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2009年09月25日

MySpace

20090925.jpgMySpaceで、ポルトガル語のオリジナル曲を試聴いただけるようになりました。
http://www.myspace.com/akikoyanagisawa

作詞・作曲・Vo&Gr;柳沢暁子ソロ
1●Alvorada(夜明け)
2●Se voce quiser(きみが望むなら)
3●Voce nao sabe(あなたは知らない)
4●Minha vida vagabunda 〜あるノラ猫の日常〜
(スタジオでのラフ・レコーディング)

ご自身がMySpaceに登録していなくても試聴可です。
左メニューの「試聴」<MySpace からもリンクしています。
ぜひどうぞ!

まだ私はMySpace自体を全然使いこなせていませんが...(^^;)
マイフレ・リクエストはお気軽に。

[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5
ISO800 F7.1 1/100 
試聴用仮アルバム名は「Alvorada」(夜明け)。
写真は夜明けではなく、西表島の月が浜の夕暮れです。

2009年04月19日

「ヴィニシウス〜愛とボサノバの日々〜」

20090418.jpgまたまたボサノバ映画の公開です。
今回は、数々の名曲の作詞家ヴィニシウス・ジ・モライスのドキュメンタリー。
ボサノバ好きはぜひ!

『ヴィニシウス〜愛とボサノバの日々〜』
公式サイト http://www.vinicius.jp/

◎渋谷シアターTSUTAYA
 http://www.theater-tsutaya.jp/pc/
 東急本店前 渋谷シティホテル手前左折すぐ
◎4/18(土)より公開〜終了日未定
◎上映時間:上記サイトでお調べいただくか、
 渋谷シアターTSUTAYAへ直接お問い合わせください。
 <お問い合わせ>03-3464-6277


映画公開にちなんで、館内カフェ「Prologue」にてライブを行います。
映画を観なくても、カフェのみ来店も可能ですので、お気軽にお立ち寄りくださいませ。
水曜日はレディースデーで、女性は鑑賞料金が1000円になります♪

◆4/22(水)
◆渋谷シアターTSUTAYA内 カフェ「Prologue」
 http://www.theater-tsutaya.jp/pc/about/cafe_index.html
◆チャージ:無料(+要1オーダー)
◆ライブスタート16:00〜(30分×1ステージ)
◆柳沢暁子 (Gr&Vo) 井手野 敦(Per)

[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
ISO400 F2.0 1/160 +1.0ev 50mm
実家で寛ぐ愛犬パピ。今月23日で満9歳になります。
視線の先には、洗濯物を取り込む母の姿が(笑)。

2008年12月10日

ジョアン・ジルベルト来日公演中止のお知らせ

不安が適中してしまいました...

12/13(土)、14(日)に東京国際フォーラムで予定されていた
ジョアン・ジルベルト来日公演が中止になってしまいました。

「本当に来てくれるのかな」「大丈夫なのかな」
と、延期になった時から心配していたのですが。

とにもかくにも、お歳なので仕方ないです。
身体が一番大切ですしね。

ジョアンが来れないなら私たちが行くよ!ということで
日本から「ジョアン・ライブ観覧 ブラジルツアー」なるものがあったらいいですね。
仲間内で主催したいくらいです〜(笑)!

【公式HP】
http://www.joao-concert.jp/

2008年10月27日

ジョアン・ジルベルト来日公演;延期&中止のお知らせ

20081027.jpg来月初めに予定されていたジョアン・ジルベルト公演がまさかの延期...!!
そして、横浜公演は中止になってしまいました。

とりあえず、12月には元気に来日して欲しいものです。
詳細については、各自お申し込みになった会社・機関へ直接お問い合わせくださいませ。

<延期>
◆公演日時:2008/11/01(土) 15:00開場 16:00開演 →12/13(土)へ振替
      2008/11/02(日) 15:00開場 16:00開演 →12/14(日)へ振替
   会場:東京国際フォーラム ホールA

<中止>
◆公演日:2008/11/03(月・祝) 15:00開場 16:00開演 →中止
  会場:パシフィコ横浜 国立大ホール

■e+(イープラス)公演中止/延期/変更のお知らせ
http://eplus.jp/sys/main.jsp?uji.verb=GGWF03_list&uji.bean=G.apl.web.bean.JOAG011101Bean&uketsukeInfoKubun=001&kogyoCode=016471&ZScreenId=GGWF01


