨がパラついたり、
晴れた!かと思うと急に横殴りの土砂降りになり...と、めまぐるしく天気が変わるので、
降るかな?大丈夫かな?と心配して、落ち着いて歩けなかったのが心残りです。
杉並木をゆったり気持ちよく写真を撮りながら歩こうと思っていたのになぁ〜
霧雨みたいならまだしも、傘もまったく役に立たないほどの強烈な雨なんですよ。
なんせ空からの恩恵を遮るものが何もないので、
突然降られたらもう...芦ノ湖に落ちたようにズブ濡れになりそうなくらいでした。

とはいえ、合間合間を縫って、とりあえずは全て廻れたので、神様に感謝です。
大変気持ちの良い場所でしたよ。
箱根に来た時にはまたぜひ立ち寄りたいと思います。



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箱根では、紫陽花をまだ数種類を観ることができました。
咲き終わった紫陽花もたくさん見かけましたので、旬の季節はさぞかし綺麗なんだろうなと思います。
これからは紅葉がシーズン。また違う季節に訪れるのも良いですね。
温泉も景色も食事も満喫した箱根旅でした(^^
(ISO200 F4.0 1/100 0.7ev 54mm)

2011年09月19日

箱根へカメラ旅(1)

箱根へ行ってきました。
近いからいつでも行けると思う...のか、ここ最近はすっかりご無沙汰していましたが、
実はまだ訪れたことのないところが、たくさんあるんですよね。
久々に自然と温泉と美味しいものを求めて、カメラと一緒にお出かけしてきました。

2011-09-19-1.jpg



まず最初は、フランスの宝飾・ガラス工芸の巨匠ルネ・ラリックの作品を展示したラリック美術館へ。
併設のCafé&Restaurant「LYS(リス)」でランチです。
赤いパラソルが素敵な一番人気のテラス席で、絨毯のような芝生を眺めながらホッと一息。

[photo data]
すべてOlympus E-410 ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5
(ISO200 F7.1 1/250 +0.3ev 20mm)

2011-09-19-3.jpg



フレンチのランチは、じゃがいも酵母の白パンとたっぷりのサラダ、
日替わりのプレート料理で1900円なり。
この日は鳥モモ肉のコンフィとアイナメのフリット、じゃがいものピューレとラタトゥウユ添えでした。
とっても美味しかったです!
(ISO200 F5.6 1/125 +0.7ev 17mm)



2011-09-19-2.jpgまだまだ残暑厳しかった東京に比べ、
さすがに箱根は日差しが多少強くとも風は爽やかで、
ほどよく冷えたアイスティがちょうど良いお天気でした。
アイスティとコーヒーはおかわり自由で、少しでも減るとすぐに注ぎに来てくれるので、
決して飲み終わらない、わんこアイスティ状態(笑。
本当にゆっくりできました。
(ISO200 F5.6 1/100 +0.3ev 35mm)




カフェから見渡せるお庭は小さいながらも、
色とりどりの花やハーブが植えられていて、ぶらっと散歩もできます。
一眼レフカメラ人口多し。心おきなく写真も撮れました(^^

(紫の花;ISO200 F3.4 1/400 +0.3ev 48mm)
(黄色の花;ISO200 F3.5 1/320 +0.7ev 54mm)



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2011-09-19-5.jpg



また、カフェの隣では、
ラリックのガラスパネルが装飾されたオリエント急行列車の車内見学とお茶が一緒に楽しめる
「LE TRAIN」という特別展示が行われていました。
列車なので、乗車は1時間に1回、45分限定という面白いシステム。
現地予約制で、お茶とデザート付きで2100円です。
今回はランチでお腹いっぱいで、こちらまでは行けなかったのが残念!
いつまでやっているのかわからないけど...次回ぜひ。

美術館に入館しなくても、レストラン&カフェとミュージアム・ショップの入場は無料です。
雰囲気も良く、静かで素敵なところでした。おすすめです。




さて今回、箱根に行く事を母に話したら「今頃は、仙石原のススキが綺麗な頃よね〜」と。
箱根は子供の頃から何度も訪れているはずなのに、
そういえば、そのススキは観たことがナイ...ということで、
ならば!と仙石原草原へ足をのばしました。
この辺りは、昔は芦ノ湖の一部だったそうですよ。だから湿原なんですね。
とにかく一面、ススキ、ススキ、ススキ!
想像以上に広大な面積に、西日に照らされたススキが輝いていました。



2011-09-19-6.jpg



遊歩道の入り口がこちら。
ここからススキの間を、ずーっと奥まで歩いて行けます。
(ISO200 F4.0 1/1000 +0.3ev 14mm)


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季節によってススキの状態は違うのですが、
私が行った9月中旬は、ちょうど金色の穂が弾けはじめた頃でした。
ススキは、私の背(162センチ)よりもっと高いんですよ。
たいていの大人の身長を越えているので、
遊歩道を歩いている人の姿は、平行して走る国道からはまったく見えません。
(ISO200 F4.0 1/640 +0.3ev 14mm)


2011-09-19-8.jpg



やっとのことで頂上まで辿り着きました。
一番上は行き止まりになっていて、ここから今来た道を戻ります。
なだらかな坂道で、小さな丘という感じなのですが、
遊歩道とはいえ、ゴツゴツした石ばかりの足場の悪いところも多く、
けっこうな距離があるので、もうとにかく汗だくです。
犬連れの方も何人か見かけましたが、最初は意気揚々と登って行く犬たちも
やっぱりキツイようで...
「あれっ、もう帰り?」というくらいの早さで、飼い主に連れられて
ハァハァと舌を出しながら、次々と私を追い越して戻って行きました(^^;
(ISO200 F11 1/125 0ev 14mm)


