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英語漬け

20070419_english.jpgいよいよ今月から英語スクールが始まり、これまでに2回の授業に出席してきました。
クラスメートは男性2人、女性7人;私を含めて全部で9人です。
初回の授業では早速、他己紹介をしたのですが...

仕事や大学で英語を毎日使っている、英語を教えている、海外で働いていた、留学していた、再留学の準備中...等々、なんと私以外の人はすべて、何らかの形で日々英語に携わっている人ばかりという、錚々たるメンバーだったのです。

授業中も皆さん、喋る喋る!
体験レッスンでの静寂は夢だったのか?と思うほど、次から次へとポンポンと英語が飛び交います。

  す、すごい...

私はただひたすら、驚愕。
こんなに英語が話せる日本人を見たことはおろか、一緒に勉強したことなど、これまでの人生で一度もありません。

私なんぞ、易しい問題の時に発言しておかないと、話すチャンスがなくなってしまいます。必死です。
しかし、途中で何を言っているかわからなくなって「すいません、もう一度いいですか?」と仕切り直したり、
「この単語はどういう意味ですか?」などと言っているのは私だけ。
そして、答を間違えるのも私だけ。
明らかに、私が一番わかっていない...のです。
挙げ句の果てには、
「間違えた〜」と日本語でおもわず言ってしまったら、
「それも英語でいいなさい」と先生に言われ、その言い方まで教わってしまという有り様(涙)。


とはいえ、幸い先生の指示や説明は勘違いしていないようなので、クラスメートの発言も含め会話の内容は、私も何とかわかっているようです。
しかし、リーディングにはめっぽう弱い。。
ある程度まとまった長さ(A4サイズ1枚、細かい字でびっしり分くらい)のテキストを短時間で読んで理解し、その内容について語ったり、設問に答えるというのがとにかく苦手で、ことごとく間違えます。
これができるようになると、だいぶ違うんだけどなぁ。。


  やっぱり、このクラスに入ってしまったのは何かの間違いなのでは??
  ついていけるかな...


クラスメイトは皆さん良い人たちだったのでホッとしたものの、初日はちょっと意気消沈しながらトボトボ帰宅。
しかし、ものは考えようです。おめでたい性格の私は、

   英語なんて大嫌いで、10年近くただの一度も勉強しなかったのに、
   このクラスに紛れ込めた私って、すごいじゃないの! 

と思うことにして、気を取り直しました。
とにかく、嘆く暇があったら勉強です。
宿題と復習をちゃんとしないと、レベルを下げられてしまいます。
(この学校では、最初2〜3回のレッスンの間に、自分自身と先生の判断で、レベル移動が1回まで可能なのです。
 UPもありますが、当然DOWNもあり得ます)
説明会では「宿題は、自宅学習で1時間程度の内容」と言われていましたが、とんでもない!一体それは誰の場合の話ですか??
私にとっては、復習も含めたらほぼ毎日1時間のボリュームです。
それからは、実に久々に毎日、少しずつ英語の勉強をしました。


続いて迎えた2回目。
クラスメートとも、より打ち解けて話が弾み、皆さんがお互いに
「皆がすごく話せるのでびっくりした」と思っていたこと、
私から見ると流暢で困っていないように見える方々も、それぞれに壁を感じてレッスンに来ていることを知って、安堵しました。
同時に、皆さん非常に努力していらっしゃって、その姿勢に学ぶものも多く、良い同士ができたなぁと、嬉しくなりました。
こんな人たちと一緒のクラスになれたなんて、本当にラッキー!です。

そして、授業も建設的です。
リスニング練習では、ただニュースやテープの内容を聴き取って、何について話していますか?というのではなく、いかに効率的にメモを取るか? どこが大切で、どこは必要ない情報か?を素早く見極めるコツを教わります。
これは、以前にTVの特集番組で、警視庁の人が
「鑑識官は、やみくもに現場の物を取ってくるのではなく、証拠として使えそうなもの、使えないものを瞬時に判断する能力が求められる」
と、言っていたのに似ているな〜と思いました。

そして、メモを取る際に使う略式記号や、略語の作り方なども学んで、実際にそれを使いながらメモを取っていきます。
このへんは、同時通訳者養成学校ならではのノウハウが生きているようです。
最初はテープスクリプトを使っての練習。それでも、初めはどうしたら良いかわからず、ウーンと唸りながらの筆記。
...難しいけど、わかってくるとけっこう面白いです。
略語や頭字語は、英字新聞の見出しや、チャットで使われたりしているので(例えば、簡単な例でいうとUnited States=US、Meeting=mtgなど)決して見なれないものではないようですが、私にとっては全てが初めて。
メモにもスペルは全部書くものかと思いきや、違うんですね。
こうやって書くと早いし、後で読んでも分かり易いんだ〜!と感心しきりです。

他にも「ふむふむ、なるほど〜」と思うことが多々あって、語学学習も、やみくもに覚えればいい、読めばいい、話せばいい、という訳ではないんだなぁとつくづく思いました。
学ぶ方も真剣さが必要ですが、教え方も重要です。


電子辞書は授業中には使えません(休み時間に、確認で使うならOK)が、自宅学習では大活躍しています。
また、DSの「英語漬け」のおかげで、すっかり忘れていた英語のスペルを随分思い出し、助かっています。
どちらも、買ってよかった〜


朝10:00〜15:00まで、昼休みを挟んで4時間の授業はあっという間で、終わった直後はあと2時間はいけるよ!なんて思っている私ですが、帰り道には無性に甘いものが食べたくなり、チョコレートを買って帰宅、食べてから爆睡してしまうあたり、これが限界のようです(笑)。

まずは「英語の授業が楽しい」と思えただけでも、大きな収穫!
クラスのレベルアップなど欲張りな事は考えず、楽しく通いたいと思います。

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