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2007年01月29日

電子辞書

「英語がキライ」と長年言い続けてきた私ですが、要はやる気がなかっただけの話で、いい加減に心を入れ替えて取り組むを決心をし、最初に思い付いたのが、ニンテンドーDSライトの「英語漬け」を買うことでした。
しかし、普段ゲーム機なんかまったく興味がない私が欲しいと思うくらいです。...どこの店も品切れで、在庫がナイ。入荷予定も未定で、全然手に入る見込みがなく、仕方なく(...なんてまだヤル気がないと英語堪能者には喝を入れられそうですが 汗)電子辞書を買う事にしました。

渋谷の大型電器店にまずは見に行くと、メインの売り場のど真ん中に、ほぼすべての機種がズラーッと! 今までちゃんと見たこともなかったのですが、よっぽど需要があるのでしょうね。びっくりです。喜んで近付くも、予備知識がないと、どれが何なのかサッパリわかりません。
カラフルでかわいい感じの中高生用、コンパクトなトラベル用、ゴツイ感じのプロフェッショナル用... 各メーカー、種類が色々ありすぎて目移りします。

とりあえずは使ったこともないので、目の前にあった機種で、何か単語を入力してみることに。
しかし、こういう時に限って何の単語も頭に浮かんでこない... ええっと、catとか名詞じゃない方が良いよなぁ、うーんと... have とかdoとか意味や使い方がたくさんあるやつ...
そうやっていくつか入力してみるも、瞬時に和訳が表示されるだけで、とりたてて何も新しい発見はありません。

私の隣では、おじいさんが1人で何やら一生懸命文字を打込んでいます。なかなか動かないので、そこの棚にある機種を見ることができません。苦戦しているのだなぁと横目で覗くと、ディスプレイには
 「えええええええええええええっ」...
ひたすら「え」が打込まれています。それでもなぜかひとつのキーを押し続けるおじいさん。一体何がどうなってるのかわかりませんが、笑いそうになるのを堪えて、彼のいない棚へ移動しました。

ざっと見渡しても、そばに電子辞書の説明員らしき人もいなかったので(わからない店員に聞いても、時間を喰うだけだし)やっぱりまずはカタログチェックをして、ネットでさらに調べて、めぼしい数機種に絞り込んでからまた来ようと思い、主要メーカー3社のパンフレットをもらって帰宅しました。

家でパンフを吟味し、色々なユーザーサイトで使い勝手を見てみると、購入対象はすぐに3機種から2機種になりました。外れた1機種も悪くはないのですが、全体的にあんまり良い辞書が入っていなくて、テレビが観られるとか、そんなのがウリなのです。勉強しなくちゃいけないのに、テレビなんか観ていたらすぐに電池がなくなってしまいます!ということで、却下。


電子辞書には、大きく分けて7種類があるようでした。
●1)生活全般用。広辞苑、家庭の医学、冠婚葬祭辞典などをはじめとした生活に密着した内容のものに、一通りの英語、国語などの辞書に百科事典、トラベル英会話集から百人一首の読み上げ機能まで、幅広く網羅した機種です。
●2)中高生用モデル。リスニングやスペルチェックなどのテスト機能付き、英検やセンタ−試験対策が施されています。また、日本史、世界史、古語辞典、化学、物理、敬語辞典まで学校生活をサポートする内容です。
●3)英語学習者向け。さらにレベルがだいたい3つくらいに分かれていて、翻訳家などのプロユーザー向け、大学院生・留学希望者・MBA取得者向け、ビジネスマン向けなどがあり、英英辞典や和英機能が充実しています。
●4)医療従事者向け。医学用専門辞典がメインです。
●5)トラベル、出張用などのコンパクトモデル。通常250〜300グラムの機種が120〜180グラム前後と小さくて軽いかわりに、機能やコンテンツが制限されます。
●6)外国語学習者向け。英語+他の言語という組み合わせが選べます。
対象となるのは、だいたいどこのメーカーもドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、中国語、韓国語のみ。ポルトガル語があれば、私は迷わずそれを買うのですが、残念ながら追加コンテンツにもポルトガル語はありません。10数年前にポルトガル語の電子辞書が出たことがあったのですが、どうもなくなってしまった模様... とても残念です。
●7)シンプルなスタンダードタイプ。
国語、英和、和英辞典くらいしか入っていないけれど、操作が楽で表示が大きく、値段もお手ごろモデル。どちらかというと高齢者向け?でしょうか。


