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2008年01月28日

花惑う季節

20080128_remedio.jpg花粉症の季節になりました。
まだ症状は出ていませんが、私も先週から薬を飲み始めています。
ここ数年お世話になっている薬”クラリチン”は眠くならないし、副作用もほとんどないし、胃も荒れないし、私にはとても合っているようです。

実はこの薬、花粉症以外にも効果を発揮します。

私は小学生の頃から、冬場になると足(膝から下)に蕁麻疹が出るのです。
でもそれは”寒い場所に出て歩いた時”だけ。普段はまったくなんともありません。
暖かい家から寒い外へ出て歩くと、5分程度で猛烈な痒みに襲われます。
掻きむしって流血することもしばしばですが、我慢していて脳貧血になり、吐きそうになったこともあって、掻くも地獄、掻かぬも地獄。
たかが蕁麻疹とは言えないほど、本人にはつらいものでした。
暖かい場所へ移動し、しばらくじっとしていると痒みは徐々に収まりますが、
毎日のことだし、すぐに店や駅に入れるとも限らないので、冬の朝は特に憂鬱だったのです。

室内と外の気温差がなければ症状は出ないので、冬以外は問題なく、
病院での診断は「寒冷蕁麻疹だろう」とのことでした。
でも当時は良い薬がなかったのか、軽視されたのか、
「体質だろう」と、薬も処方されず、何度受診してもまったく解決には至りませんした。
よって、学生時代は家から駅までの10分間を歩くことができないので、
自転車で駅まで行き(自転車なら数分)、雨の日は親に駅まで車で送ってもらい、
どうしても歩かなければならない時は途中で店(本屋とか、スーパーとか)などに入って温まる...などなど。
そして何より普段は「寒い時には極力、5分以上は続けて歩かない」ことを心掛けて過ごす人生を送ってきたのでした。

ところが、花粉症を発症し、薬を服用しはじめて、ふと気が付いたのです。

  あれ?足が痒く無い!

絶対に痒くなるような寒い日でも、まったく痒くならないのです。
運良く、花粉症の時期と、寒冷蕁麻疹の時期(1〜3月)は同じです。
数カ月とはいえ、毎日連続で薬を飲むということに最初は少し抵抗があった私も、

  1粒で2つの効果があるなら!

と、今ではそそくさと服用しています。

もともと花粉症用の薬はアレルギー用の薬なので、蕁麻疹などにも処方されるものなのですが、
昔だってアレルギー用の薬が何もなかった訳ではないでしょう(クラリチンが日本に登場したのは、5年位前のことなので)に、どうしてお医者さんは何も処方してくれなかったのかなぁ...


とにかく、医学の進歩に感謝です。

2008年01月21日

Happy Camera Life♪

20080121.jpgデジタル一眼レフを購入して早や約3週間。
試して撮ったり、情報収集してわかったことが色々ありまして、どうも思ったように撮れないのは、腕もあるけど、レンズの種類によることも大きいらしい...
とは言っても、交換レンズはかなり高価で、カメラ本体より高かったりするので、そうそう気軽に買えるものでもありません。
色々な基礎知識も、こんがらがってきてよくわからないし、何で時々シャッターがおりないのかも謎だし、真っ青になったり真っ黒になったり、うまくボケないし、オートで撮るなら一眼レフの意味ないし...
  
  買ったはいいけど、さて、どうしよう??

ボサノバギターを初めて弾こうと思った時以来ですね、この感覚。
そんな中、ふと見たカメラ雑誌で、私の持っている機種専用のカメラ講座をメーカーが主催していることを知りました。

それは、オリンパスが主催するPhotoRougeという女性限定講座で、今までの写真教室の常識を覆すような内容でした。

例えば、自由が丘を散策しながら街の風景を撮る、夕暮れの東京湾をクルーズしながら撮る、白金のカフェでスイーツやフラワーアレンジを撮る、自然光を生かしてカフェで花や小物を撮る、簡単ライティングでテーブルフォトを撮る...などなど、女性がカメラで「やってみたい!」というツボを押さえた画期的な企画!
全3回講座で、1回目が講義、2回目が撮影会、3回目が作品講評会となっていて、撮影会ではランチやお茶付きだったりして、ますます女心をくすぐります。
そしてカメラ本体はもちろん、好きなレンズをいくらでも貸してくれるので、買う前に思う存分試してみることもできるのです。
先生のプロカメラマンも同世代の女性で、
「何でこうなるかとか、コムズカシイ事はとりあえず置いといて、とにかく早くポストカードのような作品を撮りたい」
という女性の気持ちをよくわかってくださるようです。

  これは、ぜひぜひ行きたい〜!!


