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2007年04月24日

お知らせ

「ゲゲゲの鬼太郎」の主題歌がリニューアルされて、なんだかジャズっぽく格好良くなったので
これって、クレイジーケンバンド??と思ったら...
なんと、泉谷しげる氏でした!

歌うまいなぁ〜って、ベテラン歌手だものね。
良い味を出してるなと思いました(笑)

さて、私は明日から少々早めのGW休暇をいただいて、旅に出てきます。
それに伴い、メールやコメントのお返事は連休明けになりますので
何卒よろしくお願い致します。

では、行ってきま〜す!

2007年04月19日

英語漬け

20070419_english.jpgいよいよ今月から英語スクールが始まり、これまでに2回の授業に出席してきました。
クラスメートは男性2人、女性7人;私を含めて全部で9人です。
初回の授業では早速、他己紹介をしたのですが...

仕事や大学で英語を毎日使っている、英語を教えている、海外で働いていた、留学していた、再留学の準備中...等々、なんと私以外の人はすべて、何らかの形で日々英語に携わっている人ばかりという、錚々たるメンバーだったのです。

授業中も皆さん、喋る喋る!
体験レッスンでの静寂は夢だったのか?と思うほど、次から次へとポンポンと英語が飛び交います。

  す、すごい...

私はただひたすら、驚愕。
こんなに英語が話せる日本人を見たことはおろか、一緒に勉強したことなど、これまでの人生で一度もありません。

私なんぞ、易しい問題の時に発言しておかないと、話すチャンスがなくなってしまいます。必死です。
しかし、途中で何を言っているかわからなくなって「すいません、もう一度いいですか?」と仕切り直したり、
「この単語はどういう意味ですか?」などと言っているのは私だけ。
そして、答を間違えるのも私だけ。
明らかに、私が一番わかっていない...のです。
挙げ句の果てには、
「間違えた〜」と日本語でおもわず言ってしまったら、
「それも英語でいいなさい」と先生に言われ、その言い方まで教わってしまという有り様(涙)。


とはいえ、幸い先生の指示や説明は勘違いしていないようなので、クラスメートの発言も含め会話の内容は、私も何とかわかっているようです。
しかし、リーディングにはめっぽう弱い。。
ある程度まとまった長さ(A4サイズ1枚、細かい字でびっしり分くらい)のテキストを短時間で読んで理解し、その内容について語ったり、設問に答えるというのがとにかく苦手で、ことごとく間違えます。
これができるようになると、だいぶ違うんだけどなぁ。。


  やっぱり、このクラスに入ってしまったのは何かの間違いなのでは??
  ついていけるかな...


クラスメイトは皆さん良い人たちだったのでホッとしたものの、初日はちょっと意気消沈しながらトボトボ帰宅。
しかし、ものは考えようです。おめでたい性格の私は、

   英語なんて大嫌いで、10年近くただの一度も勉強しなかったのに、
   このクラスに紛れ込めた私って、すごいじゃないの! 

と思うことにして、気を取り直しました。
とにかく、嘆く暇があったら勉強です。
宿題と復習をちゃんとしないと、レベルを下げられてしまいます。
(この学校では、最初2〜3回のレッスンの間に、自分自身と先生の判断で、レベル移動が1回まで可能なのです。
 UPもありますが、当然DOWNもあり得ます)
説明会では「宿題は、自宅学習で1時間程度の内容」と言われていましたが、とんでもない!一体それは誰の場合の話ですか??
私にとっては、復習も含めたらほぼ毎日1時間のボリュームです。
それからは、実に久々に毎日、少しずつ英語の勉強をしました。


続いて迎えた2回目。
クラスメートとも、より打ち解けて話が弾み、皆さんがお互いに
「皆がすごく話せるのでびっくりした」と思っていたこと、
私から見ると流暢で困っていないように見える方々も、それぞれに壁を感じてレッスンに来ていることを知って、安堵しました。
同時に、皆さん非常に努力していらっしゃって、その姿勢に学ぶものも多く、良い同士ができたなぁと、嬉しくなりました。
こんな人たちと一緒のクラスになれたなんて、本当にラッキー!です。

そして、授業も建設的です。
リスニング練習では、ただニュースやテープの内容を聴き取って、何について話していますか?というのではなく、いかに効率的にメモを取るか? どこが大切で、どこは必要ない情報か?を素早く見極めるコツを教わります。
これは、以前にTVの特集番組で、警視庁の人が
「鑑識官は、やみくもに現場の物を取ってくるのではなく、証拠として使えそうなもの、使えないものを瞬時に判断する能力が求められる」
と、言っていたのに似ているな〜と思いました。