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ススキの後方には、ずーっと山が広がります。
神奈川県の景勝50選にも選ばれているこの草原は
「放ったらかしにしていても、この状態」な訳ではなくて、
野焼きをしたり、手入れをしたりして維持されています。
11月上旬までが見頃だそうです。
それにしても、軽い登山をしたくらいの運動量!
私の未熟な写真では、その広大さを到底表現できないほどの広さでした(^^;
(ISO200 F11 1/100 0ev 14mm)


さて、後半は芦ノ湖にたたずむ神様、箱根神社へ。
UPまで、しばしお待ちを(^^)/

2011年07月08日

竹富島アルバム

小浜島の少し東、石垣からフェリーで10分の竹富島へも行ってきました。
竹富へは、昨年コンドイビーチだけに少し行ったので、2度目の上陸です。
民宿のみで大きなホテルはなく、車エビの養殖がさかんなこの島は、
海とその町並みが素敵な、小さな楽園。
やっぱり離島になればなるほど、それに比例して海の透明度も増していきますね。

[photo data]
すべてOlympus E-410 ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5




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竹富島の赤屋根瓦の町並みは「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
小浜島の集落も同じような家が多かったですが、竹富の風景はより徹底されていて
ちょっとしたテーマパークのよう。
でも、今でもちゃんとこの家に人が住んでいるんですよ。
(ISO100 F8.0 1/250 0ev 14mm)




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星の砂が採れる星砂の浜(カイジ浜)。
ここでは、星砂を自分で見つけることができます。
砂浜に手のひらを押し付けて離し、手に残った砂から選り分けるそうですが...
そんなに簡単には見つかりません(笑
子供の頃は、星の砂というのは海の波によって普通の砂が削られて、星の形になったのかと思っていましたが、
実は有孔虫という原生生物の殻なんですよね...
それを知った時は、なんとなく夢を壊された気分で、以来あんまりロマンを感じなくなってしまった私です(^^;
でも、浜辺は美しい!
(ISO100 F10.0 1/400 0ev 14mm)



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お土産用の星砂キーホルダー。
小学生の女の子が喜びそうかな〜
まとめて何十個と買っているおじさまもいらっしゃいました。
(ISO400 F5.0 1/200 +0.7ev 31mm)




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竹富島には、猫がたくさんいます。
この日だけでも色々なお昼寝猫に会いました!
さっきの星砂お土産屋さんの裏のクーラーボックスの上で
ぐっすり昼寝中のこの猫の後ろにも、下にも、上の木の枝にも、猫がいました。
猫パラダイスです!
(ISO400 F5.0 1/125 +1.0ev 54mm)




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こちらは建物の庇の上で寝る猫。
最初、この下で寝ていた猫を撮っていて、ふと顔を上げたら
かわいい足がひょっこり覗いているのが見えたんです。
猫って涼しいところをちゃんと知ってて、さすがですね。
(ISO200 F5.6 1/100 +1.0ev 54mm)




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竹富島と言えば、集落内を観光する水牛車!
前述の由布島の水牛車は、西表島から由布島まで、ほぼ一直線の道をひたすら進みましたが、
こちらは狭い道を右にまがったり左に曲がったり、ガイドさんの説明中は止まったり、
「説明終わったよ」と言うと歩き始めたり...なかなか複雑な動きをします。
私たち乗客8名を乗せてくれた水牛は、牛車デビュー半年という3歳のオスのピー助。
牛なのにどうしてピー助なのか?は謎ですが、小さいながらも確実な歩みで
私たちを案内してくれました。
いや〜水牛ってどうやって調教するんでしょうね。賢いなぁ。
(ISO200 F5.6 1/320 +0.7ev 54mm)




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白い砂の道が続く集落の中を30分かけてゆっくり廻ります。
この道の照り返しが、ホント強烈なんです。サングラスしていてちょうど良いくらい。
あまりに暑いので、コース途中にホースが用意してあって、
ピー助は水浴びをさせてもらいます。
(ISO200 F5.6 1/640 +0.7ev 14mm)


竹富島は、太陽を遮るモノが何もありません。
気温は30度くらいで、東京より涼しいはずなのに、日差しの力強さはケタ違い!
最初は元気だった私も、だんだん暑さ負けしてしまい、
お昼ご飯のお店に入ったら気が抜けたのか、突然気分が悪くなってしまって、
せっかく頼んだご飯を、ほとんど食べられませんでした(涙
少し休んだら復活しましたが、お茶も飲んでいたし、あんまり汗ダラダラじゃなかったので
自分としては、全然体調が悪いとは思ってなかったんですよね。。
かえって大汗かく時の方が、意外に大丈夫なんだなと思いました。
昼ゴハン代わりに、普段は早々飲めない冷たい350mlのスポーツドリンク1本が
悠々と飲めたんですから、暑さ恐るべし...

昨年は、やっぱり暑さで朦朧として、
カメラを持ったまま川平湾で転んでレンズを壊したので
海に入るにはこの時期がちょうど良いのですが、
観光は、ちょっと考えないといけませんね。
地元の方の話では、
「観光は7月最初までがギリギリ。時間帯によっては、けっこうきつい。
 できれば6月までか、台風のリスクはあるけど10月〜がベスト」
だそうです。
観光も、海も楽しみたい私としては、
「注意しながら、この時期にまた行く」ことになるのだと思いますが...(^^;
やっぱり夏の島が、大好きです。




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ラストは、小浜島ホテルの水牛池に咲く、大好きな睡蓮(スイレン)です。
朝だけ開いて、昼前にはまた閉じてしまいます。
濃いピンクの花が、熱帯の空気によく合っていました。
(ISO100 F6.3 1/320 -0.7ev 33mm)

