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猫と会話

20081215.jpg猫好きなら誰でもやっているであろうこと...
それは、『ノラ猫に話しかける』こと!

かく言う私も、ノラ猫を見かけると、まわりに人がいないかを確かめて(とりあえず、これは重要 ^^;)、とにかく「にゃ〜」と鳴きマネをしてみます。

猫は高音に反応するらしく、意外にもけっこう返事をしてくれるんです。
私の経験では、だいたい半分くらいのノラ猫が、呼び掛けに「ニャ〜」と返してくれます。

もちろん、残りの半分のノラは、
「あんた、誰?」
「何の用?」
という怪訝な顔で、ちょっと距離を置いたままジーッととこちらを見るか、寄って行くだけで脱兎のごとく逃げ出すものまで色々です。
でも、返事をしてくれるノラは

「にゃー」(こんにちは)
「ニャ〜」(こんにちは)
「にゃー」(今日は寒いね〜)
「ニャ〜」(まったく)

と(カッコ内はそう言ってるつもり)、何度でも渡り鳴き返してくれるので、まるで会話をしているかのようになり、猫好き心をくすぐります。

もしかしたら、猫の方は
 「ごはん...?」とか、あるいは「ちっ アイツまた来たよ」「しつこいな〜」
と言っているのかもしれませんが、ここは都合の良いように解釈。

時々は、猫の方から話しかけてくることもあるし、話しながらついて来たり、
脇をしばらく歩いてくれる猫もいて、さながらお友達感覚です。
これは、ハタから見たらかなりマヌケな様子かもしれませんが、
同じような人を見かけることもしばしばなので、決して私だけじゃないはず?!
警戒心の強いノラを瞬く間にジャレ猫にしてしまえるような猫使い(猫が大好きで、猫の扱いに長けている)の友人によると、会話なんか朝飯前で、撫でたり遊んだりもできるそうですから、私なんてまだまだですけどね。


と、そんなある日、近所の道を歩いていると、いつも話ができるノラ猫が、前からやって来るのが見えました。
「あ、あの黒白ネコだ!」
と思い、鳴きマネ準備に入ったのですが...
この日の黒白ネコは何かとても急いでいたのです。
前をキリリと見つめ、長いしっぽを斜め後ろにピンと伸ばし、
歩かず、走らず、絶妙な歩調で、タッタッタッタッタッと道の端を人に紛れて進んで来ます。

どこ行くんだろう〜?

そしてすれ違う瞬間、右横下を一目散に歩いて行く猫を目で追いながらも、
結局、私は声を掛けられませんでした。。


そして、思い出したのです。
その昔、キャッチセールスが
「街頭で人に声を掛ける時は、暇そうにブラブラ歩いている人を狙う」
とテレビのインタビューで言っていたことを。
何か目的があってサッサと歩いている人は、立ち止まらない確率が高いので、声は掛けないのだそうです。
それが、実感としてとてもよーくわかった気がしました。


忙しそうなノラ猫に声を掛けられない自分って...(笑)
まぁ、そんな日もありますね。


[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL ED25mm F2.8
ISO200 F2.8 1/2500
子供に絶大な人気の、駅前にある猫の銅像。
一昨年には赤いマフラーぐるぐる巻き、昨年は簡易的なフェルトの衣装、
そして今年は、専用にかわいいケープと帽子まで作ってもらったようです。
年々ゴージャスになります。
後ろに見えるのはサックス吹きおじさん銅像の背中です。
 

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コメント

猫に「にゃ〜〜」と声をかけて「にゃ〜〜」と返ってくればもうお友達ですよ。
私も入院した猫に声をかけ、「にゃ〜〜」と鳴き返す猫は元気になっていて退院できます。

そうですか!
嫌がられていないなら、良かった...
先生のお墨付きとなれば、安心して声をかけられます(^^)

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