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『こまねこ』と『This is Bossa Nova』

20080808koma.jpg昨夏公開されたボサノバのドキュメンタリー映画『This is Bossa Nova』のDVDをやっと入手しました。
ついでに、かねてより気になっていた『こまねこ』DVDも一緒に購入。
”こまねこ”は、NHKのキャラクター”どーもくん”などでお馴染みの合田経郎氏監督の作品で、「コマ撮りをする猫」の人形アニメーション(劇場公開は2006年)です。

もともとミニチュア好き&猫好き&人形アニメーション好きの私としては、
「何これ? かわいい!!」
と、新聞の記事でこまちゃんを一目みた時から釘付け。
物語も、柔らかく優しいストーリーで、しかも登場人物(猫物?)たちは「にゃっ」と、ネコ語で喋るのです!
あまりのかわいさに、ちょっとくらいのイヤなことなんか忘れてしまえそうです。。


動きがものすごく良くできているので、ふと忘れてしまうのですが、人形アニメーションやクレイアートアニメーションなど立体が動く映像は、1秒間に24コマもの画像を撮影して繋げていくという気の遠くなる作業を繰り返して作られているんですよね。
こういう作品が大好きな私でも、さすがに自分でやってみたいとは...というか、できないなぁと思います(苦笑)。
職人業に、脱帽!

...というわけで、ミニチュア物は観る専門ですが、特典映像のメイキングを観ていたら、「簡単にできる立体アニメーションの作り方」をアニメーターの峰岸裕和氏が語っていて、ちょっとそのへんのぬいぐるみでも動かしてみようかと思ったりしてしまうのでした。


さて、ボサノバDVD『This is Bossa Nova』は、本当に良い映画です。
以前にも書いた通り、かなり専門的ではあるので、決して「誰にでもわかりやすい」とは言いませんが、それだけにしっかりとボサの神髄を表現していますし、出演アーティストの演奏もブラジル音楽の本家本元揃い!
2回目も、食い入るように観てしまいました。
それに、BGM画像代わりに流すのも良いかな〜と思います。
歌はともかく、普通はなかなか「ブラジル人が話しているポルトガル語」を聞く機会もないという方にも、このDVDはおすすめです。
我が家ではブラジルのIPCTVを受信できるようにしていますが、興味のない話題だとぜんぜん内容がわからないし、ドラマは口語すぎて難しいし、繰り返し聞いて練習できないですしね(^^;)


でも、映画館で最初に『This is Bossa Nova』を観て、私が一番印象に残ったもの...
それは、誰かの証言でも演奏でもなく... 実はガレのランプでした。
巨大キノコみたいな格好の、オレンジ色っぽいスタンドランプと言えばおわかりいただけるでしょうか。
今まで、それがなぜそんなに高価なのか、皆に求められる一流品なのか、庶民の私には全くわからなかったのですが、ホナルド・ボスコリについて語っていたミエリのインタビューで、彼の後ろに何気なく置いてあったランプを観た時に、なぜかものすごく心魅かれるものがあって...自分でも驚いたのでした。

「ガレのランプって、やっぱり素敵なんだね」
一緒に観に行った妹と唯一意見が一致したのも、ココでした(笑)。


どちらも明らかにメジャーではないかもしれないけど、大きなレンタル店ならあるかも?しれません。
ボサ好きには『This is Bossa Nova』。
猫好きには『こまねこ』を、ぜひ。

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