さて、分類がわかったところで、ここから自分向けモデルを探さねばなりません。
結局、迷ったのは、●2)中高生用モデル と、●3)英語学習者向けでした。
最初は、英語を勉強するんだから、英語学習者向だろうと決めてかかっていたのですが、待てよ、自分の英語のレベルを考えたら、それって中高生と良い勝負なのでは? 大学受験を目指している高校生には間違いなく勝てないだろう、と思ったのです。日本史とか物理辞典なんか絶対使わないけれど、英語をリスニングしながらスペルチェックしたり、遊びながら学べるテスト機能等は楽しそうだし便利そう...
英語学習者向けは辞書が充実しているだけに、お値段が中高生用モデルの1.5倍くらいします。こんなに高いのを買って、本当にちゃんと勉強するだろうか... 宝の持ち腐れ? 猫に小判? という心配もあって、決めかねました。

メーカーの違いについては、デザインが大きく異なるものの、機能はびっくりするほど似ているのです。あとは、実際に触ってみるしかなさそうです。。
そこで、2メーカーの中高生用モデルと英語学習者用モデルそれぞれ2機種に絞り、更に詳しい内容を見るためにメーカーのサイトを開くと、一番候補のC社製品は来月、大幅なモデルチェンジをするということでした。収録辞書類はそれほど変わらないのですが、新機種は、タッチペンが付き、デザインと仕様が変わるようです。
...ということは、在機種は値引きされますよね;そこでまた迷いました。
   どうせ1台目だし、安い方を買うか、せっかくだから新しいのを買うか???
これはもう、店頭へ行って早く触ってみるしかありません。ということで、2回目の電器店訪問へ出かけたのであります。

すると、私が検討しているC社製品は在庫処分キャンペーンに入っていて、もう既になくなっている機種もあるではありませんか! そしてタッチペン付きの新製品も、幾つかは店頭に並んでいました。

タッチペンは、うろ覚えの漢字などを検索するとか、英語のスペルチェックテストとか、そういうのに使えるようです。もちろん、キー操作の変わりに入力用としても使えるのですが... うーん、面倒くさい! 慣れないこともあり、キー入力の方が断然早いです。 しかも、新機種は重い! ただでさえ重いのに、さらに50グラムくらいプラスされるのです。 ペンだって、なんかなくしそうだし...
これはいらないな、と思いました。


新製品を却下したところで、今度は中高生用モデルのチェックです。
気になっていたテスト機能を試すに、思ったよりも問題数が少ないし、あまりに易しすぎる...
これは3回くらいやったら、もう2度と使わなさそうです。
辞書も、単語の意味しか出てこない。例文がすごく少ないのです。といことで、これも却下。

残るは英語学習者用モデル。
一番良いプロフェッショナル用と、その1つ下の大学院生・留学希望者・MBA取得者向けモデルを試すと...おぉ、プロ用はさすがに良いかも!!
何が良いかって、和英機能がものすごく充実しているのです。
例えば、日本語としての「インディーズ」と引くのに、英語のスペルじゃなくてカタカナで「インディー」と入力するだけでも、「Independent」が表示され、意味の他に、関連用語と共に例文がずらっと並びます。その例文が、実に細かい!「この春、私はインディーズでCDを発売する予定だ」「このバンドはメジャーデビューの前にインディーズ時代が3年間あった」とか、そんなのまであるんです(笑)。ちなみに、機種によっては、「Independent」=”独立”くらいの意味しか表示されない、例文は表示しないというのもありますので、感動でした。