2011年07月05日

小浜島アルバム

沖縄の小浜島へ行ってきました。
東京から約2,000キロ離れた小浜島は、西表島の東に位置する小さな島です。
コンビニも信号も看板もない...とにかく人工的なものがことごとく無い!
大型土産店もタクシーも路線バスもありません。
そんな自然溢れる島内では、のんびり牛が放牧されていて、ヤギが道ばたにウロウロしていたり、
野生のクジャクがいたり、ヤドカリが歩いていたり、家の中ではヤモリが鳴いていたり...
八重山諸島の中でもとびきりのどかな風景と、どこまでもどこまでも続く大きな空が印象的でした。

[photo data]
すべてOlympus E-410 ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5

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目の前の山々は、西表島です。
到着の翌日から2日間、朝にザーッと雨が降って、その後に虹が出ました。
遠くの空を見ていると、雲の流れの具合で、どこが雨でどこが晴れているのかもよくわかります。
今回も昼間は、全日程で暑すぎるくらいの快晴に恵まれました。
(ISO200 F10.0 1/100 +1.0ev 37mm)




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遠浅な”はいむるぶしビーチ”。この日は気温31度で水温28度。
水際にも小さな魚が泳いでいたりします。
干潮になると、あれよあれよと言う間に水が引いて、
けっこう沖まで歩いて行けるんですよ。
この写真だと、手前側のグリーンの水のあるあたりまでは行けますね。
干潮満潮の影響が大きく、1日のうちに水量がかなり変動します。
(ISO100 F9.0 1/400 0ev 14mm)




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小浜島最高峰、海抜99mの大岳(うふだき)からの眺め。
踊り場も手すりも満足に無い、ものすごく急な階段を219段昇ると、
頂上から360度ぐるりと八重山諸島のほぼすべてを見渡すことができます。
しかしとにかくこの階段がきつくて、昇ってくる老若男女全員が滝のような汗。。でした。
(ISO100 F8.0 1/250 0ev 14mm)




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さとうきび畑の中をまっすぐに続く道、シュガーロード。
自転車で駆け抜けるのは実に爽快です!
今回レンタルで、初めて電動アシスト自転車というものに乗ったのですが、
あんなに楽チンだとは知りませんでした。
坂が多い小浜島を、2時間走り回っても全然楽勝!
自分用に家にも欲しくなっちゃいました(^^
(ISO100 F10.0 1/400 0ev 14mm)




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自転車でのんびり走っていると、あちこちで放牧されている黒毛の和牛に出会います。
穏やかに草をモグモグしている牛だけ見ていると、なんだかここは北海道?みたいな風景なのですが、
その先に瑠璃色の海があって、あぁ、沖縄だと思います(笑)。
小浜の牛は肉牛用で、子牛は売られて神戸牛や松坂牛などにもなるそうですよ。
(ISO100 F10.0 1/400 0ev 14mm)




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夕焼けもドラマチックです。
この時期の八重山諸島は日の入りが遅いので、19:30くらいまで充分明るく、ゆっくりできます。
西表島に沈む夕日は、紫や赤に空を染めて行きました。
(ISO200 F4.0 1/100 -0.7ev 54mm)




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ホテルの池で飼われている水牛の静香、22歳(人間年齢だと60歳くらい)です。
水牛は、30歳(人間の90歳)くらいまで生きられるそうです。
係の方に伺ったところによると、静香は昔、由布島(西表島のすぐそばの小さな島)で
観光用牛車を引いていたのだとか。
今は引退して、ここで悠々自適な生活をしているのだそうです。
そういえば2年前に行った由布島で、水牛の家系図なるものを写真に撮った覚えがあるので
帰宅してからそれを調べてみたら...いました、いました静香!
ご苦労さまでした。ゆっくりしてね。
(ISO100 F6.3 1/320 -0.3ev 25mm)




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ビーチハウスの風に揺られるハンモック。
まだシーズンより少し早いので、ビーチも混雑はなく、のんびりしています。
同じ色のエメラルドグリーンとスカイブルーの2層の海が、どこまでも広がります。
(ISO100 F5.6 1/400 +0.7ev 14mm)


実は夜、この同じ場所から、素晴らしく美しい星空を見ることができるのですが、
私はまだ星空を撮ったことがない...
なんとかなるか?と思っていたら、ぜんぜん何ともならなくて、あえなく撮影は断念(><)
しっかり目に焼き付けてきました。
街灯がまったくないので、夜は自分の手元足下も見えないほどの真っ暗!で、
遠くに見える石垣島の街灯りで、かなたの夜空が明るくなっているのが良くわかるほどです。

歩くのにも、カメラの液晶モニタの明りだけが頼り。
本当にそれしか見えないんですよ(笑)。
夜って暗いんだな...という当たり前のことをつくづく感じました。
そして本当は、夜空にはこんなに星が見えるはずなんですね。
漆黒の闇に満天の星、打ち寄せる波音と海風は、
昼間とはまた違った美しさを見せてくれました。


とにもかくにも小浜島があまりに自然豊かな場所だったので、
羽田に降り立った時、すべてが人口建造物の東京は、
まるでSF映画の未来都市のように感じられました(^^;
同じ日本とは思えない...まさに愕然、です。
ずっと私が暮らしている東京も大好きなのだけど、
やっぱり時々は、違う環境に身を置いてみるのが良いな〜と思うのでした。
今回も、頭も心も空っぽにリセットさせてくれた島の自然にありがとう!


