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Noite

20091022.jpgいつもはライブで弾き語りをしている私ですが、
ピアノやギターを弾いてくださる方が一緒の場合には、伴奏をお願いして、歌だけ歌わせてもらうことがあります。

来月のライブでは、トリ音さんのピアノ伴奏で数曲歌います。
そのうちの1つに、アドリアナ・カルカニョットのアルバムに収録されている「Noite」を選びました。

ピアノと歌だけのシンプルなアレンジの作品で、この曲を初めて聴いた時、
「あれ? これはジョビンの曲だったかな?」と思いました。
クレジットを見ると...
作曲者は別の人でしたが、なんとジョビンの孫のダニエル・ジョビンが、ピアノを弾いていたのでした!
やっぱり、DNAは確実に受け継がれてますね。

そして、歌詞がまたとても素敵なのです。
決して特別な言葉は使わず、さり気ないのに、情景がありありと浮かんで来る...
こんな詞が書けたらな〜と思わずにいられません。
メロディも綺麗な曲ですので、ぜひライブをお楽しみに!

◎11/7(土)【柳沢暁子&トリ音 デュオ】
 ライブ詳細はこちらをどうぞ。
http://akikoyanagisawa.com/carioca/2009/10/11_1.html

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『Noite 』
Orlando Morais e Antonio Cicero

Vem la' do canal
Reverberacoes
Do ladrar de um cao.

Uma dessas noites
Tudo vai embora
Leve-nos, ladrao.

Abre-se o sinal
Sem ninguem passar.
E' melhor ser vao
Tudo o que pontua
Nossa escridao.

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「夜」
訳詞;柳沢暁子

運河から聴こえてくる
犬の遠吠え

夜は 盗人
みんな行ってしまう
私達を連れて

信号が青になる
でも 誰も渡らない

2人の深い孤独が
すべて無意味なものに
なってしまえばいいのに
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(訳詞の無断転用、掲載はご遠慮ください)


[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL ED25mm F2.8
ISO800 F2.8 1/80 25mm
ポルトガル語では「信号が変わる」と言う時には、
「赤(vermelha)」や「青(azul/verde)」という色を表わす言葉を使わず、
「信号が開く(Abre o sinal)」=信号が青になる
「信号が閉じる(fecha o sinal)」=信号が赤になる
という表現をします。
きっと昔の名残りなんでしょうね。踏切りみたいです。

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