[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5
ISO200 F4.5 1/40  0ev  54mm
先日のフーケライブを観に来てくれたギタリストK氏とSちゃんがお土産にくれたドラゴンフルーツ。
ショッキングピンクが綺麗です。
この日はビデオまで撮っていただいて、どうもありがとう♪

2008年08月08日

『こまねこ』と『This is Bossa Nova』

20080808koma.jpg昨夏公開されたボサノバのドキュメンタリー映画『This is Bossa Nova』のDVDをやっと入手しました。
ついでに、かねてより気になっていた『こまねこ』DVDも一緒に購入。
”こまねこ”は、NHKのキャラクター”どーもくん”などでお馴染みの合田経郎氏監督の作品で、「コマ撮りをする猫」の人形アニメーション(劇場公開は2006年)です。

もともとミニチュア好き&猫好き&人形アニメーション好きの私としては、
「何これ? かわいい!!」
と、新聞の記事でこまちゃんを一目みた時から釘付け。
物語も、柔らかく優しいストーリーで、しかも登場人物(猫物?)たちは「にゃっ」と、ネコ語で喋るのです!
あまりのかわいさに、ちょっとくらいのイヤなことなんか忘れてしまえそうです。。


動きがものすごく良くできているので、ふと忘れてしまうのですが、人形アニメーションやクレイアートアニメーションなど立体が動く映像は、1秒間に24コマもの画像を撮影して繋げていくという気の遠くなる作業を繰り返して作られているんですよね。
こういう作品が大好きな私でも、さすがに自分でやってみたいとは...というか、できないなぁと思います(苦笑)。
職人業に、脱帽!

...というわけで、ミニチュア物は観る専門ですが、特典映像のメイキングを観ていたら、「簡単にできる立体アニメーションの作り方」をアニメーターの峰岸裕和氏が語っていて、ちょっとそのへんのぬいぐるみでも動かしてみようかと思ったりしてしまうのでした。


さて、ボサノバDVD『This is Bossa Nova』は、本当に良い映画です。
以前にも書いた通り、かなり専門的ではあるので、決して「誰にでもわかりやすい」とは言いませんが、それだけにしっかりとボサの神髄を表現していますし、出演アーティストの演奏もブラジル音楽の本家本元揃い!
2回目も、食い入るように観てしまいました。
それに、BGM画像代わりに流すのも良いかな〜と思います。
歌はともかく、普通はなかなか「ブラジル人が話しているポルトガル語」を聞く機会もないという方にも、このDVDはおすすめです。
我が家ではブラジルのIPCTVを受信できるようにしていますが、興味のない話題だとぜんぜん内容がわからないし、ドラマは口語すぎて難しいし、繰り返し聞いて練習できないですしね(^^;)


でも、映画館で最初に『This is Bossa Nova』を観て、私が一番印象に残ったもの...
それは、誰かの証言でも演奏でもなく... 実はガレのランプでした。
巨大キノコみたいな格好の、オレンジ色っぽいスタンドランプと言えばおわかりいただけるでしょうか。
今まで、それがなぜそんなに高価なのか、皆に求められる一流品なのか、庶民の私には全くわからなかったのですが、ホナルド・ボスコリについて語っていたミエリのインタビューで、彼の後ろに何気なく置いてあったランプを観た時に、なぜかものすごく心魅かれるものがあって...自分でも驚いたのでした。

「ガレのランプって、やっぱり素敵なんだね」
一緒に観に行った妹と唯一意見が一致したのも、ココでした(笑)。


どちらも明らかにメジャーではないかもしれないけど、大きなレンタル店ならあるかも?しれません。
ボサ好きには『This is Bossa Nova』。
猫好きには『こまねこ』を、ぜひ。

2008年03月30日

ジョアン・ジルベルト来日公演

20080319.jpgまた今年、ジョアンが来日するようです。
今度はどんな伝説を残してくれるのか?
有楽町の街が、また熱気に包まれそうです。

◆11/1 (土)東京国際フォーラム
◆11/2(日)東京国際フォーラム
◆11/3 (祝・月) 横浜(会場名は現在未発表)

【Joao Gilberto Official Site】
http://www.joaogilberto.net/

2007年09月02日

This is Bossa Nova

ThisIsBossaNova.jpgボサノバのドキュメンタリー映画『This is Bossa Nova』を、やっと観てきました。
結論から言うと、想像以上に素晴らしかったです。
こんなにきちんとボサノバの神髄を表現した映像が、今まであったでしょうか??
もう絶版になってしまったルイ・カストロ著「ボサノバの歴史」を、忠実に映像にしてくれた...という感じです。
どこを取っても納得の行く出来で、ボサノバがさらに好きになりました。