さて次回は、ちょっと足をのばして観光した竹富島のアルバムです。
しばしお待ちを(^^

2009年04月27日

女子カメラ

20090427.jpg写真雑誌「女子カメラ」6月号のブライダル特集に、私の撮影した写真が掲載されました。
昨年に結婚した妹の、衣装合わせの時の1枚です。
投稿したことすら自分でもすっかり忘れていたので、連絡が来てびっくり!
小さく載っただけですけど、
初の全国誌進出ということで、今後の励みにしたいと思います。

実際に誌面を見て、
妹の旦那さまは、自分も写っていなかった事にちょっとガッカリしたそうです(^^;)
いや〜ごめんなさい、妹だけで。。


[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL ED25mm F2.8
ISO400 F3.5 1/25 +1.0ev 25mm
タイトルは「薔薇色の迷い」。
どれもみんな素敵で、なかなか決まりません。
でも、本当はこのままずっと迷っていたいのかも...
そんな淡いひとときを撮りました。

2009年04月11日

さくら

20090412-1.JPG満開を過ぎて、ハラハラと風に散る”散り際の桜”が一番好きです。
先日、実家の近所をカメラと散歩してきました。

桜吹雪をスローシャッターで撮りたかったけれど、それはまだ私には難しかった(笑)!
まぁ、昨年よりはそこそこ満足できるものが撮れるようになったからヨシとしましょう。

最近はデジイチカメラもどんどん低価格、高機能になってきて、
ついつい新しいのが欲しくなるけれど、そこは我慢。。
もう少し、このE410を使い続けたいと思います。


さて、先週は18日のボサノバ発表会と、26日の自分のライブのリハーサルがありました。
事前リハはせずに当日リハでも出来るのだけど、実際にしてみると、するとしないは大違いです。
細かな部分まで詰められると、本番がさらに楽しくなるし、
ご一緒するミュージシャンから、自分には演奏できない楽器(声)の事なども色々と教わることもできて、
それが今後の音楽活動の、そして曲をアレンジする時のための大変良い勉強になっています。


18日のボサノバ発表会は今年で6回目を迎えます。
会場のエスペトは、ブラジリアン・レストランでもあるので、
ブラジル料理をあれこれと食しながら観ていただけるのも、お楽しみの1つです。
そして、うちの発表会は”ただ順番に出てきて歌うだけ”ではありません(^^)!
MCもしっかりネタ仕込みしての出演ですから、自分で言うのもなんですが本当に面白いんですよ〜!
今年はゲネプロまでしたし、さらに素敵になることと思います。

26日のライブは、初の女性ヴォーカル・デュオの自分のライブです。
いざリハの録音を聴いたら、コーラスであっても明らかに前面に出過ぎる私の声...
「メイン・ボーカルとコーラス(ハモリ)を行ったり来たりして歌う」ことは、
思いのほか難しいことが判明しました。
通常なら1曲の間、メイン・ボーカルならメイン用の、コーラスならコーラス用の歌い方;
そのどちらかができれば良いのですが、
今回はメインとハモリが1番と2番で入れ替わったり、フレーズの途中で入れ替わったりするので
その都度、声を調整する必要があるのです。
本当に微妙な調整なんですけどね... それがとても大切なのです。

あらためて、トッキーニョとヴィニシウス、カエターノとジルベルト・ジル、日本人ならチャゲアスだって、
2人共が1曲の中でメインとコーラスを行き来して歌えるというのは
実はとてもすごい事なんだな〜と実感しました。
きっと無意識にそれができるようになるんでしょう。。ということで、目下最終調整中です。


リハと言えば、昔、学生の頃にアマチュア・バンドをやっていた頃、
スタジオに入ると黙々と個人練習を始めるメンバーが必ずいて、
 
  どうして練習して来ないの??
  スタジオでは全員で合わせる練習をするんでしょう??

と、言いたくても言えずそれがとってもイヤだったのだけど(苦笑)、今はそんな心配がほろ苦く、懐かしくさえ感じます。

プロ意識のある人とのリハは楽しくて、3時間くらい本当にあっと言う間です。
さくらが今年の色を静かに終える頃、どちらの本番もやって来ます。
今からワクワクしながら、練習に勤しむ私なのでした。

20090412-2.JPG20090412-3.JPG
[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro

1)ほんのり桜色の花びら。
蕾がこんなに綺麗なピンクだとは、カメラを始めるまで気付きませんでした。
ISO100 F2.0 1/1600 +1.0ev 50mm

2)駅前の桜並木。子供の頃から通り慣れた好きな道の1つです。
ISO100 F2.0 1/2000 +0.7ev 50mm

3)実家マンションの庭の桜を、ベランダから。
両親はマンションを買う時、この桜の真上の部屋を意図して選んだのだとか。
ISO100 F2.0 1/3200 +0.3ev 50mm

2008年11月14日

LADUREE

20081114-1.jpg20081114-2.jpg色鮮やかで美味しいマカロンで有名なLADUREE(ラデュレ)のティールームへ行ってきました。

このカフェは、昨年パリに行った時に本店を訪れて以来、すっかりファンに。
今年7月に日本初上陸のニュースを聞いた時には、東京にもできるなんて!!...と舞い上がったのですが、オ−プン以来、カフェ2時間待ち、スイーツの買い物も1時間待ち...という混雑情報にちょっとメゲて、ほとぼりが醒める頃を見計らっていたのです。


20081114-4.jpg20081114-5.jpg目論み通り、この日は11時に入店したら、土曜日だったのに待ち時間はわずか数分で済みました。
(食事が終わって出てきた頃には長蛇の列でしたので、早めがポイントです)
席に案内されると、店内は女性でい〜っぱい!
パリでは、おじさま2人組がビジネスランチに利用したりしていて、しかも、食後には大きなケーキのデザートなども召し上がっていたりして、それがとっても自然な感じだったので、
「フランス人ってすごいな〜」
と訳もわからず感心したものですが、日本にはそんな人は居ませんでした(笑)。
意外にも、カップルは3組くらい?と少なくて、デートでもあまり利用されていない模様...
誕生日なんかに連れてきてもらったら、かなり嬉しいと思います!(^^)が。
おひとり様の女性も、けっこういらっしゃいました。
1人でゆっくりというのも、優雅でいいですね。

さて、お食事メニューのお値段はちょっと高めではありますが、紅茶はポットサービスでだいたい1300円前後です。
(価格はパリとほぼ同じだと思います。昨年はユーロも高かったので、値段は考えないようにして食べたのを思い出しました)
内装の豪華さ、お料理の見た目の美しさ、美味しさといい、パリと同じで、私は満足でした。
自分の家がこんなヴェルサイユ宮殿みたいだったら、ちょっとうっとおしいですけど、たまに来るなら、ゴージャスで華やかな雰囲気は非日常的で素敵です。

ケーキも色合いがとっても綺麗で、見た目ほどしつこく甘くないんですよ。
そして、何と言っても紅茶のおすすめは「マリー・アントワネット」。
販売品は日本では在庫切れで今は手に入りませんが、カフェでは飲むことができました。
一口飲んで「おぉ〜っ」と思わず言ってしまうような薔薇の香り漂う素敵なお茶ですので、ぜひお試しを!