今まで、写真教室というと、
「ISOって何ですか?」など、あまりに基本的な質問をしたら怒られそうなおじさんベテランプロカメラマン先生に、カメラの構造から教わって、「公園で花を撮る」とか、「山で紅葉を撮る」とか、「浴衣モデル撮影会」とか、あんまり興味ないような写真も一通り習って...というのを想像していた私はびっくり! こんな講座があったんだ〜!

いや、花も紅葉も撮れたらいいですけど、まずはだいたいの女性がやりたいのは、
単焦点レンズやマクロレンズを使った、テーブルフォトなのですよ。


早速、近い日程をチェックするに、すでに最近の講座は締きり済み...
しかも、HP掲載の中でまだ開催していない、残りたった1つ講座の開講日は、すでにあさってに迫っています。
内容は「白金台のカフェで、バレンタインをテーマにしたスイーツとフラワーアレンジを撮る」というもの。
   うーん、もう無理かもしれないけど、行きたいなぁ。
でも、日程が差し迫っているというのは、逆にチャンスでもあります。
定員30人だったら、1人くらいキャンセルが出ているかもしれないじゃないですか。
駄目もとで電話をしてみると、

「残念ながらもういっぱいで...」
とのお返事です。やっぱり。
「1人くらいなんとかなりませんかねぇ??」
と頑張ってみたけれど、
「すでにそう言われて、定員を数人オーバーしているので、難しいです。
 もう撮影会場のカフェに、席をご用意することができないので...」。
次回の開催予定は、春以降になるというし、私はどうしてもあきらめきれず、
「キャンセルが出たら、連絡いただけませんか? 当日の連絡でも構いません。
 突然でも私、行けますので」
とお願いすると、私が既にカメラを持っていること、会場の新宿まで1時間もかからないことなどもあり、キャンセル待ちを受けてくれました。

そして翌日。
昼の3時に携帯が鳴りました。やった!
待望のキャンセルが出て、私も晴れて参加できることになったのです。
後で知ったのですが、PhotoRougeの講座は毎回大人気で希望者が殺到、いつも定員オーバーするため、受講者は抽選の上で決定なのだそうです。
キャンセルで入れてもらえた私はラッキーでした!


そして迎えた初回。まずはオリンパスの社内会議室でカメラの基礎知識講座です。
参加者はみんな同世代...20〜30代の女性で、お話をした方々は、実はキャノンとニコンの一眼レフを持っているのだとか。
2人とも、私の機種より1ランク上の良いカメラをお持ちで、すでに他のメーカーの講座にも何度か出席しているけど
「よくわからない」「質問しずらい」「撮影の対象に興味が沸かない」「女性だけの方がいい」
などの理由で、イマイチだったらしいのです。
よく見ると、オリンパスの今回の対象カメラ(E-410, E-510)を持っている人は稀で、9割の人がレンタルを利用。
買う前に試したい、他のメーカーのカメラや、フィルムの一眼レフを持っているけど、講座の内容に興味があって来た、という人がほとんどのようです。
皆さん、よく調べて勉強しているんですよ〜


講座では、電源の入れ方、カメラの構え方に始まって、ISO、ホワイトバランス、シャッタースピード、露出、補正の仕方、絞りと他の要素との関係、ピントの合わせ方まで、わかりやすく講義してくれて、2時間はあっという間でした。
実はこの機種にはライブビュー機能というのがついていて、液晶画面を見ながら撮影することはもちろん、その場でボケ具合やホワイトバランスの調整確認ができる(一眼レフにこの機能がついているのがウリだった)のですが、私はこの講座に行くまで、その機能を1度も使ったことがなくて、もったいないことをしていました(笑)
もう撮るのに必死で、使いこなすなんてほど遠い状態ですから。


