自転車ぶらり
念願だった電動アシスト自転車を買いました。
ヤマハのPAS VIENTA。内装8段変速のスポーツモデルです。
今年の夏、小浜島でレンタルしてその実力のファンになって以来、
最初は何の迷いもなく普通のシティサイクル(いわゆるママチャリ)のアシスト付きにしようと思っていたのですが、
あちこちの自転車店を巡るうち、華奢なフォルムに洗練されたデザイン、美しい色使い、豊富なパーツのスポーツモデルにすっかり魅了され、
今更ながら、なんて自転車って格好良いのだろう!!と、スポーツタイプ自転車に岡惚れしてしまったのでした。
気がつけば、荷物も乗らないし、ぜんぜん実用的じゃないけれど、
1台ママチャリも持ってるんだから「ただ乗るだけ」の自己満足自転車でも良いのでは?!
...と、考えを180度大幅変更。
結果、スポーツタイプを探すことになりました。
でも、自分がアシストなしのクロスバイクやロードバイクに乗るのは
ちょっと自信がありませんでした。
実は私、ギア付きの普通自転車にすら、今まで一度も乗ったことがなかったのです。
なぜなら、私が育った下町の深川は、現在の場所とは対照的に、どこまで行っても道は果てしな〜くまっすぐ!
上り下りなんて、橋のたもと位しかありません。
だから、自転車は普通のもので充分に走ることができて、
ギアなんかがついてたら「よっぽど自転車好きな本格的な人」という感覚だったのです。
しかし、今の地に引っ越して来て、それは特殊な環境であったことを悟ります。
現在、私は東京都在住ではありますが、近隣の道はかなりアップダウンが激しく、
普通のママチャリで行けるのは、家から駅までのかなり限られた範囲のみ。
他はすべて上り道、もしくは下り道=とにかく坂だらけなんです。
駅前に買い物や公的機関、病院などは集中しているし、家から駅まで徒歩でも5分なので、
普段はまったく不便は感じないのですが、ちょっと遠出しようと思ったら、車か電車で行くしかありません。
そんな場所なので、近隣を走っている自転車はアシスト付きがほとんどで、
他は、本格的なクロスバイクやロードバイクばかり。
交番のおまわりさんの自転車だって、アシスト付きなんですよ。
そんなこんな中、ヤマハのサイトを見ていたら、
10月に新モデルのアシスト自転車が発売されたではありませんか!
それも、まさに私が欲しいな〜と思っていたような女性向けスポーツタイプのアシスト付き。
なんだか「スポーツ車なのにオートマ」みたいな「ちょっとズル」な感じは否めませんが、
私だけじゃないんだ!と妙な安堵と自信も感じて、これはぜひ試乗してみたいと思いました。
しかし...いざとなると、それを売っている店が近所に全くないのです。
アシスト付き普通ママチャリならあるのですが、
アシスト付きスポーツタイプ(ヤマハ、パナソニック等の日本以外にも、
海外ブランドのものも色々あります)は、ことごとく置いて無い。もしくは取り扱っていない。
仕方なく、ヤマハのお客様相談室に電話して、
「いったい何処へ行ったら乗れるのか?買えるのか?」と聞いて教えてもらったのが
目黒の碑文谷にある、アシスト自転車専門店でした。
そこでヤマハ、ルイガノなど数種類に試乗して、このVIENTAに決めました。
翌日、自転車が配送されて来ました。
実際に乗ってみると、坂なんてなんのその〜!
アップダウンをものともせずにスイスイ進みます。
液晶のマルチファンクションメーターが付いていて、走行時速や距離、消費カロリー、
バッテリー残量や走行可能距離など、色々な数値が表示されるのですが、
慣れないうちはギアチェンジで手一杯で、見てる暇なんかありません(^^;
ただ、自分の体力以上にグングン行けてしまうので
実力との感覚差に、ちょっと気をつけなきゃいけないなと思いました。
初日は平均時速12キロ、最高速度20キロで、合計11キロ走り、
前傾乗車姿勢に慣れないこともあってか、
自転車を降りた時には口も聞けないほどヘロヘロに疲れました(>_<)。
乗っている時は快適で、どこまでも行けそうなくらい楽なので、疲れていることに気付かないのです。
たとえるなら、子供の頃にトランポリンでバンバン跳ねて遊んだ後、地上に降り立った時の感じ...
体が重力に引っ張られて気だるく重〜い、あの感じに近いです(わかってもらえるかな...^^;)
でもこれも慣れれば、ちゃんとコントロールできるのではないかと思います。
そしてこんなに乗ったのに、消費カロリーはたったの156キロカロリー!
ダイエット目的で乗っている訳ではないけれど、
かえってお腹がすいてお昼ゴハンをたくさん食べちゃったから、
自転車で体重を落とすのは至難の技だと思います(苦笑
なにか心配事があった方がよっぽど痩せますね〜
最近では自転車人口が増えて、都心では自転車がどこを走るか?が色々と問題になっていますが、
うちの近辺は、そもそも自転車人口が少なく、歩道も広いので、
まるで街全体がサイクリング・ロードのよう(笑)。
こんなにサイクリングにうってつけなら、早く買えば良かったとさえ思います。
今まで知らなかった道がたくさんあって、新しい発見もいっぱいでワクワクです。
これからの季節はちょっと風が冷たいので、
かわいいモフモフの耳当てが欲しいな〜と思っているところです。
さぁ、明日はどこへ行こう?
[photo data]
すべてOlympus E-410 ZUIKO DIGITAL50mm MACRO F2.0
(1)ISO200 F11 1/160 0ev 50mm
自転車の重さは21.5キロ、これでも昔よりずいぶん軽くなりました。
3時間充電で標準アシスト=27キロ走れます。
(2)ISO200 F4.0 1/2500 0ev 50mm
VIENTAとは、スペイン語の風「VIENTO」からの造語だそうです。
ポルトガル語だと「VENTO」ですね。
カラーはピンク、ホワイト、グリーン、ブルーの4色あって、
散々迷って悩んで迷って悩んで...ブルーにしました。
カメラバックが乗せられるように、前カゴはカスタムで取り付けてもらいました。
(3)ISO200 F3.5 1/1250 0ev 50mm
青空眩しい、近所の公園にて。
紅葉の散る道をのんびり走りました。
コメント
可愛らしい自転車ですね!色合いが何とも素敵です。電動自転車って20kg以上もあるのですね、ボクのは昔の自転車ですけれど輪行使用なので12.8kgです。自転車は風を肌で感じながら景色を楽しみながら移動出来るので、(いわゆるポタリング)春のウキウキした季節には打って付けだと思います。もちろん、冬の枯葉を踏みしめながらの走行も詩的ですけれど.....
ボクは近頃、自転車ならぬ、軽自動車での林道ドライブに夢中です。渓谷沿いや山間の林道で出会う紅葉は綺麗です。
投稿者: 鋭理庵 | 2011年11月26日 03:10
ありがとうございます(^^
電動アシスト付きは、モーターやらバッテリーやらで、その分どうしても重くなっちゃいますね...
これでもだいぶ軽量化されてはきているので、アシストを切って乗ったり押したりするのも
思ったよりも楽でした。
少しずつ距離をのばして、春には桜並木の下をサイクリングしたいです!
投稿者: akiko | 2011年11月26日 19:03