ボサノバ・コンサートが始めて開かれた場所、ナラの自宅のボサノバ・サロン、メネスカルとカルロス・リラがギター教室を開いていた場所... 
こういうところだったんだ!と、今まで色々な書籍で知っていた文字の情報が、映像として始めて確認できました。
さまざまなアーティスト達のポートレートも、映画の中でたくさん出てきて、
「あぁ、これはこういう時の写真だったんだな」
と、その時の時代背景を一緒に確認することができるのは、嬉しいことでした。


そして、現在も活躍するブラジル人アーティストたちの演奏、数々の名演奏のシーン、キーマンのインタビュー等々、盛り沢山の内容で、あっという間の2時間です。
そして、何より映画館のスクリーンいっぱいに広がるリオの美しい風景!
懐かしさで胸がいっぱいになりました。

「リオの美しさが、ボサノバを作った...」
映画でもそんな言葉が出てきましたが、本当にその通りだと思います。
あの海と、太陽と、山々と、太陽の匂い、風と光がなければ、ボサノバは生まれなかったでしょう。

音楽的な見地からの分析も、興味深かったです。
ジョアンについては、いつもの通り本人からの証言が取れないので、廻りの人間からの「あぶり出し」で描かれていましたが(笑)、ジョアンのボサノバと、メネスカルとリラのボサノバの関係が、この映画ではきちんと説明されています。
また、ジョビンがクラリネットのジャズ・ミュージシャンと「Samba de uma nota so'(ワンノートサンバ)」を演奏するシーンで、ラストの部分のリズムが合わなくて、教えるという場面があるのですが、実はここ、私が生徒にこの曲を教えている時も、いつも生徒がリズムを取れない場所と同じだったのです。
シンコペーションの場所を誤るとラストが伴奏とメロ(ここではピアノとクラリネット。ギターと歌の場合も同じ)が合わなくなるのですが、リズムの取り方がジャズやポップスと、ボサノバ(ブラジル音楽)は違う、という典型的な例だと思いました。


全体的に大変満足な内容でしたが、正直言って、ちょっとマニア向けかも?とも思います。
あまりにも次々とたくさんの関係者の名前が出てくること、全編に渡り9割がポルトガル語で、馴染みがなければまったく聞き取れないし、予測も理解もできないこと、見慣れていないとブラジル人のアーティストの顔の区別もおそらくつかないであろうこと...などから言って、「ボサノバって何だろう?」という人が、1度見て「わかった!」と思えるような入門者向け映画ではないということです。でも、その”しっかりした専門的な作り”が良いのですけどね。

その証拠に(というと大袈裟ですが...)、先に観に行った方々に感想を聞いていた時に、
「全部はわからなかったから、もう1度観たい」
という人が多かったこと、そして
「ジョアンは出ていなかった」「アストラッドは出ていなかった」
「シナトラとジョアンが共演しているシーンがあった」
などと、実際とは違うことを記憶している人がけっこう居たこと、
(ジョアンもアストラッドの映像もありましたし、シナトラと共演していたのはジョビンです)
映画館でも、後半には夢の中...の人々がわりと居たこと...などが挙げられます(笑)。

映画館の受付に、ボサノバ関連の書籍も売っていましたので、この機会にぜひ。
本を読んでから観ると、尚一層、良さがわかると思います。

しかし、何はともあれ、ボサノバ・ファンにはぜひ観て欲しい映画です。
あれこれとボサノバについて私がここに書く必要はもうありません!
そしてDVD化を強く望みます。

◆『This is Bossa Nova』
渋谷Q-AXシネマにて9/7まで4回/日上映中。
9/8〜は上映回数変更 または 上映終了の可能性あり。
http://www.q-ax.com/

2007年07月07日

Dindi

ジョビンのサンバ・カンサゥンに、「Dindi」という曲があります。
これは、シルビア・テーリスに捧げて創ったと言われていて、
彼らは不倫関係にあったとか、なかったとか、色々な噂もあったりします。
まぁ、それはさておき、私の大好きな曲の1つです。

さて今回、この曲を全部、ちゃんとした日本語訳にしようとしたら、どうも納得のいかない箇所が...
どこかの訳が間違っているのかなぁと思い、ポルトガル語の先生に尋ねてみると、
意外にも、間違っていたのは「合っている」と疑わなかったフレーズ
”Voce nao existe”だったことがわかりました。

