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ぬか漬け生活

2015-02-25-2.jpg昨秋から、ぬか漬けを始めました。

子供の頃、母方の祖母が漬けていて、夏休みや冬休みに遊びに行った時に、毎朝それを食べるのがとても楽しみでした。
でも、大勢の従姉妹や親戚のおじさんおばさんと一緒の朝食では、いくら子供とはいえ、1人でたくさん食べるのは気が引けたんですよね(^^;
その度に「いつか自分でぬか漬けを作って思いっ切り食べたい!!」と幼な心に思ったものです。

時は流れて。。
そうは思っても、いざ大人になると、毎日欠かさず世話をしなければならないぬか床を持つ事には、なかなか踏み切れませんでした。


そんな中、よく行くオーガニックの食材店で「すぐに漬けられるぬか床セット」なるものを見つけたのです。
冷蔵庫にも難なく入るくらいの大きさのプラスチック容器と、袋を開ければすぐに野菜を仕込める”ぬか床”がセットになっています。
パッケージには「あなたも冷蔵庫で気軽に今日からぬか漬けが楽しめます!」の文字。
最近は長期旅行にも行かないし、これなら失敗もなく始められそうだなぁと思い、購入してみました。
早速、中に入っていた説明書の通りに野菜の下ごしらえをして、ワクワクしながらニンジンを漬けてみると...

なんと!!
最初に漬けたこのニンジンは、もうありえないくらいの塩辛さで、ほとんど食べられませんでした。
とにかく、ただただ塩の味。
頭がガンガンするくらいショッパイのです。
何を間違ったのだろう?と、説明書を読み返し、販売元のHPも隅々まで見てみたのですが、
やっぱり書かれた通りにやっていて、何も間違っていないのですよね。。

でも、これは私の求めていたぬか漬けの味じゃない!!
祖母の漬けていたぬか漬けは、もっと甘くて、決して塩辛いなんてことはありませんでした。


そこで、ぬか漬けに関するサイトを色々調べ、図書館で本を借り、母にも助言をもらって、
試行錯誤した結果...2週間ほどで、やっと思ったような味に近づいてきました。

それによると、漬け方も、管理の仕方も、説明書とはほとんど真逆(苦笑)。
この"ぬか床セット"の販売元は、某県で有機農業を営まれている個人農家さんなのですが、
ぬか漬けを実際に作ったことは、もしかしたら無いとか?
はたまた、ものすごく塩気の強いものを好む味覚の持ち主なのか??
ここまで違う事が書いてあるというのは、もはや謎です(汗
せっかく有機栽培の糠で作った美味しいぬか床が、本当にもったいないです。


今は「ぬか床つくり」(下田敏子 著)をバイブルに、
足し糠をしたり、ユズや昆布を入れたり、塩で味を調整をしながら1日1回、野菜を漬けています。
これからは、6月頃に出回る実山椒を入れるのが楽しみ!

ぬか床の定位置は冷蔵庫ではなく、玄関になりました。
私はわりとしっかり漬け方が好きなので、24時間(夕飯の支度の時に漬けて、前日に漬けた物を夕食に食べる)漬けています。
キュウリやニンジン、カブはもちろん、意外にもパプリカがとても美味しいんですよ。

やっと「ぬか漬けを思い切り食べる!」という子供の頃からの夢が叶ったものの、
毎日食べられると思うと、案外それほどたくさんは食べようとは思わないものですね(笑
さぁ、私のぬか床は、どこまで進化を続けれらるかな〜??
どんどん美味しくなってくれるといいなぁと思いながら、せっせと糠を混ぜる毎日です。


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