仲良しです♪
譜面専用ソフト「シベリウス」(通称;シベさん)が届いて早2週間。
毎日少しずつ、仲良くなっています。
先日、やっと記念すべき1曲目の譜面が出来上がり、
以後、1曲毎に少しずつ複雑なことができるようになってきました。
自分仕様のショートカット・キー設定をしたら音符入力も飛躍的に早くなって、編集作業も楽し〜い!!
長年の悩みの種だった移調が、コードまで全部一気に一瞬で完璧にできたのも感動ものでした。
どんどん綺麗に完成していく様子に、
おぉ〜 すごーい!
と、その度に1人感嘆、ご満悦状態です(笑)
だって、まるで買った譜面みたいになるんですよ!(専用ソフトだから当たり前ですが...^^;)
もちろん、色々な事ができるというのは=複雑でもあるので、けっこう真剣に向き合わないと理解できないことも多々あって、
疲れてくると、何度マニュアルを読んでも「はて??」という事態に陥ります。
そんな時は一度休んで、大好きなラミーチョコを食べたり、紅茶を飲んだり、歌ったり、ギター弾いたり、昼寝をしたりして
頭をリフレッシュさせてから取り組むと、意外にすんなり判ったり...
そんなことの繰り返しをしながらの作業です。
とにもかくにも、
これでわからなかったら私、馬鹿だよね...(^^;)
というくらいわかりやすい紙マニュアルと、概要を説明するチュートリアルビデオ、
そしてオンラインマニュアルが付いているので、何とかなります...というか、やらざるを得ません。
オーケストラの譜面まで完璧に書くことができるスーパーソフト「シベリウス」ですが、
私が使うのは、そのほんの1部分にすぎず、知れば知るほど「宝の持ち腐れ」「猫に小判」...。
でも、その位できるソフトじゃないと思い通りにならないんですから、仕方なかったんです。
強いて言えば、最初ちょっと戸惑ったのは記譜用記号の「名称」を知らなかったこと。
例えば、”最初の4小節は、歌は休みで、コードは同じ”の場合、その4小節を1小節にまとめるマークがあって、
上に小節数「4」と書くのですが(写真のPC画面の1小節目、見えますか?)、
そのマークの名前がわからない... これ、「マルチレスト」と言うそうです。
他にも、メロディーのブロック毎につける「A」、「B」、「C」などのマーク。
構成をわかりやすくするために付ける(いわゆる、Aメロ、Bメロってやつです)あのマークは、
「リハーサルマーク」と呼ぶのだそうです。
名称がわからないとマニュアルの探し用がないので、それとなく近い場所をパラパラしたり...??
いえいえ! これも、良く使うものは、マニュアルに様々な記譜例が出ているので、そこからすぐに見つけられるようになっています。
他にも、シベさんには賢い機能が目白押しです。
もっともっと色々できるけど、私の頭が追いつかないので、簡単な例しか上げられませんが、
演奏用のマークをつければ、1番括弧、2番括弧の通り、繰り返しはもちろんのこと、
リトルダンドだって、クレッシェンドだって、スタッカートなどのアーティキュレーションだって
ちゃんとその通り再生します。
「この記号は、何だったっけ...」という遠い記憶を呼び覚ましながら、楽典の復習にもなります(笑)
ギターのダイヤグラム(押弦を視覚的に表記した図/TAB譜とは違いますが、TABでも再生可)を設定すれば、
簡易的にコードの演奏もしてくれます。
しかし、ボサノバのコードというのはテンションの書き方も、コ−ドの押え方も特殊で(決して難しい訳ではないのですが)、
さすがのシベさんもこれには対応していないので、どちらも自分で追加設定しなければなりません。
例えば簡単な例で言うと、ボサノバではDm7/9というコード形態をよく使います。
でも、普通はこういう書き方をせず、Dm9と書きます。
これは「9と書いたら7も弾く」とう定義に基づいているのですが、ボサの場合は7も9も両方書くのです。
逆に、通常ジャズなどでは書くけど、ボサでは書かないというテンション表記もあって(こちらはものすごく沢山すでに設定があるのですが)、
あらためてボサのコードって変わってるんだな〜と思いました。
ダイヤグラムまではまだ手が廻っていないけれど、やっとのことで表記の方のカスタマイズはしたので、
コード表記入力は楽になりました。
後は実際に作成しながら、自分がよく使う機能と使わない機能を見極めて行きたいと思います。
そして、あらためて市販の楽譜をよ〜くよ〜く見るようになりました。
「そうか、ここはこうやって書くんだ」とか、「へー、こうなってたんだ」とか、
今までまったく気にも留めていなかった事が気になるようになって、
何でもなく”スーッ”と読める譜面というのは、実は凄いんだ!
と、「病気になって初めて知る健康のありがたさ」みたいな感覚を味わっている今日この頃です。
シベさん修行は、これからも続きます!
[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL ED25mm F2.8
ISO400 F3.2 1/125 +0.7ev 25mm
1曲目制作途中のAry Barroso「E' luxo so'」の譜面。
歌詞はまだ表記していませんが、この後、付けました。
アナログ人間の私は紙マニュアルが大好きで、
左奥に写っている辞書みたいな分厚いマニュアルが、頼もしい味方です。