これは、直訳すると「あなたは存在しない」となるので、
私は「君はもういない」と訳していたのですが、
先生は、ブラジルでは「違う意味で使う」というのです。
彼女が説明してくれた例は、こんなものでした。


...例えば、小学生の子供がいる夫婦がいて、共働きをしたいのだけど、
子供を預ける場所が見つからない。
すると隣の人が、
「お母さんの会社が終わるまで、うちで面倒を見てあげるから、
 学校が終わったらうちへおいで」と言ってくれる。
でも、毎日では申し訳ないので、時々頼もうかと思ったら、
「そんなこと気にしなくていいから、毎日でも来て構わないから、どうぞどうぞ」
と言ってくれる。そういう時、その人のことを
「Voce nao existe!」と言う、と。

ふ〜ん、なるほど、なるほど。
これって、日本語でも同じ様な表現をしますよね。
「そんな人、いないよ!」


「あんな良い人はいない」とか、「そんな人はいない」とか、
日本語では、”人”を形容する言葉が入ってしまうけれど、
ポルトガル語ではそれが「Voce=あなた」だけで表わされているのでした。
国は違っても、言葉の表現の仕方はとても似ているのだなぁと、ちょっと感動してしまいました。
基本的には「なんて良い人なの!」「信じられない!」という究極の褒め言葉ですが、ネガティブな意味でも使うことがあるそうです。
それも、日本語と同じですね。


たぶん、日常生活の中でこのフレーズを聞いたとしたら、前後の成りゆきで、そのニュアンスがわかったでしょう。
でも恋歌の場合、「あなたはもういない」という解釈が入ることも、過去の思い出にすがる歌も決して珍しくないため、てっきりその手の歌かと早合点してしまいました。

ということで、ここは
「君のような人は他にいないんだ」
という意味だったのです。そうすれば、全体の内容がクリアになります。


私は今回、この部分を「かけがえのない人」と訳しました。


ちなみに、「Dinidi」には、英語の歌詞もあります。
Ray Gilbertoが、原詩とほとんどが一致するような見事な英語作詞をしていて、ジョビンも、アルバム『Terra Brasilis』では英語で歌っています。
ジョビンは生前、英語歌詞をアメリカ人に任せきりにしてしまうと、原詩の内容を無視したブラジルのイメージ...海岸、海、女性、椰子の木、サンバ、コパカバーナ...などのイメージ歌詞にされてしまうこを、とても嫌がっていたようです。
そのため、英語歌詞をつける際には、原詩の内容を損なわないようにということを最優先に、念入りなチェックをしていたとかで、この曲もその努力の賜物といえるでしょう。

英語では「Voce nao existe」の部分は違う表現をしていますが、それもとても素敵です。
下記に、ポルトガル語歌詞と日本語訳、英語歌詞と日本語訳を載せましたので、比べてみてください(^^)。


====================================
【Dindi】

muica: Antonio Carlos Jobim
Letra: Aloysio de Oliveira

Ceu, tao grande e' o ceu
E bando de nuvens que passam ligeiras
Pra onde elas vao
Ah, eu nao sei, nao sei

E o vento que fala nas folhas
Contando as historias que sao de ninguem
Mas que sao minhas
E de voce tambem

Ai, Dindi
Se soubesses o bem que eu te quero
O mundo seria dindi, tudo, Dindi, lindo, Dindi
Ah, Dindi
Se um dia voce for embora me leva contigo, Dindi
Fica, Dindi, olha, Dindi

E as aguas deste rio onde vao
eu nao sei
A minha vida inteira, esperei, esperei
Por voce, Dindi
Que e' a coisa mais linda que existe,
Voce nao existe, dindi,
Olha, Dindi, Adivinha, Dindi,
Deixa, Dindi, que eu te adore, Dindi...