私の場合、日本語のニュアンスが外国語でどうなるかを丸ごと覚えるという方式を取っているがために、質の良い和英の機能がどうしても欲しかったのです。
いくら単語だけ、熟語だけを見ていても、まったく覚えられない...でも、シチュエーションと一緒に覚えると、わりとすんなり入りますよね。だから、なるべく細かい例文がたくさん出るのは願ってもないことでした。

例えば簡単な例として「パソコンが動かない」と言う時、ポルトガル語では「Meu Computador nao trabalha.」と言ったりします。直訳は「私のパソコンは働かない」です。
知人に聞くと、英語でも同じ用に「働かない」という表現をするようですが、この表現のズレというかコツみたいなのが習得できると、理解が早いというのが現在の私の持論なのです。まぁ、ようするには「外国語で考える脳になる」という、よく言われていることなんですけどね。
そうじゃないと、「ええっと、”動かない”だから、isn't move ?」という笑っちゃうような英語を考えたり、和訳をする時も同じで、「パソコンが動かない」とせずに「パソコンが働かない」などと、妙に忠実にしなくても良い直訳してしまったり... 私は長い事これで苦労したし笑われて来たので、「日本語→そのまま外国語」にしないように、肝に命じています(苦笑)。

店頭であれこれと色々な機種を実際に手に取って試してみると、サイトでユーザーが書き込んでいたような問題点;起動時間に差があったりキーの早打ちに対応できないなど、色々と使ってみてからの不満があったようですが、最近は大分解消したようで、店頭で触ってみた限りでは、どのメーカーも機種もまったく大差がありませんでした。
ということは、要は何の辞書が入っているか、という1つに尽きます。

で結局、私が一番気に入ったのは、C社の●3)英語学習者向けの、翻訳家などのプロユーザー向けモデルでした。こんな良いのが果たして本当に必要なのかどうか...それは最後まで疑問が残りましたが、欲しい和英辞典がこのレベルの機種以上にしか入っていないので、仕方がありません。
そこまで決めたら、一度帰宅。これは既存機種で、ボヤボヤしているとモデルチェンジしてしまうので、あとは在庫がある店と、値段の調査です。よくよく調べるとアマゾンが便利かつ安かったので、早速注文しました。


はぁ〜 疲れたけど、頼んですっきり! 私は、投資するとその分は絶対に頑張る性格なので、多少は身分不相応でも良しとしましょう(苦笑)。
英語辞書とは言っても、百科事典や国語辞典、ずっと欲しかった日本語類語辞典も入っているし、明日には届くので、すごく楽しみです〜!

ちなみに、2度目に行った近所の大型電器店はガラガラだったので、試遊用のWiiのテニスを試しにやってみたら、これが意外に面白い! 欲しいな〜と思ったら、これもまた在庫切れ。。
欲しいものは、皆同じなんですね。あ、でもDSライトはあきらめていませんよ。入荷して、簡単に買えるようになったら欲しいなぁ。

2007年01月18日

量より質です

都心某所の和食専門処、元有名料亭の料理人だったという店主の料理が、時間制限なし1050円で食べ放題の店に行きました。
実はココ、先日テレビのとある番組で紹介されていて、刺身にすき焼きに、カニに松茸ご飯...と、かなりの品揃。店構えも良さそうだし、美味しそうだな〜と思って観ていたら、なんと偶然にも翌日行く予定の場所の近くではありませんか。普段は量より質重視、もともとあまり量は食べないのでバイキングには興味がない私も、どうせお昼を食べるし、たまにはこういうのも良いかも!...と思い、珍しく立ち寄ってみたのでした。