そして、メモを取る際に使う略式記号や、略語の作り方なども学んで、実際にそれを使いながらメモを取っていきます。
このへんは、同時通訳者養成学校ならではのノウハウが生きているようです。
最初はテープスクリプトを使っての練習。それでも、初めはどうしたら良いかわからず、ウーンと唸りながらの筆記。
...難しいけど、わかってくるとけっこう面白いです。
略語や頭字語は、英字新聞の見出しや、チャットで使われたりしているので(例えば、簡単な例でいうとUnited States=US、Meeting=mtgなど)決して見なれないものではないようですが、私にとっては全てが初めて。
メモにもスペルは全部書くものかと思いきや、違うんですね。
こうやって書くと早いし、後で読んでも分かり易いんだ〜!と感心しきりです。

他にも「ふむふむ、なるほど〜」と思うことが多々あって、語学学習も、やみくもに覚えればいい、読めばいい、話せばいい、という訳ではないんだなぁとつくづく思いました。
学ぶ方も真剣さが必要ですが、教え方も重要です。


電子辞書は授業中には使えません(休み時間に、確認で使うならOK)が、自宅学習では大活躍しています。
また、DSの「英語漬け」のおかげで、すっかり忘れていた英語のスペルを随分思い出し、助かっています。
どちらも、買ってよかった〜


朝10:00〜15:00まで、昼休みを挟んで4時間の授業はあっという間で、終わった直後はあと2時間はいけるよ!なんて思っている私ですが、帰り道には無性に甘いものが食べたくなり、チョコレートを買って帰宅、食べてから爆睡してしまうあたり、これが限界のようです(笑)。

まずは「英語の授業が楽しい」と思えただけでも、大きな収穫!
クラスのレベルアップなど欲張りな事は考えず、楽しく通いたいと思います。

2007年04月15日

発表会でした

20070414_flower.jpg4年前からボサノバ・ヴォーカルを、2年前からボサノバギターのレッスン講師をしています。
昨日は、毎年1度行っている発表会でした。
おかげさまで天気にも恵まれ、大塚のライブハウスは満員御礼!
3時間半に渡るジョアン.ジルベルト並の長丁場ライブでしたが、約60名近いお客さまを前に、15名が熱唱と名演奏を聴かせてくれました。

たった1曲や2曲で本領発揮するのは、とても難しいことです。
私は後ろでギターを弾きながら、心配半分&嬉しさ半分の入り交じった気持ちで見守るのが精一杯なのですが、そんなものを吹き飛ばすかのように、とにかく、本当に皆さん楽しそう!
ステージでは、レッスン時にはわからなかった、生徒さん達の新たな輝きを垣間見ることもできて、発表会は貴重な場だなぁと、毎年思います。


「教えることは、学ぶこと」
ーーーよく言われることですが、私もこの4年間、それを様々な場面で感じてきました。
生徒さんから気付かせられることは、実に多いです。
今後もまた、研究、反省、実践を繰り返しながら、前に進んでいきたいと思います。

いただいた花束は、玄関で甘い香りを漂わせています。
どうもありがとうございました。
また一緒に頑張りましょう!


P.S
昨今の個人レッスン希望者の増加に伴い、グループレッスンは終了し、今月からすべてが個人レッスンになりました(自由が丘クラスは、キャンセル待ち受付です)。
弾き語り出演者が、来年はさらに増えそうです。

2007年04月01日

焼き菓子、大好き!

cake20070402.jpg焼き菓子が大好きで、よく作ります。
私は生クリームはあまり好きではないので、普通のケーキやムースは好んで食べないのですが、”シンプルに焼きっぱなしのお菓子”には目がありません。
中でもパウンドケーキとフィナンシェは昔から大好き。
市販で美味しいものは多々あるけれど、味の操作は、自分で作れば思いのままです。
”自分好みの味のものを思いきり気が済むまで食べたい”ただその一心で、久々にケーキ作りを再開して2カ月が経ちました。


パウンドケーキは皆さん、ご存知ですよね。
フランス語でカトルカール(4分の1が4つという意味)といい、卵:バター:砂糖:小麦粉=1:1:1:1が基本です。この基本形を軸に、その配分の違いが味の違いになってきます。
また、作り方にもバターベース、卵ベース、共立て(卵を卵黄と卵白で別々に併せる)と大きく3タイプあって、それによって味や触感が違ってきます。
自分の好きなパウンドケーキはどの配分で、どの作り方をするものなのか??それを追求するだけでも結構楽しくて、夜な夜なケーキを焼く日々、食べる日々...

パウンドケーキが一段落してきた所で、もう1つ大好きなお菓子;フィナンシェにも最近、初めてチャレンジしました。
これもフランスのお菓子で、フランス語では”資産家””実業家””金融業”という意味を持ちます。金の延べ棒の型で焼くのが特徴で、縁起の良いお祝のお菓子です。日本でも、引出物なんかにもよく使われていますよね。
アーモンドの風味が強く、しっとりしたマドレーヌといった感じでしょうか。
でも、卵全部(卵黄と卵白)を使うマドレーヌと違って、フェイナンシェは卵白しか使いません。
最初に作った時は、砂糖とバターとの多さに、びっくり!
思いきり食べたくて作ったけど...これは思いきり食べるのは躊躇せざるをえません...