【ジンジ】
作曲:アントニオ・カルロス・ジョビン
作詞:アロイージオ・ヂ・オリベイラ
訳:柳沢暁子
(*下記訳詞の無断転用、掲載はご遠慮下さい*)


空よ、遥かな空よ
足早に流れる雲の群れ
どこへ行くのか 私は知らない

とりとめのない話を 葉に囁く風
それは 僕達の恋物語

あぁ ジンジ もし君が
僕の気持ちをわかってくれたなら
もう何もいらない
あぁ ジンジ もしいつの日か
君が行ってしまうなら
僕も一緒に連れていって
ねぇ、ジンジ ここに居て

この川の水がどこへ流れていくのか
僕は知らない
僕の人生のすべてを捧げて
君を待っていた

ジンジ、君はこの世で一番美しい
かけがえのない人
気づいて、ジンジ
君を愛させておくれ

====================================
【Dindi】

music: Antonio Carlos Jobim
English words by Ray Gilberto

Sky, so vast is the sky
With faraway clouds just wandering by
Where do they go
Oh, I don't know, don't know

Wind that speaks to the leaves
Telling stories that no one believes
Stories of love
belog to you and me

Oh, Dindi
If I only had words I would say
All the beautiful things that I see
When you've with me
Oh my Dindi

Oh, Dindi
Like the song of the wind in the trees
That's how my heart is singing, Dindi
Happy, Dindi
When you've with me

I love you more each day
Yes I do, Yes I do
I'd let you go away
If you'd take me with you

Don't you know, Dindi
I'll be running and searching for you
Like a river that can't find the sea
That would be me
Without you, Dindi


【ジンジ】
作曲:アントニオ・カルロス・ジョビン
英語作詞:レイ・ジルベルト
訳:柳沢暁子
(*下記訳詞の無断転用、掲載はご遠慮下さい*)

空よ、遥かな空よ
あてもなく彷徨う 遠くの雲の群れ
どこへ行くのか 私は知らない

とりとめのない話を 葉に囁く風
それは 僕達の恋物語

あぁ ジンジ 
もし君が僕と一緒にいてくれるなら
見るもの全てが美しく
もう何も言うことはない

あぁ ジンジ 
木立を抜ける風の歌のように
僕の心も歌うんだ
君が一緒にいてくれるなら
僕は幸せだよ、ジンジ

君を愛している 昨日よりも、一昨日よりも
そうなんだ そうなんだ
もし 君が僕を一緒に連れていってくれるなら
君を何処へでも 行かせられるだろう

わかるかい、ジンジ
僕は 君を探して流れる
海に辿りつけない川のよう
それが 君のいない僕なんだ
ジンジ

2007年07月04日

ボサノバ映画『This is BOSSA NOVA』

ボサノバの歴史が映画になったようです。
その時代を生きたアーティストたちの映像と証言で綴るドキュメンタリー映画とのこと、
実は昔、日本スタッフ制作のビデオで「ブラジル音楽」のボサノバ編というのがあって、
(持ってはいるのですが、どこにいったかな...(^^;)
今となってはデッキもないし、簡単には観られませんが...)
それに似たような作品なのかな〜と想像しています。

今までは何冊もの本を読まなければわからなかったことが、
この映画1つでだいたいの概要が掴めるのなら、けっこう良いかも?しれません。
ということで、興味のある方は、下記をご参照くださいませ。


●『This is BOSSA NOVA』
 渋谷QーAXシネマ 7月公開予定
 オフィシャルサイト↓
 http://www.wisepolicy.com/thisisbossanova/

2006年12月20日

ジョアンDVD発売中止

今年11月のジョアン・ジルベルト日本公演のDVD発売が中止になりました。
ジョアン本人から
「どうしても当日のパフォーマンスに自分として納得がいかないので、
 今回のDVDリリースについては見送らせて欲しい」
という回答があったそうです。

やっぱり...と思ったのは私だけではないと思います。
今回の公演時には、初日から振込み用紙まで配られていたのですが、
「録ってもいないDVDの代金を事前に振り込め」というのは少々強引な気がした事、
今回のDVDは限定版で事前申込み以外の購入ルートがなく、店頭には並ばない事、
何より、ジョアンが納得しなければ発売はしないだろうと思った事(これが当たってしまいました...)から、
私は、もう1つの入手経路である「e+(イープラス)」に、
購入希望者登録(こちらはいきなり事前振込みではなく、詳細が決まってからお知らせメールをしますというシステムだったので)をしていたのですが、今朝、発売中止連絡メールが届きました。

残念ですが、私は仕方ないと納得しています。
確かに今回の公演内容に対して「当日のパフォーマンスに自分として納得がいかない」というジョアンの気持ちは理解できますし、
最高のジョアンでなければ(初来日の時の収録CDのように)、残す意味がないです。
別に日本でのライブでなくても構わないのですから、
きっと、またそういう時期が来ることを期待したいと思います。

Joao,
Feliz natal e feliz ano novo!