そして2日後の撮影会では、実践です。
白金台のカフェで、スイーツと日比谷花壇さんの用意したフラワーアレンジと、カフェのものを何でも撮ってOK。スタートの声がかかる前から、すでに全員が暴走。あっちこっちでパシャパシャ撮りまくりです。
自然光の入るガラス張りの室内は、プラチナ通りを歩く人に丸見えで、行き交う人がみな
「これ、何やってんの??」
と、ものすごく怪訝な顔していましたが、そんなことに構っている場合ではありません。
先生に時々アドバイスをもらいながら、交換レンズを3種類試して、またも2時間はあっという間に終わりました。
もちろん、撮影したスイーツもハーブティーも美味しく楽しく、みんなでいただきました。
撮影に使ったフラワーアレンジも、お土産として各自持ち帰れるという、到れり尽くせり状態です。

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現在の私の手持ちレンズは、初回キットに付いていたスタンダードズームの14ー42mmF3.5-5.6。
これだと、あんまり背景をぼかすことができません。
そして今回、試したのは、35mm F3.5マクロと、50mm F2.0マクロと、スタンダードズームの14ー54mm F2.8-3.5のレンズ3種。
憧れの単焦点50mm F1.4は、ライカレンズのため今回はレンタルができず、上記の3種類を試して、どれか1本を今後買い足そうと思って選びました。

使った感じでは、50mm F2.0マクロが一番良くて、参加者全員に大人気でした。
35mm F3.5マクロは寄れすぎて、撮れる世界が一段変わるので、ビジョンがないと、どうしてよいものやら??と、戸惑う感じです。このレンズなら、水滴アップ!とか、ありんこアップ!とかはできますけどね。光を上手く使うと、別世界が表現できるレンズです。
スタンダードズームの14ー54mm F2.8-3.5は、通常持って歩くには14ー42mmF3.5-5.6より思ったように撮れるので良いのですが、想像していたよりも大きくて重かったので、1本買い足すなら、マクロの方がいいかな〜と。

2時間で撮った写真は計205枚。
ここから2枚を選んで、タイトルをつけて、月末には講評会です。
みんながどんな写真を撮っているのか、それも楽しみです!

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今回、参加したことでだいたいの基本がわかったこと、自分が何を撮るのが好きで、何があまり好きじゃないのかがわかったこと、ぼかせば良いってもんじゃないとか、アングルの難しさや、色んなことがハッキリして、とても勉強になりました。

結果として、教えてもらえば、よくある「リビングフォト」「ポストカード風フォト」は、カメラが優秀なので、実は簡単に撮れます。
手ブレも、練習すればブレなくなります(そもそも、E-510なら手ブレ補正もついているし)。
でも、そこから「いかに個性を出した写真を撮るか?」が難しいのです。
音楽と同じなんですよね。
ピッチやリズムがずれていては話にならないけど、合ってるからって上手いとは限らない。
センスは、人間性につながっていて... うむむ、芸術は奥が深いです。


ということで、白金での写真はいずれ披露するとして、今回の写真は撮影会の帰りに寄った妹宅での1枚。 
意外と、ぬいぐるみシリーズはかわいいのが撮れて、ひとり満足しています。

2008年01月14日

CD baby

20080114.jpg「inc12」のアルバム『atmospheric』が、「CD baby」サイトにて、海外通販可能となりました。
ネットで世界中に通販できるなんて、分明の進歩って素晴らしい〜!
海外在住の方で、ご興味ありましたらぜひご利用くださいませ。試聴もできます。

◆「CD baby」
http://cdbaby.com/

◆「inc12のページ」
http://cdbaby.com/cd/inc12


年末の「inc12」初VJライブの時も、フランスからのゲストミュージシャンがいらっしゃっていて、片言ながらみんなで英語で話したり、なんだかワールドワイドになってきましたよ(笑)
外国語の歌が日本で好まれるように、日本語の歌も外国人に喜ばれるので、弾き語りで今度は私も一緒にライブやりたいなと思ったのでした。


写真は、思いきり日本の風景です。近所のカフェにて。
ここのパスタとピザはとても美味しくて、雰囲気も良い店なのに、BGMがいつもアメリカン・ロック!!
個人的には、同じアメリカでもジャズにしてくれたら、もっと落ち着けるのになぁ...

2008年01月02日

謹賀新年2008

cake20080102.jpg明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


さてさて、今年のお正月は、自宅でDVD三昧。
そしてカメラと格闘しております。
年末に、デジタル一眼レフカメラを買ったのです。

憧れはあったものの、一眼レフカメラを手にしたのは、実は生まれて初めてです。
誰かのを貸してもらっても、万が一、変な操作をして壊してしまったらと思うと、怖くて何もできませんでした。
「ちょっとコレ持ってて」
などと言われて、大事に抱えていたことくらいしかありません...


