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2006年11月30日

のだめ完読

何気なく観たテレビドラマが面白いな〜と思っていたら、友人曰く「漫画はもっと面白いよ」!
それから、あっという間に既刊16巻を読んでしまいました。
音大卒の友人からすると、「あれはクラシックじゃない」そうですが、クラシックに疎い私には、ちょうどよいかもしれません(^^)。

案の定、読んでいる間にオーケストラがやってみたくなりました。
おそらく、多くの音楽教室には、影響されて習いに来る方々が殺到していると思われます。
しかしながら何の楽器をやるにも、それなりの年月と努力と良き師承が必要な事がわかっているだけに、
今は何にも手が出せないことも、よくわかります。
そこで、私にとっては一番手っとり早いのはピアノだ!ということで、
急にピアノがちゃんと弾きたくなって、ヴァイオリンを習いに行く代わりに、ドビュッシーの譜面を買ってきました。

私は4歳から17歳までピアノを習っていましたが、当時は特別楽しいとも思わず、だからといって厭でもなく、
「せっかくちょっとは弾けるから、弾く」くらいの感覚で、練習も全然真面目にやっていませんでした。
私が師事していた先生は、
「音源を聴くと、譜面を見なくなる」という理由で、一切他の人の演奏の音源を聴かせてくれない先生だったので、
お手本となる演奏がまったくわからないまま、気がつけば譜面を「ただひたすら追って弾く」というスタイルになってしまいました。
本当は、
   譜面を正しく読んで→理解して→自分の演奏する
という流れをレッスンしてくれていたのだと、今でこそ思いますが、
当時は先生のそんな意志を汲み取れるほどの力量もなく、音に込められた作曲者の想いなんぞ露ほども考えずに弾いていたのでした。

NHKでやっている「スーパー ピアノレッスン」という番組を観ていると、その曲のその音がどういうことを表現しているか、
作曲者はどういう心理状況のもとでこの曲を書いたか、ということを、先生はよく生徒に説明しています。
背景を知るのはとっても大事なこと(私にはピアノレッスンでの、そういう記憶がない ^^;)なので、
いつも「なるほどな〜」と、関心しながら観ています。

興味が持てなければ面白くないし、弾いていてもすぐに飽きて、結局は練習時間も少なくなり、
挙げ句はちっとも上達せず、「クラシックピアノの曲は、あまり好きじゃない」と、勝手に思って大人になりました。

でも、それは違ったのです。
子供の頃から好きなピアノ曲はあったのですが、それが何というジャンルのものなのかが、わからなかったし、知ろうともしなかった。
今の自分は、自分の責任において存在しています(苦笑)。
もしかしたら、ある程度弾けるようになった頃に、ラヴェルやドビュッシーなどのフランス近現代音楽に触れる機会があったら、ピアノにもっと真剣に向き合っていたかも...しれません。
(厳密に言うと、このあたりはもうクラシックではないので、微妙ですが。。でも、リストやショパンは、もっと聴けばよかったかも)

ラヴェル、ドビュッシーは、私が敬愛するアントニオ・カルロス・ジョビンが、大いに影響を受けた作曲家です。
ボサノバに傾倒してからそれを知り、私は初めてちゃんと彼らの曲を聴きました。
「ボサノバはジャズとサンバを合わせたもの」なんていうのは大間違いで、ブラジル音楽はヨーロッパからの影響を濃く受けています。
ボサノバ時代のジョビンの作品には、その片鱗が伺える作品が多々あるのです。
あらためて譜面を観ると、ジョビンの譜面は、それらの譜面に良く似ているんですよ。
シンコペーションや3連が続くメロディ、和音の構成が、とても私好みです。


ピアノ曲に関しては、もう1つ好きなのがラグタイムです。
これはジャズが生まれるもっと前にスコット・ジョプリンという人が作ったピアノ曲のジャンルで、
4分の2拍子で、シンコペーションを多用するという、ボサノバと同じ特徴があります。
なぜ子供がラグタイムなんかを知っていたのか?というと、実はこれ、父親の影響です。
うちの父は、昔いつも休みの日に吹き替えのとっても古くてつまらない西部劇映画をテレビ観ていて、
なぜかそこに出て来る酒場のシーンで、必ず誰かが古いピアノでラグタイムを弾いていました。
それがとても印象に残っていて、
「あのピアノで弾いている曲は、何ていう曲なんだろう...」といつも思いながら、誰に言ってもわかってはもらえず、
長年、探し求めて来ました。
それが昨年、ヤマハのピアノ売り場を通りがかった時に、偶然にも自動演奏ピアノが弾いていたのです。
すぐに定員さんにピアノに差してあるデータカードみたいなやつを抜いてもらってタイトルを教えてもらい、
その場で譜面を買うことができました。タイトルがわかれば、CDも見つかります。
こうしてやっと探し当てましたが、正統な演奏は結構クラシックっぽく、私が西部劇映画で聴いていたラグタイムは、
良く言えば、かなりクダけた(悪くいえば乱暴な)演奏だったこともわかりました。
皆さんが知っているとすれば、チャップリン映画のBGM、そして某テレビ局でやっている「1万円で1カ月生活」番組での
料理のシーンで使われているBGM=あれがラグタイムです。