20081114-3.jpg20081114-7.jpg思い起こせば小学校低学年の頃、母に連れられて銀座の風月堂の喫茶室(当時はカフェなんて言葉はなかったかもしれないですね)に連れて行ってもらった時に、ハリオのティーポットで出てきた紅茶との出会いが、紅茶好きになった始まりだったような気がします。
それがあまにも美味しくて、
「紅茶ってこんなに美味しいんだ!」
と、子供ながらに感動したのをよく覚えています。
あの柔らかい味と香りは、色々な茶葉が入手できるようになっても、なかなかお店のように自分では再現できないですけど...
やっぱり「お店の雰囲気も味のうち」ですしね。

カメラ持参の方も多数(^^)。
一眼レフも、私の他にもう1人いましたよ!

20081114-6.jpg20081114-8.jpg


◆LADUREE-TOKYO(銀座三越 2F)
[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL ED25mm F2.8
1)カフェ入口にあるマカロンタワー
ISO400 F2.8 1/60  +0.3ev

2)各テーブルにはピンクの薔薇。
ISO400 F2.8 1/25  +0.7ev

3)キャンドル形のライト
ISO400 F2.8 1/80  +0.3ev

4)マリー・アントワネットの紅茶
ISO400 F2.8 1/30  +0.3ev

5)ベジタブル・サンドイッチ
ISO400 F2.8 1/25  +0.3ev

6)ケーキ各種
ISO400 F3.2 1/160  +0.3ev

7)テーブルセッティング
ISO400 F2.8 1/50 +0.3ev

8)窓際の席からは歩行者天国の銀座4丁目交差点が一望。
ISO400 F2.8 1/640  +0.3ev

2008年10月12日

結婚式

20081011-1.jpg20081011-2.jpg20081011-3.jpg妹が結婚しました。
朝降っていた雨も、まるで挙式開始に合わせたかのように止み、綺麗な青空が覗く気持ちの良い天気に!
東京湾を臨む会場の大きな窓からは、陽射し降り注ぐ海と、夕暮れ、夜景に至るまで様々な表情を楽しむことができ、それらが共に佳き日を演出してくれました。

私はと言えば、とにかく「泣かないこと」が最大の課題。
普段から涙もろいので、あまりメランコリーにならないように、ひたすら「今」を楽しもうと心掛けました(^^;)
だって、結婚式はおめでたい事なんだし、泣いても化粧が崩れるだけで良いことないですからね。
新郎・新婦の2人も、とても嬉しそうでした。

そしてもちろん、写真をたくさん撮りました。
この日のために購入した新しいレンズの使用感も快適で、とにかくシチュエーションが良いので撮りたいものがいっぱい!!
こういう時、身内はいいですね。
何をしてても「姉さん張り切ってるな〜」と思われるだけで、誰にもイヤな顔はされません(^^)
気兼ねなくウロウロできるし、いろんな角度から狙うことができました。

挙式から披露宴終了までの約4時間で、撮った枚数のべ402枚!
しかしながら終わりに近付くにつれ、疲れて来たのか?周囲が暗くなってきたからか?
手ブレが激しくなって、NG写真が続出。
そして、顔検知機能もない私のカメラは、暗い室内での2人以上の人物撮影が大の苦手。
ホテルのムーディーなオレンジ色照明は特に撮影が難しく、そんな所での集合写真は全滅です...
こういう場合は、プロのように外付けのフラッシュを焚くか、あるいはただのコンパクトデジカメの方が綺麗に撮れるなと実感しました。

今年の初めにカメラを始めてから、事あるごとに2人にモデルになってもらって撮っていたので、
「2人の生い立ちスライドショー」などでも、知らぬ間に数多く私撮影の写真が使われていました。
不思議なもので、自分が撮影したものというのは、すぐにわかるんですね。
これはコンパクトデジカメを使っていた頃にはなかった感覚なので、以前よりは心してシャッターを押しているのだなぁと思いました。

20081011-4.jpg20081011-5.jpg仕事で忙しい中、受付台、ウェイティングルームに始まり、披露宴の至る所に心のこもった演出を企画した妹たちも大変だったと思います。
でもその甲斐あって、ゲストにも存分に楽しんでもらえたんじゃないかな〜
親戚や親しい友人のみを招いたアットホームな式だったこともあり、身内が言うのも何ですが、楽しくて&居心地が良くて、とにかくあっという間の1日でした。

「幸せ」に立ち会えるのは良いですね。
これからも末永く、お幸せに♪

[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5
1)いよいよ挙式開始の瞬間。
ISO800 F3.5 1/60  +1.0ev 54mm

2)2人の背後にある大きな窓からは、レインボーブリッジが一望。
ISO400 F3.2 1/100  +1.3ev 17mm

3)新郎・新婦席に飾られたキャンドル。
ISO400 F3.3 1/200 +0.3ev 38mm

4)挙式後には、参列者でバルーンを飛ばしました。
ISO100 F4.5 1/1000 +0.7ev 14mm

5)結婚指輪とブーケ。
ISO800 F4.0 1/6 +0.7ev 33mm

2008年10月01日

初・写真展

20081001.jpg6月に参加したモデル撮影会での作品が、グループ展で展示されることになりました。
6月講座と8月講座における講評会提出作品の掲示で、3枚の組写真をA3ノビサイズ内に構成してくださるそうです。
自分の写真がどんな風に見えるのか?ぜひとも潜入してこようと思います。