2006年11月13日

ジョアン・ジルベルト ライブ後半

11/8(水)、3日目は30分遅れでのスタート。あちこちから「今日は早いね〜」の声が漏れます(苦笑)。
この日からの2日間はDVD撮影のため、ビデオカメラが5台程セッティングされておりました。

数日間のお休みを経て、ジョアンもコンディションが整った様子。
声もギターも、なかなか良い感じで進んで行きます。

この日の私は、ライブ観覧の中に別のお目当てがありました。
前半2日間のライブで、ジョアンがCD未録音の曲を何曲か演ったのですが、
その中でとても気に入った2曲のタイトルがどうしても知りたくて...
今日もしやってくれたら、その前後の曲を覚えていて、明日で会場に貼り出される演目リストで探そう!という魂胆です。

意気込んで聴いていたら、「Isto aqui o que e'」の後と「白と黒のポートレート」の後に演ってくれました! 
その曲とは、演目リストを探すに「Treze de Ouro」「Voce nao sabe amar」という曲でした。
特に「Voce nao sabe amar」は、「♪O nosso amor parou aqui, E foi melhor assim〜」という歌い出しで始まる、
恋人との別れを正当化しようと苦悩する心を歌った曲で、メロディラインとジョアンのギター・ボイシングが最高なんです!
DVDにも入ってくれるといいなぁ〜

そして、2日目に大好評だった「Pica -Pau」も、再登場し、完成度がさらに増していました。
圧巻は「Agua de Marco」で、この日の演奏は歴史的と言っても過言ではないかもしれません。
アンコールは1回でしたが、アンコールだけで1時間くらい演奏していましたので、けっこう長くステージに出てくれていたと思います。

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11/9(水)、さぁどうなることやら?の最終日がやってきました。
ジョアンも気が抜けたのか、またまた1時間の遅刻。
現れてすぐに歌うものの、ちょっとまだ声の調子が出ていない模様。
そしてこの日は前代未聞?!のハプニング日になったのでした。。


まずは5曲目、「Pra que discutir com madame ?」のエンディングで、
ジョアンが信じられないくらいギターのコード進行を間違えました。
今までは、ポジションが飛んだ時にフレットを1つ間違えるとか、その位だったのが、その時は、違う所に行ったまま戻れない... 
途中で持ち直すかな?と思いきや、やっぱり駄目で、歌はそのままに、勢いで終わってしまったのです。
私たち観客は、それでもいつも通りに拍手をしたのですが、ジョアンは納得していなかったようで、
そのまますぐに、さっき間違えた所から弾き直して歌い出すではありませんか!
これには場内も爆笑、再び割れんばかりの拍手が沸き起こりました。

そしてその後、しばらくは問題もなく安定してきたかな?と思っていると、
今度は「Samab da Minha Terra」で、高い音を歌う声が掠れて出なくなってしまったのです。
ジョアンが、声が出ないなんて... あり得ないことです。
よっぽど疲れが出てしまったのでは...となんだか心配になりながら観ていると、
とりあえずは歌い終わり、次の曲を選ぶジョアン。
なんと、次に歌い出したのは「Vou te contar(Wave)」だったのです。。
なんで、よりにもよってこんな高低の激しい歌を?!
「Vou te contar(Wave)」は、初来日の時のリハで、彼がたった1つ歌った曲で、
この曲は音域が広いので、1曲でPAの調整が取れるという理由だったとか、聞いた記憶があります。
案の定、ちょっと苦しそうです。。

そしてその後に選んだのが「O pato」。これもそんなに楽な歌ではありません。
大丈夫かな〜と思って聞いていると、ノリは良くて、持ち直した感じです。
ところがノリ過ぎたのか、ラストの「♪Quen quen quen quen〜」の部分で、眼鏡がズリ落ちて来てしまい、
「♪Quen quen quen quen〜 Desculpe(ごめんなさい)!」
と言って、ラスト数小節を残したまま、演奏を終えたのです。
これには、本人も場内も大爆笑で、会場全体が一気にものすごーく温かい雰囲気になりました。
その後、ジョアンは「さぁ、今度は眼鏡をきちんとかけて」というようなお茶目なゼスチャーをして、
「Corcovado」を歌ったのですが、途中で先程の事件を思い出したのか、含み笑いをしながら歌う場面もあり、
また意外な一面を観た気がしたのでした。
「Corcovado」は微笑みながら歌うような曲ではないので、あれは確実に思い出し笑いをしていたものと思われます。