「のだめカンタービレ」を読んでいると、自分もすっごい何でもできる格好良いスーパー彼氏がいて、
クラシック界で破天荒に活躍しているような気がして、ひたすら楽しいのですが、1つだけ大変共感して切なかったことがあります。
主人公のだめや黒木くんが、フランス留学の最初の頃に味わった、
「他の人はみんなわかるのに、自分はわからない」「馴染めない」という、あの異国での境遇です。
自分がブラジルの大学の講座に通った時のことを、にわかに思い出しました。
フランス人も、あんなに約束守らなくていい加減?!
私はブラジル生活で、だいぶ慣れましたケド...

早く17巻が出ないかな〜

2006年11月20日

冬支度

Isojin20061120.jpgインフルエンザワクチンを接種して来ました。
私はもともと平熱が高く、日中だと普通に37度くらいあります。
なので毎年、診察前の検温で体温を指摘&心配されてしまうため、
今年はなるべく体温が上がらないように極力薄着で、車を運転せず、動作もゆっくり病院へ...??
努力の甲斐あってか、36度9分でセーフ! 37度を越えなかったのは久しぶり;無事接種できました。
原則として37度4分以下で元気なら接種OKとされるようですが、37度2分〜になると、さずがに自分でもちょっと心配です(苦笑)。

ラッキーな事に、インフルエンザはここ10年、普通の風邪にもここ5年程はかかったことがありません。
でも、油断は禁物! 体調が悪くても仕事は休めない..つらいのは自分なので、悪くならない事が基本です。
そろそろ外出時のマスクにも登場してもらう時期になりましたが、
とりあえずは、帰宅後の手荒い&うがい、そして睡眠が、一番効果があるように思います。
うがいも、お茶とか塩水とか紅茶とか諸説ある中、私にはイソジンうがい液が一番合うようです。
実はイソジンは、付属のコップも使い易いのですよ!
こんなプラスチックのコップなんか、何だって同じだろうと思われるでしょう?
でも、口にあたる時の感じが、微妙に他社のものとは違うのです〜!

我が家のポインセチアも少しずつ色づいてきました。
クリスマスも、もうすぐですね。

2006年11月15日

「着うた」になりました

chakuuta_03.jpg柳沢暁子『郷愁アパルタメント』『猫とボサノバ』収録曲が着うたになりました!

新ユニットinc12のミニアルバム『portforio』と共に、下記の携帯サイトからダウンロードできます。
ぜひご利用くださいませ。

◆◆【達人@Rock&Pops】
  携帯サイトURL→http://tjn-rp.ginga-music.jp
  (au TOP→ [カテゴリで探す]→[着うた]→[ロック・洋楽]→[達人@Rock&Pops])


ちなみに、inc12の「♪eclipse」は、ダウロードランキング5位にランクインしました。
ありがとうございます〜!
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

2006年11月13日

ジョアン・ジルベルト ライブ後半

11/8(水)、3日目は30分遅れでのスタート。あちこちから「今日は早いね〜」の声が漏れます(苦笑)。
この日からの2日間はDVD撮影のため、ビデオカメラが5台程セッティングされておりました。

数日間のお休みを経て、ジョアンもコンディションが整った様子。
声もギターも、なかなか良い感じで進んで行きます。

この日の私は、ライブ観覧の中に別のお目当てがありました。
前半2日間のライブで、ジョアンがCD未録音の曲を何曲か演ったのですが、
その中でとても気に入った2曲のタイトルがどうしても知りたくて...
今日もしやってくれたら、その前後の曲を覚えていて、明日で会場に貼り出される演目リストで探そう!という魂胆です。