出来上がりは、お裾分けした人たちにも大好評だったのですが、問題は型です。
色々な所を探しまわっても、フィナンシェの型が売っていない!
しかたなくハート型で作ったのですが、やっぱり延べ棒型が欲しいじゃないですか!

そこで製菓材料が置いてある店をあちこち覗くと...
型といえば、大きいケーキも小さいケーキも、昔は1つ1つバラが当たり前で、焼いた後に生地がくっつかないように事前にバターを塗って強力粉をはたいて...と、大変な手間暇がかっかたのですが、最近はマドレーヌでもマフィンでも、6ケ〜9ケが1枚の天板にのるように最初からくっついているものが主流になっているのです。
しかも素材はアルミやステンレスだけではなく、テフロンやフッ素加工がしてあるものが多数あり、シリコンゴムの型まで登場していました。お手入れも楽だから気軽に作れる!という訳です。
お菓子なんて10年近く作っていなかったので、時代の進歩に私はすっかり浦島太郎でした。

でも、フィナンシェの型は売っていないのです。
やっとバラのものは見つけましたが、1つ1つ天板に並べたり、洗ったりすることを考えると、やっぱり1枚板のものが欲しい...

仕方ないのでネットで探すと、やっとありました!
あまりバリエーションはないけど、6ケ入りと12ケ入りのが2タイプあります。
でもこれ、シリコンゴム製なのです...
口コミ情報を読むに、
「型からすぐに取れる」「綺麗に取れる」
「オーブンから出して、わりとすぐに素手で触れるので型から外すのが楽」
「食洗機で洗える」「収納時に丸められる」「匂いもしない」
と、良い事づくめです。本当かな〜 ゴムなのに、焼いて匂いしないのかな〜?


シリコンゴムの落とし蓋は使ったことがあるけど、煮物とオーブンじゃ、温度が違うし...と半信半疑の私は、まずは家の近所で売っていたシリコンゴムのマドレーヌ型を購入してみました。
確かに箱には「多少匂いがありますが、使ううちに薄れます」とあります。
箱の隅に鼻をくっつけてクンクンするに、確かにゴム臭い...
でも、薄れるって書いてあるし、大丈夫なのかな?と思い、あまり好きではないけど、マドレーヌをそれで試しに作ってみることにしました。


生地が余ったので、ハート型で同じものを一緒に焼き、焼き上がりを比べてみます。
確かに、シリコンゴム型は、型から外す時に面白いようにポンポン取れて、ひゃっほう!という感じなのですが...

    ん??

マドレーヌを口元に持ってくると、ゴム臭いのです。
ハート型で焼いたものは、テフロン加工の鉄板なので、ケーキの匂いしかしません。
2つをくらべると一鼻瞭然、明らかにシリコンゴム型で焼いた方は、ゴム臭い!!

    これじゃあ、せっかくのケーキが台無し...


ケーキが冷めると、多少匂いは和らぎますが、やっぱりなんとなくするのです。
「使ううちに薄れます」の言葉を信じ、2度目はそれでフィナンシェを焼いてみました。
しかし、材料が違うからか、なぜか2度目の方が匂いがひどく、焼いている時に
「何だろう?この匂い? なんで臭いの??」と、台所で不思議に思っていて、ハッとしました。
これ、シリコンゴムの匂いだ!!

   臭い臭い!!
   どうしてこんなのが、みんな平気なの?!
   匂いがしないなんて嘘だー!

オーブンを開けると、もわ〜と立ち昇る焼き上がりの匂いは、ゴムの匂い...
もちろん、フィナンシェもゴムフィナンシェ。


シリコンゴムにも種類があって、あまり匂わないものもあるのかもしれません。
しかし、私の買ったものは常温では匂いませんが、焼くと、とにかく臭い!!
私は女性の香水や、男性の整髪料も苦手な方なので、とても耐えられませんでした。

お菓子なんて、焼けて行く時のほのかな甘い匂いと、
ふわ〜っと膨らむ様をオーブンのガラス越しに見るのが幸せなんですよ。
なのに、このゴム臭さは...すべてをブチ壊してしまうのです。


やっぱり、面倒でもステンレスが一番良いのかも。
許せてテフロン、フッ素加工です。
私の使っているパウンドケーキの型は、私の母のお下がりです。
小さい頃、よく母がお菓子を作ってくれた時に使っていた物をもらって来て、私が今使っています。
毎回、紙で型を作って敷いて使うのですが、慣れれば苦ではありません。
フィナンシェだって、バターを塗ったり粉をはたくのも、慣れればきっと...
(後でやっと1つ、フッ素加工の物をネットで見つけました)

そして、シリコンゴムのマドレーヌ型は、封印されました。
年末のバザーにでも、出すか...