ネットで検索して詳細を確認するに、オフィス街なので11:30〜13:00はとても混むとのこと。お店は14:00入店までOKなので、13:30くらいに行けば入れるかな?と思いきや...店の前に到達する前に、すでに長蛇の列が! ...これではとても14:00までには入れそうにありません。並んでいるお客さんはというと、年輩の婦人のグループや若い学生風のカップルなど、到底、勤め人には見えないような人ばかりで、テレビ効果を実感です。あえなくその日はリタイヤしました。

とはいえ、行けないと余計に行ってみたくなるのが人情です。翌週、あきらめきれずに今度は少し早めの12時5分前に到着してみました。
すでに人は並んでいましたが、数えると15名ほど。店内の広さはわからないけど、11:30に入ったお客さんがそろそろ出てくるだろうと思い、列に加わります。あれよあれよと言う間に私の後にも人が続きますが、相変わらず客層はおばさん、おじさん、カップル... スーツ姿のサラリーマンやOLはほとんど見当たりません。私の後ろに並んでいたカップルは、お店おHPを印刷した紙を握りしめ、並ぶとすぐ私に、
「あのー、すいません。並ぶ時に名前とか書くんですかね?」
と聞いてきました。私もよくはわからなかったけれど、誰もそんなことはしてなさそうだったので、
「いえ、別にそういうシステムじゃないみたいですよ?」
と答えました。「私もよくわからないんですけど」。

待つこと20分、やっと案内され店内へ。
入るやいなや両脇に料理が並んでいるのはテレビで観ていた通りだったので驚きませんでしたが、すぐに
「お会計を先にいただいていますので」
と言われ、それに少々びっくり。1050円を支払います。
「こちらへどうぞ〜」というお店の奥から声に従って進むと、ウナギの寝床のような店内は、4人掛けのテーブルが6つほどあって、その奥が座敷になっていました。

テ−ブル席の間の狭い通路を抜けて私が案内されたのは4人掛テーブルの1席で、まぁ、混んでいるだろうから相席は覚悟の上だったのですが、なんと、あとの3人は、揃いも揃ってハリーポッターに出て来るハグリットみたいな大男!
ハグリットをご存知ない方には、山男、雪男、巨人とでも思っていただければ問題ありません。

 お、お友達ですか?? 

と思いきや、それぞれ個人的な方々のようで、山盛りの皿を文字どおりガツガツと食べています。
ちょっと着席に躊躇はするものの、ここに座るしかないのだから仕方ありません。
荷物を置いて、料理を取りに入り口付近へ戻り、皿をもらうと、
「松茸ご飯、タコご飯、白米のどれがよろしいですか?」
と、ご飯はよそってくれる様子。松茸ご飯をお願いし、その後は奥から順番にお好きなものをどうぞ、と。

...しかし、いざ取ろうと思うと、取りたいものがナイ。
テレビで観た豪華お刺身の盛り合わせは、もうすでに8割近くがなくなっていて、残っているのを早く取ってってください、と言わんばかり。しかも店内の熱気と暖房で心なしか色艶も褪せ、
「これ、大丈夫かしら...」と、しばし考えてしまう私。
でも、最近私の胃腸は元気だし、せっかく来たんだし...となんとか理由をつけてサーモンとカツオの叩き(にんにく多めに)を思い切って取り、ほうれんそうの胡麻和えを取り、ウナギ、トマト、きゅうり...
ここで、そう言えばスキ焼きがあったなぁということを思い出し、スキ焼きの前へ。しかし鍋に箸を入れると、大量の白菜がひっかかるのみ...

 えー、テレビではたっくさん肉が入ってたのに!! 