意気込んで聴いていたら、「Isto aqui o que e'」の後と「白と黒のポートレート」の後に演ってくれました! 
その曲とは、演目リストを探すに「Treze de Ouro」「Voce nao sabe amar」という曲でした。
特に「Voce nao sabe amar」は、「♪O nosso amor parou aqui, E foi melhor assim〜」という歌い出しで始まる、
恋人との別れを正当化しようと苦悩する心を歌った曲で、メロディラインとジョアンのギター・ボイシングが最高なんです!
DVDにも入ってくれるといいなぁ〜

そして、2日目に大好評だった「Pica -Pau」も、再登場し、完成度がさらに増していました。
圧巻は「Agua de Marco」で、この日の演奏は歴史的と言っても過言ではないかもしれません。
アンコールは1回でしたが、アンコールだけで1時間くらい演奏していましたので、けっこう長くステージに出てくれていたと思います。

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11/9(水)、さぁどうなることやら?の最終日がやってきました。
ジョアンも気が抜けたのか、またまた1時間の遅刻。
現れてすぐに歌うものの、ちょっとまだ声の調子が出ていない模様。
そしてこの日は前代未聞?!のハプニング日になったのでした。。


まずは5曲目、「Pra que discutir com madame ?」のエンディングで、
ジョアンが信じられないくらいギターのコード進行を間違えました。
今までは、ポジションが飛んだ時にフレットを1つ間違えるとか、その位だったのが、その時は、違う所に行ったまま戻れない... 
途中で持ち直すかな?と思いきや、やっぱり駄目で、歌はそのままに、勢いで終わってしまったのです。
私たち観客は、それでもいつも通りに拍手をしたのですが、ジョアンは納得していなかったようで、
そのまますぐに、さっき間違えた所から弾き直して歌い出すではありませんか!
これには場内も爆笑、再び割れんばかりの拍手が沸き起こりました。

そしてその後、しばらくは問題もなく安定してきたかな?と思っていると、
今度は「Samab da Minha Terra」で、高い音を歌う声が掠れて出なくなってしまったのです。
ジョアンが、声が出ないなんて... あり得ないことです。
よっぽど疲れが出てしまったのでは...となんだか心配になりながら観ていると、
とりあえずは歌い終わり、次の曲を選ぶジョアン。
なんと、次に歌い出したのは「Vou te contar(Wave)」だったのです。。
なんで、よりにもよってこんな高低の激しい歌を?!
「Vou te contar(Wave)」は、初来日の時のリハで、彼がたった1つ歌った曲で、
この曲は音域が広いので、1曲でPAの調整が取れるという理由だったとか、聞いた記憶があります。
案の定、ちょっと苦しそうです。。

そしてその後に選んだのが「O pato」。これもそんなに楽な歌ではありません。
大丈夫かな〜と思って聞いていると、ノリは良くて、持ち直した感じです。
ところがノリ過ぎたのか、ラストの「♪Quen quen quen quen〜」の部分で、眼鏡がズリ落ちて来てしまい、
「♪Quen quen quen quen〜 Desculpe(ごめんなさい)!」
と言って、ラスト数小節を残したまま、演奏を終えたのです。
これには、本人も場内も大爆笑で、会場全体が一気にものすごーく温かい雰囲気になりました。
その後、ジョアンは「さぁ、今度は眼鏡をきちんとかけて」というようなお茶目なゼスチャーをして、
「Corcovado」を歌ったのですが、途中で先程の事件を思い出したのか、含み笑いをしながら歌う場面もあり、
また意外な一面を観た気がしたのでした。
「Corcovado」は微笑みながら歌うような曲ではないので、あれは確実に思い出し笑いをしていたものと思われます。

眼鏡と言えば、私が初めてジョアンのライブを観たサンパウロでも、同じことがありました。
その時は、眼鏡がずり落ちたのではなく、膝の上か床の上かに見事に落っこちてしまい、1曲歌い終わってから拾ってかけたらしいのですが、
1階3列目で観ていたにもかかわらず、なんと私はそのことを翌日の新聞記事で知ったのです。
   眼鏡が落ちた...??? そうだったっけ??
お粗末なことに、初めてジョアンを観た私は放心状態で、そのことをまったく覚えていなかったのでした。
一体、何を聴いて観ていたんでしょう(苦笑) でも、そのくらいの大きな衝撃&感動だったのですよ。
今回、色々な方の話を聞くに、ジョアンはかなり「鼻眼鏡」で、しかもうつむき加減で弾いて歌うので、
眼鏡ずり落ちは、決して珍しくない現象のようです。