眼鏡と言えば、私が初めてジョアンのライブを観たサンパウロでも、同じことがありました。
その時は、眼鏡がずり落ちたのではなく、膝の上か床の上かに見事に落っこちてしまい、1曲歌い終わってから拾ってかけたらしいのですが、
1階3列目で観ていたにもかかわらず、なんと私はそのことを翌日の新聞記事で知ったのです。
   眼鏡が落ちた...??? そうだったっけ??
お粗末なことに、初めてジョアンを観た私は放心状態で、そのことをまったく覚えていなかったのでした。
一体、何を聴いて観ていたんでしょう(苦笑) でも、そのくらいの大きな衝撃&感動だったのですよ。
今回、色々な方の話を聞くに、ジョアンはかなり「鼻眼鏡」で、しかもうつむき加減で弾いて歌うので、
眼鏡ずり落ちは、決して珍しくない現象のようです。

最終日のアンコールは2回。
2回目のラストに歌った「Garota de Ipanema」で、また眼鏡がずり落ちそうになったジョアンは、
歌いながらギターの手を止めて眼鏡を直し、またそのまま弾きはじめました。
でも、この時の1コーラス目に、やはりまたギターでコ−ド間違いをしたので、イパネマでコードを誤るなんて
かなり集中力が途切れて来ているのだろうと、お疲れ度合いを察する場面が再びありました。
しかし、結局最後は観客全員総立ち&拍手喝采でジョアンを見送り、今回のライブはすべて幕となりました。


全体的に振り返ると、クォリティは3日目が良かったように思いますが、
初日は「Duas Contas」「A primeira vez」に、制作途中の自作曲など、珍しい演奏曲があったし、
2日目は「Sem voce」の素晴らしい演奏があり、「Pica-pau」の初披露で場内は騒然となったり、
最終日はジョアンの人柄に触れられる、未だかつてないハプニング・デーだったりと、
今回も盛り沢山な内容でした。

初日はいつもの「何度も繰り返す」ことをあまりせず、1曲×2コーラスくらいでどんどん曲を重ねていましたが、
2日目にはお得意の5〜6コーラス演奏になっていて、やっぱりDVD収録に備えて調整していたのかも?しれません。

私のジョアンのライブ観覧も、気が付けば計14回。
もう観られないのでは...と思っていた頃が嘘のようです。
日本では、日本のボサノバファンのためにお馴染みの曲を演奏してくれることが多いけれど、
サンパウロで聴いた時は、半分以上が知らない曲でした。
もしもう1度奇跡があるのなら、もうファン・サービスはいらないから、ジョアンの好きな曲を好きなだけ
弾いてくれたら、それが一番嬉しいのになぁ。。
知らなかった名曲を、ジョアンの演奏で知るなんて、本当に素敵な事ですよね。

ジョアンの弾くボサノバが、私のたったひとつの目標ですあり、希望であり、理想です。
ボサノバ誕生の時代を駆け抜けて来たこの音色と歌声を、
時を経て今、自分の耳で聴くことができる幸せを、ひしひしと噛みしめた4日間でした。

ちなみに、「Pica-pau」とは、キツツキのこと。
かわいいモレーナに恋をしてドキドキする僕の心は、キツツキみたいだよ〜と歌っています。

2006年11月05日

ジョアン・ジルベルト ライブ前半

joao20061105.jpgまさかの3度目の神様来日、
今回もまわりに呆れられながら4日間全公演を観るべく、
予定を調整して臨んだ初日の11/3は、案の定ジョアンの1時間15分の遅刻で始まりました。
スタート予定時間に「アーティストの到着が遅れております」のアナウンスが入り、その後もまた同じアナウンス。
45分ほど過ぎてからやっと「只今、アーティストがホテルを出発しました」のアナウンスが入り、場内は爆笑の渦に! 
さすがはジョアン。。そりゃそうだよね、ブラジルでは17:00〜ライブなんて珍しいものね。そんな気分になれないかも。

いざ会場に入ると、初日のステージには、椅子もモニターもマイクもまったく何も用意されておらず、
まさか電動で床下からジョアンが登場するとか?! なんて冗談も考えたのですが、
私と友人は「ホテルの部屋に一式持って行って、リハしてるんじゃないか?」と言っていたのです。
「会場に到着した」「アーティストは準備中」のアナウンスの後、実際にライブが始まる直前に急にステージにセッティングが始まり、
椅子、マイク、モニター等と一緒に、いつものように沢山の曲名が書かれた紙も、床に敷き詰められました(ジョアンは日本での演奏時に、この曲目リストを参照するので)。
後で聞いたところによると、ジョアンがホテルから会場に到着後、この一式セットで楽屋でリハをやって、その後に本番となったとか...
ということで、2日目は最初からステージに椅子やマイクのセッティングはされておりました。