8月講座は男性モデルの撮影会で、こちらの作品もとても楽しみです。
女性モデルを撮影する時でさえ、モデルさんの目力にかなりのドキドキだった私としては、男性モデルを撮る自信はとてもなく...参加断念。
きっと格好良い写真が色々と仕上がってるんだろうなぁと思います。


小さな小さな作品展、とりあえずは小さな1歩ということで。


■PhotoRouge 〜modeles(モデルズ)〜 参加者作品展
【期間】2008年10月1日(水)〜31日(金)

【場所】「Deco's Dog Cafe 田園茶房」
  東京都大田区田園調布2-62-1 東急スクエアガーデンサイト北館1F
  03-3722-5033
  http://www.hot-dog.co.jp/cafe.html#

【主催】オリンパスデジタルカレッジ事務局


そして、なにも田園調布まで行かなくても、写真はオリンパスHP内でもご覧になれます。
めでたく私の作品もUPされ、村尾講師のコメントまでいただきました!
これを励みに、またカメラ修行に勤しみたいと思います。

■Photo Rouge 女性のための写真講座レポート
http://www.olympus-zuiko.com/school/real/report/acad_women/080614a/index.html

今夏はお散歩カメラも躊躇われる程の暑さでしたが、すっかり良い季節になって、秋らしい1枚を撮りに出かけたくてウズウズ...
行きたい場所ばかりが増える今日この頃です。
そして、いつの日か小さなギャラリーで、写真の個展かグループ展をしてみたいなぁ〜
ギャラリーって、なぜか昔から憧れなんですよね。
オープニングパーティでは、もちろんボサノバライブ!と、夢は膨らむのでした(^^)。


[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL ED25mm F2.8
前述の友人カフェにて。
ISO800 F2.8 1/10  0ev


2008年08月04日

ライブでカメラ

20080801-1.jpg20080801-2.jpg20080801-3.jpg

最近、ちょこちょこと友人のライブで写真を撮らせてもらっています。
先日は世田谷・祖師谷大蔵にあるカフェ・ムリウイでのイーズカヒトシさんのライブにお邪魔してきました。

ジョアンを彷佛とさせる吟遊詩人イーズカさんですが、もう1つカメラマンの顔も持っていらっしゃって、フィルムカメラをご愛用!
何度も個展を開くほどの腕前です。
モノクロメインの作品は、歌と同じく渋くて良い味なんです。
「デジタルも持っているけど、設定が面倒くさいし、なんか面白くなくてやめちゃった」
との事ですが、カメラを熟知していないと、そうはなかなか言えませんよね、さすがです。
そんなこんなで、カメラの話とボサノバの話で楽しいひとときとなりました。

イーズカさんの写真ブログ;『とぼとぼさんの写真帖』
http://tobotobosan.jugem.jp/


[photo data];左上から
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL ED25mm F2.8
1)ムリウイの入口看板。
都心のビルの屋上に突如現われたオアシスという佇まいです。
[ISO800 f2.8 1/125 0ev]

2)演奏中はキャンドルのライトでほの暗く、窓からの風が心地よい夜でした。
[ISO800 f3.5 1/3 -1.3ev]

3)今月のゲスト;ハーモニカのカズさんとの共演風景。
[ISO800 f2.8 1/10 -1.3ev]


===========
そして2日後。
下北沢のカラードジャムで行われた大高タカコさんのライブに、パーカッションの井手野さんを撮影しに潜入。
当日に初対面の大高さんにも快諾いただき、2ステージ目をバシバシ撮影させてもらいました。

今回はかなりウロウロさせてもらえたので、そばに寄って撮ることができました。
しかし。。撮っている方は夢中だし楽しいので忘れがちですが、演奏中に人が動くと演奏者も気が散るし、観ているお客さまにも迷惑になるんですよね...
手ぶれ防止のために壁に張り付いて撮り続ける私を、この日は皆さんあたたかく見守ってくださいましたが、
「始まって数曲目くらいにパッと出て来てパシャパシャッと撮って、さっさと帰っていく」というプロカメラマンの撮影スタイルの意味が、今さらながらよくわかりました(^^;)
私もさっさと良い写真が撮れるように、早くなりたいものです。。


20080801-7.jpg20080801-5.jpg20080801-6.jpg

それにしても、撮るまでいくらでも止まって待っていてくれるモデルを撮影するのと違い、動いている人を撮るのはなんと難しいことでしょうか!!
「あ、その表情!」
と思ってシャッターを切っても、いつも思ったのと違う、その後の画が撮れているのです。
そして気付きました。

  観てからシャッターを押していたんじゃ間に合わないんだ...

音楽で、いちいちリズムを確認しながら入ると遅くなるのと同じなんですね。
常にノリを身体で意識して、他の音と一緒に流れに乗るように歌う、あの感じというか、きっとそれなんだろうなと思ったのです。

   ...ということは、カメラでは、
   被写体の動きを予測してシャッターを切らないとダメなんだ!

