上野パンダとご対面
約3年ぶりに上野にやって来たパンダに会いに、混雑覚悟で上野動物園へ行ってきました。
当日は、開園同時の9:30に到着。
思ったよりも混雑はしていなくて、これなら1時間は待たないだろうな〜という感じ。
楽勝!なんて思うのは、ディズニーランドで鍛えて、もう並び慣れちゃったからかもしれません(苦笑)。
子連ればかりと思いきや、意外に大人だけで来ている人も多数です。
列は蛇行しながら、わりと早く進みます。
[photo data]
すべてOlympus E-410 ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5
ISO400 F5.6 1/1000 +1.0ev 14mm
パンダ舎の入り口看板。
通路にはパンダの生態についての掲示もいろいろありました。
パンダ舎室内は、外から見えないように壁が設けられています。
でも、列に並ぶ途中、斜めの角度で中の様子が見える場所があって、
そこから、オスの力力(リーリー)が豪快に竹を食べているのが、見えたのです。
あ!食べてる、食べてる!
なんだか、中に人が入っている着ぐるみみたい。ムクムクしてて可愛い!
これだけで、なんだかとっても嬉しくなりました。
特別に動物好きという訳ではないけれど、ずっと東京ということもあって、
記憶がないほど子供だった頃に親に連れて行ってもらった他、小学校の遠足などを含めて、
何年かに1度は、なんだかんだと上野動物園には行っています。
だから、初代ランラン、カンカンに始まって、
おそらく歴代のパンダたち全部に会っているはずです(^^
しかしながら私の記憶では、パンダはいつも室内の奥にうずくまって寝ているイメージ。
実は、あんまり動いているパンダを、直接観たことないんですよね。
だから、今日はぜひとも「竹を食べているパンダ」を観たい!と、ゴハンの時間を事前にチェック。
動物園のサイトでは、だいたい9:30と15:30に竹をあげているということだったので、
(パンダの気分によるので、あげてもすぐに食べるとは限らないのだそうですが)、
まずは、食べている可能性が高い開園直後を狙ったのでした。
約40分くらい経ったでしょうか。
やっと私の番が回ってきました。
入り口では案の定、警備員さんたちが
「立ち止まらないでください!」
「歩きながらでの観覧になります!」
と声を枯らして叫んでいます。
そうは言っても、みんな写真撮りたいですよね〜!
ほぼ全員が、カメラと携帯でパンダを激写状態。
列はそんなにスイスイは進めません。
「パンダの撮影は、お1人様1頭につき1枚とさせていただいています!」
「後ろが大変混雑していますので、すみやかに前に進んでください!」
警備員さんの必死の訴えも、
「かわい〜い!!」
という観客の大合唱にかき消され、誰1人として守っている人はいなさそう(ゴメンナサイ ^^;)。
出口付近では、まだ名残惜しくて写真を撮り続ける人が続出です。
それでもみんな、「みんながパンダを観たい」のはよくわかっているので、
そのうち後ろ髪を引かれる思いで、退散します。
入ってすぐの部屋には、メスの真真(シンシン)が。
もう食事は終わって、くつろぎタイムに入ってしまったようです。
寝姿もかわいい。
ISO800 F5.6 1/60 +1.0ev 54mm
こちらは、オスの力力(リーリー)。
さっきまで竹をガシガシ食べていたのに、残念ながらこちらもお食事終了。
動物園で無料配布されている「マンスリー動物園」2011年春号によると、
台の高さがちょうど良いらしく、このポーズは食後に時々するそうです。
あぁ〜お腹いっぱ〜い、ってとこでしょうか。
人間ぽいです。
ISO800 F5.6 1/50 +1.0ev 54mm
結局、パンダ2頭を観られたのは、約1分くらい。
あっという間の出来事でした。
本当は、パンダ舎の前で、ゆっくりじっくり観たかったけれど、しょうがないですね。
またほとぼり冷めた頃に来たいです。
さて、見終わって出てきたら、パンダ列は倍くらいの長さになっていました。
その列を横目に、これから他の動物を観に、いざ出発です。
掛川花鳥園に行った後に知ったのですが、
実は上野動物園にも、私の大好きなトゥカーノ(オニオオハシ)がいるんです。
パンダを観に行かれる方は、ぜひバードゲージ・ゾーンへも足を運んでくださいね。
トゥカーノは2羽、餌を食べたりお水を飲んだり、元気に動き回ってました。
動物園には鳥もたくさん居ましたが、間近で腕に乗せたりはできないので、
鳥だけ目当てなら、掛川花鳥園の方が楽しいですけど(^^
ISO400 F5.6 1/160 +0.7ev 54mm
お昼寝中のタヌキです。
2匹で、まったりしてました。
なんだか犬っぽかったです。
ISO200 F4.5 1/800 +0.3ev 54mm
こちらもお昼寝中のヒグマ。
前回、数年前に行った時は冬眠中だったので、初対面です。
左端にいる2羽のハトと比べると、ヒグマの巨大さがおわかりいただけるかと思います。
パンダもおなじくらい大きいのに、
体の色柄が違うだけで、印象はずいぶん変わりますね。
ISO200 F4.5 1/100 0ev 43mm
熱帯雨林のような部屋にいた、テナガザル。
他にも日本猿、ゴリラ、ワオキツネザル、エリマキキツネザル、アイアイなどなど、
色々な猿がいました。
ISO100 F4.0 1/125 0ev 40mm
東園、西園とまわって、ちょうど時刻は15時前。
パンダが2度目の竹をもらう15:30に間に合いそうなので、2回目観覧にチャレンジすることにしました。
列も、混雑のピークはすぎて、開園直後とほとんど同じくらいの長さだし、
これならまた40分くらいで観られそうです。
しかし、上野動物園って、こんなに広かったっけ...
