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20080609.jpg1度ホタルを観てみたい。
でも、いったいどこに行けば観られるんだろう?と思っていたら...
なんと、我が家の裏手の公園の川に、ゲンジボタルが棲息しているというではないですか!
まさに灯台元暗し。ぜんぜん知りませんでした。
一応、我が家は東京都内です。

どうも今年から「ホタルの夕べ実行委員会」なるものが地元の方々で結成されたらしく、突然のPR開始。ポスターが貼られ、チラシが配られ、開催イベントがあり、駅から道案内の看板が並び...えらい変わりようです。
その甲斐あって、私も生まれて初めてホタルを観ることができました。


テレビやアニメーションのホタルのイメージしかなかった私は、ホタルというのは、ボーッと光りながらフワ〜ッと飛び交うものだと思っていたのですが、実際のホタルの光はもっとシャキーンとして力強く、何も知らずに観たら、クリスマス・イルミネーションの電球かな?と思うほどに黄金色でクッキリしたものでした。
そして、その光はまるで呼吸をするかのようにゆっくりと点滅し、会話をしているかの如く、他のホタルと光り合うのです。
一斉に光っていたかと思うと、しばらくしてお休み状態になったり、1匹で悠々と飛んでいるのがいたり、紫陽花の葉に2匹留まってゆっくり点滅していたり、川辺の岩の上で静かに光ったり。
綺麗なのはもちろんですが、ホタルの動きは予測がつかず、観ていて全然飽きません。
川辺からかなり高めの木の枝まで、想像以上に広い範囲を飛び交っていました。
乱舞とまではいかないまでも、多い所では20数匹が光り合い、思わずうっとりと見とれてしまいました。
捕まえられそうなくらいにすぐ近くまで飛んで来るのもいて、そばで観たら、けっこう小さいんですよ。
コガネ虫くらいに、もっと大きいかと思っていたら、大型の蠅くらいしかないのにはびっくり。
あんなに小さな体で光るなんて、本当に命がけですね。


帰ってきてから調べたら、ゲンジボタルの成虫は15ミリ。
そして東日本のゲンジボタルは4秒に1回点滅し(西日本は2秒に1回)、点滅のパターンで他のホタルと種類を区別しているそうです。
オスもメスも両方が発光し、勝手きままに光るのではなく、呼応しあって光ります。
また、オスの方が光る範囲が広く(光が大きい)、飛びながら光るオスに対し、メスは岩の上など地上からそれに応えて光るのだとか。
なるほど〜 うんうん、本当にそうなってました。


ホタルの光は、幻想的というよりも、私にはむしろ現実的に思えました。
小さな自然が、あれだけの光を放つという、そのパワーに圧倒されます。
あのアピール力を見習いたいです。。


ホタルを撮るのはいかんせん初心者の私には難しいので、写真はあきらめましたが、何人か大型望遠レンズに三脚という重装備で頑張っているおじさま達に出会いました。
デジカメや携帯で撮っている人もいましたが、フラッシュ焚かれちゃったりして、それじゃ写らないでしょう?!
ホタルは、この目でしっかり観るのが一番です!


とにもかくにも、一度は観たいものベスト3の1つの、ホタルが観られて満足でした。
あとの2つは、鵜飼いと、鯨(ホエールウォッチング)!
こればっかりは、近所という訳にはいかないですが、いつか必ず叶えたいと思います。

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