まぁ、わかったからと言って、実際にすぐにできるかわからないし、もしかしたら高性能のカメラだったらシャッターの切れるスピードが早くて、そういうストレスは少ないのかもしれないけど、やってみる価値はありそうです。
まずはこれを発見したことが、私にとっては今回の大きな収穫でした。


そして、思いのほか表情がコロコロ変わって面白かった井手野さん。
一緒に演奏している時は自分がいつも井出野さんよりも前方にいるのでわからなかったけど、始終、表情豊かでした。
最初、カメラを向けているから思わず笑ってしまうのかな...と思ったら、
「僕はいつもこうなんです。顔で演奏してるとよく言われるんです」との事。
アーティストの表情に動きがあると、撮る&観るのは楽しいのはもちろん、その方がより自然に見えるものなんだな〜と思いました。
撮る側になることで、改めてパフォーマンスを考える良いきっかけにもなりました。

今回、撮影させていただいた皆様、どうもありがとうございました♪

20080801-4.jpg20080801-8.jpg

[photo data];左中段から
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
4)ギター弾き語りの大高タカコさん。
MPB、サンバなど躍動感のある曲を多く歌ってらっしゃいました。
ジャヴァンの大ファンだそうです。
[ISO800 f2.8 1/200 +0.7ev]

5)パーカッションのセッティング。
いつも、小宇宙だな〜と思います。
[ISO800 f3.5 1/10 +0.3ev]

6)パーカッションの井手野さん。
本当はもっと楽器を入れて手元の動きを撮りたかったけど、ポジションが奥すぎて叶わず...!
[ISO800 f2.2 1/400 +0.3ev]

7)お店の壁にディスプレイされた酒瓶。
落ち着いた雰囲気の綺麗なお店でした。
[ISO800 f3.5 1/50 +0.3ev]

8)大高さんのギターはラミレス。
奥に写っているのは同じくギターで共演の日野雅司氏。
[ISO800 f2.2 1/1250 -0.7ev]

2008年07月14日

CICOUTE CAFE

20080714-1.jpg20080714-2.jpg下北沢でカフェをしている友人がいます。
駅前の商業区域からはちょっと離れた、閑静な住宅街の一画にある落ち着いた雰囲気のお店です。
最近は、かれこれ5年以上通っている同じく下北沢の美容院の帰りに立ち寄っていて、早速カメラを持参して写真を撮らせてもらいました。

カフェを経営するというのは、実はちょっと憧れでもありますが、実際はそんなに簡単なことではないですよね。
繁盛したらしたで忙しくて大変だし、かといって忙しくなければ困るし...
私が月イチでライブをさせていただいているカフェ・フーケも、本当にいつもお店の方は忙しくされていて、”店員さんが暇そうにしている”というのを一度たりとも見たことがありません。

でも、お客さんはその分、思い切りボーッとできます(^^)
お店の名前「CICUTE CAFE(チクテ カフェ)」は、フランス語をヒントにした造語だそうです。
日常の喧噪からしばし解放してくれるカフェ。今度はゆっくりランチにも行きたいなと思います。


20080714-3.jpg20080714-4.jpg20080714-5.jpg20080714-6.jpg

[photo data]
上左から Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL ED25mm F2.8 

1)カフェオレはさっぱりとした優しい味です。
[ISO800 f2.8 1/20 +2.0ev]

2)手作りパンや雑貨の販売もしています。
[ISO800 f4 1/40 +1.7ev]

3)ハチミツ。今回一番のお気に入りの写真。
[ISO800 f2.8 1/50 +1.7ev]

4)地元のお洒落な奥様方が次々と迷わず買っていく人気のマフィン。私もファンです。
[ISO800 f4 1/60 +2.0ev]

5)パンのラッピングもシンプルで素敵です。
[ISO800 f4 1/50 +2.0ev]

6)【CICOUTE CAFE】
open 9:00-21:00 close wednesday
http://www.cicoute.com/
京王線下北沢駅 西口より徒歩5分 エグザス向かい
[ISO400 f2.8 1/40 0ev]


2008年07月03日

ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8用 レンズキャップ

20080703-1.jpg20080703-2.jpg20080703-3.jpg
探していたものが、やっと見つかりました。
カメラレンズのフロントキャップ(レンズキャップ)です。

普通は、レンズキャップというのはレンズに付属してくる物なのですが、今回購入したオリンパスのZUIKO DIGITAL 25mm F2.8には、ワンタッチ式のキャップが付いていないのです。

レンズキャップは、カメラを使用していない時にレンズを保護する役目をしています。
普通のコンパクトデジカメは、レンズが自動で開いたり閉じたりしますよね。
要は、それを自分の手でやる訳です。
もちろん、このレンズ(以下、通称2528)にもキャップは付いてはいるのですが、何故か金属製のねじ込み式キャップ(写真一番左)!
溝にキュッキュッといちいちねじ込まなくてはならず、パッと撮りたい時になかなか外せない、外した後もハメにくく、掴みどころもなく、うっかり落としでもしたらカランカランと派手な音を立てて、どこまででも転がって行くのです...
大変評判の良いレンズ自体とは裏腹に、ネット内でも大不評だったのでした。


じゃあ別売のを買えばいいや、と思っても、そうは行きません。
なぜか2528用のワンタッチ式レンズキャップに純製品はない!
しかも、いつもは付属のレンズフードまでもが別売(こちらは純製品あり)。
発売元のオリンパスは
「ワンタッチ式レンズキャップについては、レンズフィルターで代用して欲しい」
とのコメントを出しているのですが、フィルターじゃなくて、キャップが欲しいの〜っ!!
確かに、ねじ込み式キャップはクラシカルでお洒落ではあるけれど、ワンタッチ式(写真 真ん中と右)に慣れてしまうと、本当に使いずらいんです。
開発上で何か経緯があったようですが、何とかならないんでしょうか。ねぇ。


まぁ、レンズキャップなんて色々あるみたいだし、純製品じゃないのをどこかで探せばいいや、と軽く思って購入し、実際に探したところ...それが、売ってないんですよ!
決して珍しい径(=キャップの直径)でもないだろうに、お店にもない。
ネット上でヒットしたのは、同じく「探しているけどみつからない」「何で代用できるか?」などのユーザーの掲示板ばかり。。
私が辿り着けたショップは、わずか2社のみでした。
そのうち1社は商品写真もない...これではちょっと何が来るのか怖くて注文できませんよね。


この2528レンズというのは、パンケーキレンズという愛称のあるほど、薄くて軽く、見た目にも愛らしいレンズなのです。
特に、世界最小最軽量の410シリーズのカメラに付けると、クラシックカメラのような概観になります。
なので、ユーザーにとっては「見た目」も大変重要で、明らかにその薄さが台なしになるような大振りなキャップや、色合いや素材感があまりに違うようなキャップは、たとえあったとしてもNG。
しかし、そんな見た目もよくてピッタリなものを、実際に実物を見て確かめられないネットで買うというのも、ある意味「賭け」です。
径が同じでも、ピッタリしないかもしれないし、でも、なくても使いずらくて困るし...
カメラ用品なんて今まで買ったことすらなくてよくわからないし、うーん、どうしよう...


