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初めての韓国音楽

2013-11-21-1.jpg先日、初めて韓国人アーティストのCDを買いました。
その人の名は、ルシッド・フォール。

韓国語のアルバムを手にするのは、実は初めてです。
きっかけは、twitterでした。
渋谷にある有名なボサノバ・バー「bar bossa」のマスター;林さんが
少し前からルシッド・フォールを大絶賛していて、
その音楽を愛するあまり、日本では未発売だったルシッド・フォールの作品の数々を、
ベストアルバムという形で日本のレーベルからリリースまでしてしまったのです。
耳の肥えた林さんがここまでするのなら、これは一度聴きたいな〜 
どんな人なのかな〜 どんな曲なのかな〜と気になりながらも、なかなか落ち着いた時間が取れず...
やっとやっと試聴することができたその夜、Amazonで即買いしました(^^

韓国の音楽というと、どうしても東方神起とか、少女時代とか、
流行の「大人数で踊って歌うアイドルグループ」を思い浮かべますよね。
あるいは、韓流ドラマで有名な俳優さんが歌ってる主題歌とか...(^^;
他にも色々なタイプの音楽が韓国にも存在することは、常識的に考えればわかるはずなのですが、
とにかく巡り会う機会がないまま、現在に至ったのでした。


だからルシッド・フォールを最初に聴いた時には、
こんなアーティストが韓国にいるんだ!!と、正直言ってビックリしました。
初めて真剣に聴く韓国語の歌も、まったく違和感がなく、すんなりと馴染みました。
そして歌詞カードを広げると、一面に広がるハングルの美しい文字...というより、私にとっては模様(笑)。
外国人が日本の漢字を見るとこんな感じかしら??としばし見入ってしまいました。
これはハングルを勉強したくなりますね(^^;
ちょっともう今はあれこれ手出しをできないので、ここはグッと我慢ですが、
せめてタイトルくらい読めるようになりたいものです。。

でも、ご安心を。
歌詞カードには、ジノンさんという韓国の方がすべての歌詞を丁寧に日本語に訳しています。
(ちなみに林さんとジノンさんも、twitterつながりだそうです)
それがまた、そのままメロディーをつければ歌えるような、とても自然で素敵な和訳なのです〜!
個々の文字の意味はわからなくても、全体的な歌の内容や雰囲気はよくわかりますので、
それを熟読して、曲の世界観を楽しんでいます(^^


CDのライナーによると、ルシッド・フォールの本名はチョ・ヨンスク。
韓国では既にとても有名なアーティストで、これまで5枚のアルバムをリリースしています。
シコ・ブアルキの大ファンだそうで、彼の名著「ブタペスト」の翻訳も始めてるのだとか!
彼がブラジル音楽を愛し、その影響をふんだんに受けているということは
よっぽどブラジル音楽を聴いているリスナーじゃないとわからないかも?しれませんが、
そこが良いのかな〜とも思います。
ブラジル音楽は糧であって目的ではないという姿勢にも、非常に共感を覚えました。


また、彼はよく”韓国のカエターノ・ヴェローゾ”と称されるそうですが、
個人的には、カエターノの類い稀なる楽曲創作センスと、
ジョアン・ジルベルトの歌唱法を足して2で割ったような、そんな人だと思いました。
あくまで静かに、どこまでも穏やかで、何にも媚びず、だからと言って独りよがりでもない。
そんな音楽です。

もちろん、楽曲的にはやっぱり韓流ポップスでもあるのだけれど、
私としては「ワールド・ミュージック」の1枚として、聴いています。
きっと世界には、ブラジル音楽に傾倒し、そのエッセンスを取り入れながら音楽活動をしている
彼のような優れたアーティストがまだまだたくさんいるのでしょうね。
その1人に出会えた事が、とても幸せです。

さて、11/30には、ルシッド・フォールの6枚目となる新譜が日本でも発売されます。
もちろん、私は予約しましたよ!
そのうちNHK韓国ドラマの主題歌などに抜擢されて、あっという間に爆発的ヒットになって
紅白なんかに出演してしまったりするのだろうか...うーん、まったく可能性がゼロではないですよね。
でも私はこのままずっと、日本では知る人ぞ知るアーティストであって欲しいな〜と思ってしまうのでした。

当分は、家に誰かが遊びに来た時のBGMにして、
「これ、誰?!」とみんなが言うのを、楽しもうと目論んでいます(^^


●Lucid Fall (The Best of)より「あなたは静かに」他メドレー


●Lucid Fall 新譜より「花は何も言わない」他メドレー


2013-11-22-1.jpg[photo data]Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL50mm MACRO F2.0
●ISO200 F6.3 1/320 +0.7ev 50mm
「ルシッド・フォール」とは、”輝く秋、綺麗な秋”という意味だそうです。
よく行く公園は、紅葉の真っ盛り。
桜の葉も紅葉することを、今年になって初めて知りました。


●●ISO200 F4.5 1/1600 +0.3ev 50mm
桜並木に囲まれた大きな芝生広場は、落ち葉の海です。
秋の風に吹かれて、南へ北へ一斉に落ち葉が芝生の上を流れて行く様子は、
まるで波のよう。
あるいは、落ち葉がよーいどん!で、みんなで駆けっこしているような(^^
天気の良い日は、ここで息子と午後のひとときを過ごします。

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