と思い、肉を探そうと箸をグルグルしてみるけれど、薄い肉がかろうじてひっかかる...という具合です。あまり鍋をかき回している分けにもいかないので、あきらめて少し自分の皿に取ると、その横におでんがありました。大好きな大根が沢山あったので、その大根を1ついただいて、とりあえず席に戻る事にしました。

相変わらず、私の席では大男3兄弟が一心不乱に食事を進めておりました。
私が箸を割っていると、あさりの味噌汁が運ばれてきて、どうもお茶はテーブルの上の魔法瓶からセルフサービスのようです。お茶を注いで、松茸ご飯から食べ始めますが、うーん、味も別にどうってことない、普通です。どの料理も、もちろん不味くはないけど、特別すばらしくもない。
自分で作った方が美味しいかな... 特におでんは。

そんなことを考えながら食事をしていると、

 ムチャ、クチャ、ムチャ、クチャ、ムチャ、クチャ...
 ズズズー、 んグー、 ゴックン。
 ゴクゴクゴク、クチャムチャ、クチャムチャ、クチャムチャ...

こんな音が耳にひっきりなしに聞こえてきます。
そう、これは大男3兄弟のモグモグ音。
 ちょっと!! いい加減にして!!
 な、なんでこんな食事マナーのないムサ男たちと一緒のテーブルで食べなくちゃいけないの?!

あらためて周りを見渡すと、サラリーマンらしき人は全体の1割、女性は全体の3割弱でしょうか。驚いたのは、圧倒的に多いのは、この「ラフな格好の1人者の大食漢」なのです。
彼らが私のテ−ブルに偶然そろいもそろって集まってしまったというのも否めませんが、あれ、なんかこの光景観たことがあるなぁ... そして私の脳裏に浮かんだのは、以前にテレビで観た高層マンションの建設工事現場のまかない食堂の風景でした。みんなガタイも良いし、良く食べる。命掛けで仕事をしているので、栄養補給は何よりも大事ですから。

...て、ここは都心のオフィス街なんですけど。
どうみてもサラリーマンには見えない、とちらかと言うとアキバ系の皆さん、お仕事は一体何を??

そして彼らの咀嚼音と共に常にしているのが、お店の人の片付け音。
 バタン、ガタン、ドタン、
混んでいるから忙しいのでしょうけど、食器を片付ける音、何かを置く音が途切れることがありません。
そして、案内の声もひっきりなしです。
 はい、何名様でーす、後ろ通りまーす(狭いので、声をかけないと危なくて通れない)、
 お荷物こちらでーす、コートは掛けておきますので、お食事先にどうぞー、
 あ、お二人のお客さま、向かい合わせではなく並びで座ってくださーい...
決して感じは悪くないのだけど、とにかく、せわしないのです。

 うーっ なんて落ち着かない店なんだ!!

そして、落ち着かない原因はもう1つありました。
ここの店では、おかわりが自由なので、食べ終わった客は何も言わずに席を立って、新しい皿を入口でもらい、料理を取ってまた戻ってくるのですが、問題は本当に食事を終えて帰ったのか、おかわりを取りに行っているのかの区別がつかない、ということです。
「ごちそうさまー」などと何か言って帰る客は別ですが、そのまま帰ってしまう人も多く、会計も店に入る時に済ませてしまっているので、とてもわかりにくいのです。

そのへんは、店員がちゃんと観て区別しているのかと思ったら、どうもそうではないらしく、ちょっと席を立った時間が長いとすぐに片付けに寄ってきて、その前に座っているお客に
「こちらのお客さまは、お済みでしょうかね?」
と聞くという方法でなんとか凌いでいるようでした。
私の前の山男がいなくなった時も、新参者の私にはもちろんどちらの理由なのかわかりませんでした。それに私はなるべく早く食べて店を出たかったし、あまりに食べ方がひどい彼らをなるべく見ないようにもしていたし、店員に山男の行方を聞かれても、最初は何のことなのかもわからず、返事ができませんでした。