こんな初心者でも気軽に始められる機種ということで、最軽量のオリンパスE-401という機種を選びました。
勇んで撮影し始めると...
おぉ〜 暗めの室内でも、なかなかよく撮れるではありませんか!
しかし、感激もつかの間、マニュアル操作にすると、まったく上手くいきません。
背景をぼかしたいのに、まったくぼけない。もしくは全部がぼける。
というより、そもそもピントが合わない!
ファインダーの中のピント合わせの点が、ゆ〜らゆ〜らといつも揺れていて、
そもそも私は、カメラを持ってじっとしていることすら、できないようです。
最軽量とはいっても400グラムはあるので、慣れないとバランスがとれず、重くてカメラを支えていられないのです。
被写体は絶対に自ら動かない静物...置物や植物、ケーキ等なのに、撮影する自分がシャッターを押すまでの間、静止していられないなんて、どうしましょうか、こんなんで!!
野良ネコを激写なんて、夢のまた夢です。


完全オートの他にも、シーン別のオート機能、絞り優先、シャッタースピード優先、プログラム撮影など様々なモードがあるのですが、
完全オートでは今までのデジカメみたいな映像しか撮れないんですよね...

  違う、私がやりたかったことはこれじゃない!

しかし、考えれば考えるほどメチャメチャな設定になっていくらしく、
撮れば撮るほど
「これはいったい、何を撮りたかったの?」
という、どうにもならない写真が増える一方です。
こんななら、今までのデジカメの方が100倍上手く撮れるじゃないの〜!!

そして、悟りました。
  

  写真って、難しいんだ!!


今更ながら、プロの写真家って、ものすごく上手いんですね(当たり前か ^^;)
一眼レフを買って「素敵に撮れて感動」ではなく、
「プロがいかに上手いか」に、むしろ感動しました。
アングルが大事なんて思っていたけど、アングル以前の問題が山積みで、話になりません(苦笑)。
良いカメラを買えば、思い通りの写真が撮れる訳ではないのですね。
オートで撮れば、確かに通常デジカメより良くは撮れるけど、それはまるで
楽譜も読めない、楽器の弾けない人が、専用ソフトを作って曲を作って、作曲できているような気になるようなものです。
肝心な部分は、ぜんぶコンピューターがやってくれてるんですよ...忘れてはいけません。
便利だけど、それじゃつまらない!


もちろん、カメラに関してはちょっとは勉強してから買ったのですが、やってみなくちゃわからない部分もあったので...
そして実際に触ってみて「いかに何もわかっていないか」がよくわかりました。

  露出補正値の予測はついても、どうやったら絞りとの関係がうまくいくのか、
  シャッタースピードはどういう状況でどのくらいが妥当なのか、
  今の光の具合だと ISOはどのくらいが適切なのか、
  ホワイトバランスはどれを選ぶのか...

これらが全部組み合わさって、写真として表現になるなんて、知りませんでした
(たぶん、私が知らない他のこともまだあると思いますが)。
考えようによっては、こういった要素をきちんと理解して操作できれば自由自在に撮れるので、単純明快ではあります。
  なのになぜ、なぜに上手くいかないの〜〜っ!
説明書には本当に基本的な操作のことしか書いてないんですよ! 
ちょっと前に機種変更した携帯電話の説明書の方がずっと詳しくて厚かったほどで、
「もしかして、もう1つ応用編っていうのが入っているのでは?」
とカメラの入っていた空き箱の中を探りたくなるくらいでした。


しょうがないので、
「まずはオートで撮って、それからその情報を参照し、
 マニュアルでそれに近い設定にしながら、オートでは再現できなかった部分を補正する」
という手段で撮ってみる作戦に変更。
...そしたら、3日目にしてやっと、とりあえずまともな写真が撮れるようになりました。


  はぁ〜〜 


写真は、元旦に焼いたパウンドケーキ。
こんな写真を撮るのすら、まだけっこう大変な私なのでした...
(ちなみにオートだと、もっと暗くて白っぽい画像になります。
 でもまだこの写真はちょっとホワイトバランスが変で、改善の余地アリ ^^;)
ド初心者向けの基礎知識の本を1冊、買ってこなくっちゃ。。