ステージに現れたジョアンは、一昨年とほとんど変わっていなくて、元気そうでした。
声もギターも曲が進むにつれて安定し、お馴染みのレパートリーを次々と演奏します。
そのまま7:30まで歌い続けて一度退場、アンコールは30分、1度だけで20:00にお開きとなりました。
まだ初日だしね、あまり飛ばし過ぎるのもいけません。
でも、ジョアンは前回、前々回よりもとてもリラックスしているように見えて、日本のオーディエンスがとても好きなんだなぁ、と思いました。
アンコールで出て来て最初に歌った曲が、どうも歌詞がウロ覚えだったようで、さっと1コーラス歌って止めた後に
もう一度最初から歌って、やっぱり駄目だ〜というような事を言ってみたり...こういうことはブラジルでは観たことがありましたが、
日本では初めてだったので、ジョアンが私達に気を許しているような感じがして、なんだか嬉しくなってしまいました。
(実はこの曲、後で聞いたところによると「Je Vous Aime Japao」というジョアンの自作曲で、
日本人のために書いた曲なのだそうです! 
最初の方の歌詞を私が聞き取れなかったのは、ポルトガル語ではなく、フランス語だったからでした)

会場で配られたフライヤーには、今回撮影することになっているDVDの購買申込み用紙(振込み用紙)が入っていて、
それによると、撮影は後半の11/8、9に行われるようです。
が、しかし。撮る前から販売予約取ちゃっていいもんでしょうかね??
大丈夫かな?ジョアンなのに...と私のまわりの人たちは心配しておりました(苦笑)。

2日目は、45分遅れのスタート。昨日よりは、30分も早い!
どうも、日本着がライブ前日の11/3だったようで、お疲れもあった模様です。
今日は少し余裕があるかな...???
昨日とほぼ同じレパートリーを歌いつつ、やはりエンジンがかかってきたようで、そのまま7:30まで歌い続けるジョアン。
アンコールも20分ずつ2回、しかもアンコールの時に、今までに聴いたことのない曲を1曲、披露してくれたのです。
「♪Pica pau、Pica pau、Pica pau ...no Jardim〜」というような歌詞の、とてもかわいらしいマルシャの曲で、
歌い終わったあとにジョアンは「歌っちゃったよ〜」みたいなお茶目なそぶりを見せたのです。
これ、誰の曲? あの言葉の音感とリズムの感じは「Bim Bom」に通じるものもあり、ジョアン好きそうだよな〜なとど思い、
もしかして自作曲では...とも詮索したのですが、いえいえ、後で調べたら「Pica-Pau」というAry Barrosoの曲でした。
この日一番印象に残った曲でした。

さて、ここまではジョアンにとっては腕馴らし?!
後半がまた楽しみです!

ちなみに、今回も空調は止められますので、ライブが始まるとだんだん暑くなります。
これから後半戦に行かれる方は、着脱で多少は調節できるような服装でお出かけになることをお薦めします。

写真は、ジョアンがフリーズしてしまうことについて理解を求める主催者の看板。
そして2日目終了後のアナウンスは「本日”も”開演が遅れましたことを、深くお詫び申し上げます...」 
でも、ジョアンは神様ですから! お客さんは誰も怒ってなんかいないと思いますよ、きっと、ね。

2006年07月10日

ジョアン3度目の来日決定!

11月に、ジョアン・ジルベルトが3度目の来日公演を行います。
今回は、DVD収録の予定もあるとかないとか?!
またあの歌声とギターに酔える日が来るなんて、夢のようです〜!!


【ジョアン・ジルベルト公式サイト】
http://www2.uol.com.br/joaogilberto/

【J-WAVE: 7/9放送情報より】
 THE BOSSA NOVA - ジョアン・ジルベルト 〜最後の奇跡〜 
   ●11月4日(土)●5日(日) 17:00開演予定 
   ●11月8日(水)●9日(木) 19:00開演予定 
 会場:東京国際フォーラム・ホールA 
 前売開始:9月2日(土)〜
 特別先行予約:J-WAVEで予定。詳細後日。