秋深し
あちこちで木々の紅葉が眩しくなりましたね。
秋晴れの先日、大森での「ワークショップ&練習会 Vol.2」が無事終了しました。
今回は、初参加の方も含め総勢11名で「Mas que nada(マィス・ケ・ナダ)」を大合唱!
楽しい1日でした。
それにしても、この曲の知名度と不動の人気の高さは、すごいですね。
「ボサノバ」と言われてこの曲の名を挙げる人が、「Agua de beber(おいしい水)」と並んで、おそらく一般的には1番多いのではないかと思います。
でも、どちらも超越したメジャー曲なだけに聴き飽きてしまって、実は長いこと私はあまりこの2曲が好きではありませんでした。
それに「Agua de beber」はボサノバですが、「Mas que nada」はボサノバというよりは、ポップ・サンバなので
ソロでボサ弾き語りをするとなると...セルジオ・メンデスの「Mas que nada」とは、印象がかなり変わります。
一般的なボサのイメージ=「Mas que nada」というのは、とても違和感を覚えてしまうのです。
とはいえ、ブラジル音楽が世界に広がるきっかけになった「Mas que nada」の功績は素晴らしいし、
最近は、あらためて曲の良さ、奥深さを感じられるようになりました。
スタンダード曲というのは、年月を経て生き残ってきた精鋭ばかりですからね。
それを知ってもらう機会を少しでも私が担えるのなら、本望です。
さて、自分が春から通っていたポルトガル語のグループレッスンは、予定がつきづらいため、この秋からはまた個人レッスンに戻しました。
もう随分長いこと続けているけれど、こちらも終わりはないですね...
通い出した頃、お気に入りのぬいぐるみをレッスン中の机の上に並べに来た幼稚園児のお嬢さんが、もう中学生になってしまったんですよ!
”光陰矢の如し”を実感する一瞬です(苦笑)。
そのお嬢さんが学校から帰ってくる時間に私のレッスンが当たっているため、先生はいつも別の部屋に「おやつ」を準備して、迎えています。
その時の2人の様子が、毎回本当に嬉しそうで楽しそうで、こちらまでほんわかとするのです。
あんなに優しい声と笑顔で誰かに「おかえり〜(←日本語)」なんて言ったことが、果たして私はあっただろうか?!
同じ事を言うのでも、声色(こわいろ)と表情は、本当に大切なのだとわかってはいるけれど...
日常生活で家族に対して実践するというのは、言い訳だけどテレもあって、意外に難しかったりします。
そして先日、私に挨拶をしに来てくれた彼女に
「お母さんにそっくり!って言われません?」
と言ったら、はにかむお嬢さんより先に、先生が
「そうでしょ〜 可愛いでしょ〜!!」
と、満面の笑顔で答えてくれました(笑)。
こういうの、いいなぁ(^^)。
きっと先生もそうやって育ったんだろうなぁと思いながら、いつも温かい気持ちで帰途につく私なのでした。
ポルトガル語以外の事も、教わっているような気がします。
さてさて話は戻って、次回の大森でのワークショップワークショップ&練習会は、来年夏頃にまたできればと思っています。
今度は何をみんなで歌おうか?? 選曲も楽しみの1つです。
お気軽な会ですので、またどうぞご参加くださいね。
私のキャラクター上、ほんわかとはしないかもしれないけど、元気にはなれると思いますよ〜!
今回は、ご参加ありがとうございました。
[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL ED25mm F2.8
ISO100 F5.0 1/25 0ev 25mm
名前も知らぬ潅木の紅葉。
目が覚めるような赤!でした。