なるべく痛くならない靴を履いて行ったのですが、
この時にはすでにもう足が痛くて痛くて、歩くのもやっと(涙)。
それでも、まだ明るいからか、ここで諦めるのもなんかもったいなくて、しぶとく列に加わります。
そして、パンダを目の前にしたら、足の痛さなんてどこへやら!
どうしてパンダがそんなに好きなのかって言われてしまうと困っちゃいますが、
どうしてボサノバがそんなに好きなのか?と同じで、特に理由はないんですよね...
案外、好きなものって、そんなものです。
2回目の真真。
ポーズはさっきと違うけど、やっぱりお昼寝中です。
真真は”おてんば”という話でしたが、力力よりやや大人しい印象です。
ISO800 F6.3 1/25 +1.0ev 54mm
2回目の力力。
たくさん積まれた新しい竹には目もくれず、台に上ったり降りたり、
池に入って水浴びしたり、なんだかウロウロと動きまわってました。
残念ながら食事風景は観られなかったけど、
こんなに動くバンダを間近で観たのは初めてなので、今回はヨシとします!
ISO800 F6.3 1/40 +1.0ev 54mm
この日はずっとパンダは室内に居たのですが、隣にはとっても立派な屋外場もあるんですよ。
日によるのか、まだこれから屋外に出すのかはわかりませんが、
次回は、外の緑の中で動いているパンダも観たいなぁ〜
そして、やっぱり行ってみたくなったのは、南紀白浜のアドベンチャーワールド。
昨年夏に、双子のパンダが生まれた、和歌山県の動物園です。
こちらの方が、パンダの飼育頭数も多いし、かなりゆっくり観られるそうなので、
子パンダがせめて少しでも大人パンダより小さいうちに、ぜひ行ってみたいと思ったのでした。
最後に、これから上野パンダを観に行かれる方へ(^^
パンダ観覧は、大人だけで観覧か、子供連れ(小学生以下)で観覧かで、並ぶ列が分かれています。
私が行った時は、大人だけなら開園直後が比較的空いていて、
子供連れなら、15:00過ぎは待ち時間ほぼゼロ状態でした。
子供連れは優遇されているので、親戚でもいいからお子さんがいらっしゃる方は、ぜひご一緒に!
そうそう、修理から戻ってきて以来、初めて本格的に使ったカメラも調子がよく、一安心。
思い切って直しに出して良かったです。
(カメラ本体には異常がなく、不具合の原因は、転倒時にレンズの中の部品が破損したためと判り、
約9000円で修理できました)
そして、今回のベストショットは、このカバです。
圧巻の寝姿に、思わず微笑んでしまします。
私の後方にいた家族連れの子供が、
「このカバ、おかあさんみたーい!」
と何度も叫んでいて、母親が一生懸命、
「こういうところで、そんな事言うのやめなさい!」
と、諭していました。
どんなお母さんだったのかは...
悪くてそちらを振り返れなかったので、わかりません(笑)。
ISO200 F5.0 1/400 +1.0ev 54mm
コメント
上野には久しく行っていませんねえ~~。
パンダは初代のカンカンとランランを見たくらいです。
丁度モナリザが上野の美術館で公開されたときですから、昭和49年のGWでした。
朝早く上野駅について、モナリザを見た後に見に行きましたが、
混んでいて歩きながら素通りした記憶しかありません。
もう少ししたら行ってみましょう。
投稿者: すみれのパパ | 2011年05月03日 20:28
モナリザとパンダとは、スペシャルな組み合わせですね!
今回も、近くの美術館のパンフや資料を観ながら、
列に並んでいる方も多くいらっしゃいました。
力力は、わりと動き回るので(寝てても後ろ足でお腹を掻いたり)、
躍動感があって、さらに可愛かったです(^^
投稿者: akiko | 2011年05月03日 21:38