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女ひとり、ライブに行こう!

よく女性の方から、

「ライブに、すごく行きたいんだけれど、
 ライブハウスやライブバーには行ったことがないし、
 友達の音楽の趣味までよくわからないから、友達を誘いにくいし、
 だからと言って1人だとなんか気後れして...」

と、言われます。
その度に、私は
 「ぜんぜん大丈夫ですよ〜
  1人の方は、けっこういらっしゃいますよ!」
などと答えているのですが... なかなか難しいようです。

基本的に、バーやレストランはおひとりさまのお客さまに慣れていますので、
「ひとり」であることはお店に対してはまったく問題ないのですが、
行き慣れないと敷き居が高いのは、事実ですよね。

私は、ライブへ行く時には、ほとんど1人です。
やっぱり友達を誘うと「楽しんでるかな?」などと気を遣うし、
予定も趣味も合うとは限りません。
だったら1人で行ける時にサッと行った方が、断然に身軽で気楽です。
「カフェに1人で、ちょっとお茶しに入る」
「1人でレストランでランチをする」
くらいと同じ感覚で考えていただくと、よいと思いますよ。

そこで今回は、私が1人でライブに行く時の秘策をご紹介しようと思います。
もしよかったら、参考にしてみてください(^^)

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●読みものを持参すべし。
ライブを観ている時には1人でも気になりませんが、
問題は合間の時間...ライブが始まるまでの時間と、1ステージと2ステージの間の休憩時間です。
飲める人はお酒を楽しんだり、煙草を吸う人は煙草をふかしたり、1人で居ても絵になるけれど、
ジュースを目の前にして、知り合いもいなくて、煙草は吸わない(私は煙草が大の苦手です)、
廻りは友人同士で盛り上がっていて...だと、さすがに居心地が悪いですよね。

そこで、私はいつも本を持って行きます。
お店によっては暗くてよく文字が見えないこともあります(^^;)が、
真剣に読まずとも、視線の行く場所があると、手持ち無沙汰にならなくて落ち着きます。
私はもともと本が好きなので、読む時間が確保できるだけでも、けっこう嬉しいのですが、
本なんて普段読まないよ!という方は、雑誌でも良いでしょう。
あとは、殆どのお店には、その店に出演するアーティストのフライヤーが色々と置いてありますので、
それらをあれこれ持ってきて見るのも、おすすめです。


●飲めなくても、気にするなかれ。
お店としては「お酒を頼んで欲しい」というのが本音だとは思いますが、
飲めないからという理由で足を運んでもらえないよりは、
「来店してソフトドリンク」の方が歓迎なことは言うまでもありません。
私はお酒は苦手なので、いつもジンジャエール、ペリエなどの炭酸ソフトドリンクを頼みます。
この2つはたいていのバーにありますし、パッと見ではカクテルか?ソフトドリンクか?わかりません。
注文する品を決めてしまっていると、迷うこともなくて楽チン。
どうぞ、お酒を頼まないことは、気になさらずに。


●満腹で向かうべし。
これも、食事ができるお店としては「食事も頼んで欲しい」というのが本音だとは思いますが、
初めての店で、美味しいのかどうかわからないのに、
料理も注文して1人でモクモクと食べる...のは、勇気がいるかもしれません。
とはいえ、ライブが終わるのは結構時間が遅くなってからですので、お腹がすいているとツライです!
最初は、どこかで食事を済ませて行くと、余裕を持って臨めます。
私も慣れている店だったら1人でもバクバク食べますが、最初は大人しくドリンクで様子を見ます(笑)。


●都合の良い時間で、観に行くべし。
たいてい、ライブは一晩で2ステージ演ります。
でも、時間的に間に合わなくて2ステージからしか行けない、
または2ステージまで観ていると遅くなるから、1ステージで帰りたい...など、
お客さまにも色々とご都合がありますよね。
その場合は、どうぞご自身のご都合の良い時間内で、観にいらしてください。
1ステージのみ、2スージのみ、どちらでも歓迎です。
私たちミュージシャンは、1ステージのみだけでも充分に楽しんでいただけるようにプログラムを組んでいます。

もちろん、2ステ−ジ共に観ていただける方が嬉しいですし、
両方観ても、片方だけ観ても、料金は一緒なのでずっと居た方がお得ではありますが、
気を遣ってしまって、結果として観に行くことが億劫になってしまっては、元も子もありません!
どうぞご自分のペースを崩さずに、いらしてください。


●出演者と話をしてみるべし。
これはちょっと上級編?かもしれません(笑)が、ご参考までに。
多くのミュージシャンは、お客さまと話をするのが大好きです。
始まる前や、休憩時間中は準備などがあるので、ちょっと難しいかもしれませんが、
ライブが終わってからなら、時間的にも精神的にも余裕がありますので、思い切って声を掛けてみてください。
きっと、その日のライブが、もっと思い出深いものになりますよ。

私は友人・知人のライブに行くことが多いですが、
そうじゃない時でも、必ず誰かしら出演者と話をして帰ります。
逆に、出演者が知り合いの場合は、
他のお客さまへの対応で忙しい彼らをわざわざ掴まえて話さなくても、後でいくらでも話はできるので、
あえて挨拶くらいで帰ることもあります。

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...と、こんな感じですが、いかがでしょうか?
ぜひ、「ひとりライブ」を実行してみてください。
慣れれば、とっても気楽ですよ♪

20091201.jpg写真は、音も雰囲気も抜群の渋谷のお店『バルキーニョ』の入口。
ここでは、生ギターで奏でる「これぞボサノバ!」をお届けしています。

そのお店各々に一番ピッタリな出演者や楽器編成を考えて演奏していますので、
どうぞ色々な機会を試してみてくださいね。
皆さんのお越しを心よりお待ちしています。

[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL ED25mm F2.8
ISO800 F2.8 1/15 25mm
Bem-vindo!は「ようこそ」「いらっしゃいませ」の意味です。
barquinhoは、生音の柔らかさが伝わる、素敵なお店の1つです。

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