検索で見つけたもう1社は、カメラアクセサリーを取り扱っている名古屋の「八仙堂」という会社でした。こちらは商品写真もちゃんと出ています。
どうせなら、レンズフード装着時にも付けられるキャップも一緒に欲しかったので、2種類注文することに。
レンズフードは、直射日光の影響を防ぐ役割をすると同時に、レンズを衝撃から守る働きもあります。
こんなの付けて意味あるのかな?と最初は思っていた私も、写真講座でお世話になった講師の方々が
「落としたり、ぶつけたりした時に、レンズフードが割れてもレンズは無事だった!ということはけっこうあるから、
 付けてた方が良いよ」
と仰っていたのを聞いて、必ず装着するようにしています。

そして、
レンズフードは純製品を購入し、キャップについては
「もし付けてみて合わなかったら、諦めよう」と腹をくくって、注文してみたのです。


振込みをした翌日、すぐに商品が届きました。
ドキドキしながら装着してみると... ピッタリです!
まるで最初からこのために作られたみたい!!
見た目まったく違和感ないですし、お値段も涙が出そうな程にお手ごろ。
このキャップがついて元々のレンズ価格が数百円アップしたとしても、消費者は嫌がらないと思うけどな〜

...ということで、2528用の汎用キャップをお探しの方の参考になれば幸いです。
こちらのお店のレンズキャップは、径34mmよりももっと小さいものからバリエーションがありますので、他にも何か見つかるかも。
おススメです。


「八仙堂」
http://store.shopping.yahoo.co.jp/hassendo/a5eca5f3a54.html

●ワンタッチ式レンズキャップ(径43mm)¥200
●ワンタッチ式レンズキャップ(径34mm)¥200
(代金支払方法や送料については、お店のHPでご確認ください)


写真左から;
E-410+
●ねじ込み式 付属品レンズキャップ装着時
●ワンタッチ式レンズキャップ(径43mm)装着時
●レンズフード(純製品 LH-43)装着+ワンタッチ式レンズキャップ(径34mm)装着時


2008年07月01日

PhotoRouge ~modeles「初恋の人」

20080702-1.jpg20080702-2.jpg20080702-3.jpg

嬉しいことは続くもので、先月参加したオリンパス主催のモデル撮影会で撮った写真が、優秀賞3作品のうちの1つに選ばれました。
組写真は初めての試みで、かなり大変だったのですが、選ぶ作業というのも実は楽しかったです(^^)。
何より、自分の写真とあらためてじっくり向き合う事ができて、とても勉強になりました。


講評会では、まずは講師の村尾先生にプロジェクターで、拡大した1人1人の写真を講評していただきます。
その後、実際の写真を前に、撮影者本人がそれぞれの組写真のストーリーをプレゼンテーションし、難しかった点などを語る...という形式で進められました。

私の作品のタイトルは「初恋の人」。
  憧れの彼女は、女神のような女性。
  でも、眩しすぎて、まともにその笑顔を見ることもできない。
  だから、授業中にうたた寝している彼女をそっと見たり、
  その健康的で綺麗な足をチラ見したり...
  告白はおろか、
  真正面から瞳を見つめることもままならなかった
  オクテな男子学生目線での淡い初恋...を表現しました。


他の方の作品も、皆さんとても素敵でした。
人の作品を観るというのも、これまた大変勉強になります。
特に、同じく優秀賞に選ばれた方の「さよなら」というタイトルの作品は、同じシチュエーションで撮ったとは信じ難いほど寂し気な、淡いトーンのナチュラルな3枚で、私は個人的にはこの方の写真が一番気に入って、こんな風に撮れたらいいな〜と思いました。
私のはかなり直球勝負ですから(笑)。
でも初心者の場合は、表現の方向は、最初はストレートに「楽しい!」「悲しい!」「嬉しい!」「悔しい!」など、はっきりした方が人には伝わりやすいんですよね。微妙なニュアンスを伝えられるようになるのは、その後です。
だから、今回はこれでまずは良かったかなと思っています。

村尾先生には、モデルを撮る際のコツや、構図のヒント、撮影の心構えなど、かなり具体的かつ実践的なお話も聞くことができ、個別の質問などにも丁寧にお答えいただき、有意義な講評会となりました。

「よみうりペット」に引き続き、どちらもとても小さな賞ですが、私にとっては大きな励みです。
少しずつでも、観る人が何かを感じてくれる写真が撮れたらいいな、と思います。
今回の賞品は、村尾先生撮影の宝塚トップ;朝海ひかるさんの写真集でした。
これで構図など、さらに勉強したいと思います!


(だいたい3カ月後くらいになりますが、今回の撮影会のレポートと優秀作品は、オリンパスHP内のPhotoRougeレポートにも掲載されます)


[photo data] Olympus E-520 左から;
(1)ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5ー5.6
ISO100 F5.6 1/25 +3.3ev 42mm

(2)ZUIKO DIGITAL ED50-200mm F2.8-3.5
ISO400 F5 1/20 +1.0ev 96mm

(3)ZUIKO DIGITAL ED50-200mm F2.8-3.5
ISO100 F3.5 1/15 +1.0ev 50mm