最終日のアンコールは2回。
2回目のラストに歌った「Garota de Ipanema」で、また眼鏡がずり落ちそうになったジョアンは、
歌いながらギターの手を止めて眼鏡を直し、またそのまま弾きはじめました。
でも、この時の1コーラス目に、やはりまたギターでコ−ド間違いをしたので、イパネマでコードを誤るなんて
かなり集中力が途切れて来ているのだろうと、お疲れ度合いを察する場面が再びありました。
しかし、結局最後は観客全員総立ち&拍手喝采でジョアンを見送り、今回のライブはすべて幕となりました。


全体的に振り返ると、クォリティは3日目が良かったように思いますが、
初日は「Duas Contas」「A primeira vez」に、制作途中の自作曲など、珍しい演奏曲があったし、
2日目は「Sem voce」の素晴らしい演奏があり、「Pica-pau」の初披露で場内は騒然となったり、
最終日はジョアンの人柄に触れられる、未だかつてないハプニング・デーだったりと、
今回も盛り沢山な内容でした。

初日はいつもの「何度も繰り返す」ことをあまりせず、1曲×2コーラスくらいでどんどん曲を重ねていましたが、
2日目にはお得意の5〜6コーラス演奏になっていて、やっぱりDVD収録に備えて調整していたのかも?しれません。

私のジョアンのライブ観覧も、気が付けば計14回。
もう観られないのでは...と思っていた頃が嘘のようです。
日本では、日本のボサノバファンのためにお馴染みの曲を演奏してくれることが多いけれど、
サンパウロで聴いた時は、半分以上が知らない曲でした。
もしもう1度奇跡があるのなら、もうファン・サービスはいらないから、ジョアンの好きな曲を好きなだけ
弾いてくれたら、それが一番嬉しいのになぁ。。
知らなかった名曲を、ジョアンの演奏で知るなんて、本当に素敵な事ですよね。

ジョアンの弾くボサノバが、私のたったひとつの目標ですあり、希望であり、理想です。
ボサノバ誕生の時代を駆け抜けて来たこの音色と歌声を、
時を経て今、自分の耳で聴くことができる幸せを、ひしひしと噛みしめた4日間でした。

ちなみに、「Pica-pau」とは、キツツキのこと。
かわいいモレーナに恋をしてドキドキする僕の心は、キツツキみたいだよ〜と歌っています。

2006年11月10日

「inc12」続報

新ユニット「INC12」の3曲入りミニアルバム『portforio』が、
下記サイトにて1曲単位(@150円)で購入できるようになりました!
どうぞご利用くださいませ。

◆◆Ongen
http://www.ongen.net/index.php

◆「INC12」掲載ページはこちら↓
http://www.ongen.net/search_detail_artist/artist_id/at0000077691/


◆ 試聴は、こちらでもできます↓
「INC12」Official site
http://perola-records.com/inc12/

2006年11月05日

ジョアン・ジルベルト ライブ前半

joao20061105.jpgまさかの3度目の神様来日、
今回もまわりに呆れられながら4日間全公演を観るべく、
予定を調整して臨んだ初日の11/3は、案の定ジョアンの1時間15分の遅刻で始まりました。
スタート予定時間に「アーティストの到着が遅れております」のアナウンスが入り、その後もまた同じアナウンス。
45分ほど過ぎてからやっと「只今、アーティストがホテルを出発しました」のアナウンスが入り、場内は爆笑の渦に! 
さすがはジョアン。。そりゃそうだよね、ブラジルでは17:00〜ライブなんて珍しいものね。そんな気分になれないかも。

いざ会場に入ると、初日のステージには、椅子もモニターもマイクもまったく何も用意されておらず、
まさか電動で床下からジョアンが登場するとか?! なんて冗談も考えたのですが、
私と友人は「ホテルの部屋に一式持って行って、リハしてるんじゃないか?」と言っていたのです。
「会場に到着した」「アーティストは準備中」のアナウンスの後、実際にライブが始まる直前に急にステージにセッティングが始まり、
椅子、マイク、モニター等と一緒に、いつものように沢山の曲名が書かれた紙も、床に敷き詰められました(ジョアンは日本での演奏時に、この曲目リストを参照するので)。
後で聞いたところによると、ジョアンがホテルから会場に到着後、この一式セットで楽屋でリハをやって、その後に本番となったとか...
ということで、2日目は最初からステージに椅子やマイクのセッティングはされておりました。