すると、私の横に座っていた雪男が、
「何も言わないで行ちゃったから...」と突然言ったのす。
店員はその答に返事もせず、そそくさと食器と箸を下げ始めました。
...すると、しばらくして、また雪男が口を開きました。
「あれ、...居るなぁ」
どうも帰ったと思われた山男は、おかわりを取りに行っていたようで、雪男はその様子を食べながらも発見したのでした。彼のつぶやきに気がついた店員は、私の前の席に案内してしまった年輩の紳士(この人は普通のスーツ姿のおじさんだった;この人が前の方が良かった 涙)を別の席にそそくさと案内すると、山盛りの料理と共に戻ってきた山男に、
「お箸を落としてしまったので、新しいものをお使いくださーい」と何くわぬ顔で言いました。

その後も、今度は隣のテーブルで店員が別の客に
「こちらのお客さまは、お済みでしょうかね?」
と聞いたのですが、何故か答えたのは私のとなりの雪男。
「そこは、小柄の女性で、帰ったみたいですー」

 何、この人?! 常連?
 これはちょっとヤバイかも(←何が?)。早く、早く食べて出なくちゃ!

私は一刻も早くこのお店を出たいと真剣に思いました。
ある意味、こんなに一生懸命に食べたことは、久しぶり。。 いや、今までなかったかも...

店員は雪男には目もくれず(返事くらいすれば良いのに、目線も合わそうとしていませんでした)、また食器を下げ始めました。
今度は本当にその人は帰っていたらしく、別の男性がその席に案内されてきました。

お客はひっきりなしです。次から次へと、泉のごとく沸いては入ってきます。
しかし、何かが違う。どうしてこんなに居心地が悪いんだろう?店内は古いけど、別に不潔という訳ではありません。料理も、まずくはありません。これだけ食べられて都心で1050円なら、安くて良いのは本当かもしれません。

でも、いくらランチ食べ放題とはいえ、お店の命=雰囲気が無視されすぎています。
ふと目線を落とせば、テーブルや柱は傷だらけ、畳は黄ばみ、BGMもなく、ただ物音と咀嚼音が響く店内...

お腹だけいっぱいになっても心が満たされないというのは、こういう事なのか!と、私はこの店で「食事とは食べられれば良いというものではない」と改めて思い知らされました。
誰と食べるか、どこで食べるか、どんな器で、どんな盛り付けで、どんな順序で...美味しさには、その全てが関係しているのです。
ここのお店で食べるくらいなら、私は大好きな人とコンビニの100円焼そばパンを、寒空の公園のベンチで食べた方が何百倍も美味しい!と思うでしょう。

目的が違った所に迷いこんだ私が悪かったとはいえ、私はこのお店にはもう2度と行かないでしょうし、人にもススメないでしょう。こんなことなら、アフタヌーンティのパスタランチのが良かった!! 若いOLさんがいない店は、やっぱり女性には不向きだからなのですね。
そして、テレビの情報がいかにあてにならないかも、よくよくわかった1日でした。トホホ...

2007年01月01日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

今朝は5時起き、ご来光に照らされながら初詣に行ってきました。
昨年は人込みでごった返していた境内も、まだ人影もまばらで、スイスイ進めます。
護摩焚きも一番、お守りもゆっくり選べて、しかも朝イチは御利益も高いのだとか。
早起きして良かった〜

初詣で一番空いているのは朝8〜9時なのです。
以前、神社の前に住んでいたことがあり、それはよくわかっていはいたのですが、
前日は夜更かししていることが多いので、なかなか朝は起きられない...
で、今年は頑張ってみました。

しかし。
カイロやマスクや帽子や手袋で、完全防備はしたけれど、さすがに寒い!
「○○円お納めください」と言われても、手がかじかんで財布からお金を思うように出せなかったり、
鼻の感覚はないし、久しぶりに寒い思いをしましたが、身が引き締まりました。

護摩焚きのお経を聴いていて、お経って「ミ〜ソ〜ラ〜」の3音構成?と思いました。
微妙に時々フラットが入ったりするけど、あれがお経スケールなのかなぁ(笑)。

お参りと、かなり早いお昼のお蕎麦を食べ終えて、10時には帰途についたのでした。

今年はどんなことが待っているのか、ワクワクしてきました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。