ステージに現れたジョアンは、一昨年とほとんど変わっていなくて、元気そうでした。
声もギターも曲が進むにつれて安定し、お馴染みのレパートリーを次々と演奏します。
そのまま7:30まで歌い続けて一度退場、アンコールは30分、1度だけで20:00にお開きとなりました。
まだ初日だしね、あまり飛ばし過ぎるのもいけません。
でも、ジョアンは前回、前々回よりもとてもリラックスしているように見えて、日本のオーディエンスがとても好きなんだなぁ、と思いました。
アンコールで出て来て最初に歌った曲が、どうも歌詞がウロ覚えだったようで、さっと1コーラス歌って止めた後に
もう一度最初から歌って、やっぱり駄目だ〜というような事を言ってみたり...こういうことはブラジルでは観たことがありましたが、
日本では初めてだったので、ジョアンが私達に気を許しているような感じがして、なんだか嬉しくなってしまいました。
(実はこの曲、後で聞いたところによると「Je Vous Aime Japao」というジョアンの自作曲で、
日本人のために書いた曲なのだそうです! 
最初の方の歌詞を私が聞き取れなかったのは、ポルトガル語ではなく、フランス語だったからでした)

会場で配られたフライヤーには、今回撮影することになっているDVDの購買申込み用紙(振込み用紙)が入っていて、
それによると、撮影は後半の11/8、9に行われるようです。
が、しかし。撮る前から販売予約取ちゃっていいもんでしょうかね??
大丈夫かな?ジョアンなのに...と私のまわりの人たちは心配しておりました(苦笑)。

2日目は、45分遅れのスタート。昨日よりは、30分も早い!
どうも、日本着がライブ前日の11/3だったようで、お疲れもあった模様です。
今日は少し余裕があるかな...???
昨日とほぼ同じレパートリーを歌いつつ、やはりエンジンがかかってきたようで、そのまま7:30まで歌い続けるジョアン。
アンコールも20分ずつ2回、しかもアンコールの時に、今までに聴いたことのない曲を1曲、披露してくれたのです。
「♪Pica pau、Pica pau、Pica pau ...no Jardim〜」というような歌詞の、とてもかわいらしいマルシャの曲で、
歌い終わったあとにジョアンは「歌っちゃったよ〜」みたいなお茶目なそぶりを見せたのです。
これ、誰の曲? あの言葉の音感とリズムの感じは「Bim Bom」に通じるものもあり、ジョアン好きそうだよな〜なとど思い、
もしかして自作曲では...とも詮索したのですが、いえいえ、後で調べたら「Pica-Pau」というAry Barrosoの曲でした。
この日一番印象に残った曲でした。

さて、ここまではジョアンにとっては腕馴らし?!
後半がまた楽しみです!

ちなみに、今回も空調は止められますので、ライブが始まるとだんだん暑くなります。
これから後半戦に行かれる方は、着脱で多少は調節できるような服装でお出かけになることをお薦めします。

写真は、ジョアンがフリーズしてしまうことについて理解を求める主催者の看板。
そして2日目終了後のアナウンスは「本日”も”開演が遅れましたことを、深くお詫び申し上げます...」 
でも、ジョアンは神様ですから! お客さんは誰も怒ってなんかいないと思いますよ、きっと、ね。

2006年11月03日

「inc12」、始動。

jacket-inc12.jpgこの度、新ユニット「inc12」(インク トゥエルブ)として、新たな活動をスタートさせました。
ライブでのパーカッションや、これまでのアルバム制作のサポートをしてくれていた村瀬氏とのユニットで、私は作詞とボーカルを担当しています。
実は、私のCD『郷愁アパルタメント』に収録されていた「♪水色の過去」という楽曲が布石だったのですが、今回、それを含む3曲を収録したミニアルバム『portforio』を、WEB限定;音楽配信という形で、先行販売することになりました。

携帯サイトとWEBサイトの両方で、試聴やダウンロードが可能、auなら「着うた」にもできます。
詳細は下記サイトをご参照ください。
◆「INC12」Official site
http://perola-records.com/inc12/
 feriado(村瀬彰一の音楽活動名)と柳沢暁子により結成。
 異次元の惑星をテーマにしたエレクトロニカ・ポップにより、
 インストゥルメンタルと日本語歌詞曲との2サイドを表現。

実際に店頭に並ぶフルアルバムのCDは、来春リリースの予定です。
「INC12」では、今までのボサ・テイストとは違ったボーカルを聴いていただけると思います。
どうぞよろしくお願いします!