スポーツクラブへ
先月、隣駅の駅ビルにスポーツクラブがオープンしました。
ずっと気になっていたのでちょっと様子を見に行ってみたら、駅直結で通いやすそう!
この際、思い切って入会することにしました。
とはいっても、私はもともと運動はまったく好きなタイプではありません。
以前、スポーツクラブに入会していたのはかれこれ5年くらい前で、
その時は、ブラジルに遊学するための体力作りにと、重い腰を上げたのでした。
リオに行ったら、どうしてもサンバカーニバルに出たかった私は、
なんとか45分の間、踊り続けられるくらいにはなりたかったし、
たとえカーニバルに出なくても、ブラジル住まいに体力があった方が良いのは明らかでした。
ということで、私にしては珍しく週1回は通って、
エアロビクスをしたり、プールに入ったりしていたのであります。
本当は、週2回くらい通わないと効果はでにくいのだそうですが、
まったく勉強をしなかった子供が、週1回でも塾に行くとすぐに成果が上がるように、
ゼロだったものが1になるのは、時に大きな変化をもたらすもの。
私には、充分プラスになったように思います。
その時のスポーツクラブはわりと小規模で、昼間の時間帯などは、いつもガラ空きでした。
エアロビのクラスなんて、生徒が2人ということもザラ。
結果、マンツーマン指導に近かったのでお得ではありましたが、
「こんなんでやって行けるのかな...」と心配になっていたら、
どうやらやって行けなかったようで、
リオに行く直前の12月に、そのスポーツクラブは突然、閉鎖が決まりました。
どっちにしろ休会する予定だったけど、帰国後に通う場所はなくなってしまい、
スポーツクラブ通いはそれきりになりました。。
それから引越しをして、時は過ぎ...
以前とは違う大手スポーツクラブが、やっと近所にオープンしたのです。
先日、入会手続きに行くと、真っ昼間だというのにマシンでたくさんの人が黙々と運動をしているではありませんか!
すごい、前とは全然違う...繁盛してるんだ...
そんな様子を横目で見ながら一通りの入会書類を書くと、受付担当者が私に衝撃の一言を発しました。
「それでは、会員証に添付する写真を撮影させていただきますので、
あちらの椅子に移動していただけますか?」
写真?!
入会手続きついでにヨガのプログラムを受講しようとしていた私は、どうせ汗だくになるし、
シャワー浴びて帰るし...と思い、極めて適当な化粧しかしていなかったので、思わず
「えぇーっ!!」
と言ってしまいました。すると、担当者は、
「申し訳ありません、女性の方は汗をかくから、プールに入るから、といった理由で
ノーメイクの方なんかもいらっしゃるので、大変恐縮なのですが...
デジカメでお撮りしますので、何度でも撮り直しできますから!」
と、すごく申し訳なさそうです。
...よっぽど嫌がる人が多いんだろうなぁ。
そういえば、『入会の際にお持ちになるもの』=通帳とかハンコとかは、広告のご案内にもちゃんと書いてあるのに、
「写真を撮ります」とは書いてないものね。これのがよっぽど重要な情報なのになぁ。
でも、会員証なんて誰かに特別見せるものでもないし、まぁいいか、と思い直して撮影用の椅子に移動。
相変わらず
「何度でも撮り直ししますので!」
と言い続ける担当者に、
「はーい、笑ってくださーい!」
とノセられてノートパソコンにつないだデジカメで写真を撮られ、
「素敵に撮れてますよ〜」
とおだてられながら最初の1枚を見せてもらうと、まぁ別にそんなに変でもなかったので
「もう、それでいいです。」
と言って、即OKにしました。
これなら、何か見てはいけない物を見てしまい、驚きで声が出なくなってしまったようなすっとんきょうな顔で
空(くう)を見つめて写っている運転免許証の写真よりは、ずっとマシ。
免許証の写真って、照明が最悪なんだよな〜などと思い、待つこと数分、
あっという間に顔写真入りの会員証ができあがりました。
その後、ざっとロッカーの使い方や館内の説明を受けて、着替えを完了。
あんまり早くヨガのスタジオに行っても、新参者としては身の置きどころがないかと思い、
シャワ−室やあちこちをウロウロと偵察してから、
5分前くらいになって、おずおずとスタジオに足を踏み入れると、
なんともう20名以上の人が、マットの上で思い思いの柔軟体操をしているではありませんか!
えー こんなにたくさん受講者がいるんだ!
しかも、若い人もけっこう多いのです。
それからも人は増え続け、結局プログラムが始まるまでには
35名近くでフロアはいっぱいになりました。
私の参加したヨガのクラスは、一番初心者向けのプログラムです。
仏像のような座禅(椰子の木のポーズというらしい)から、
目を閉じて、ガムランの音色に身を任せていると、なんだか色々できそうな気にもなってきます。。
そこから、少しづつ手を動かしたりしていくのですが、
ひとつひとつのポーズは初心者向けということもあって
そんなにハードなことをやってはいないのに、
呼吸をしっかりしながらすると、これがどんどん汗をかくのです!
先生は同じことを完璧にしながら、マイクで解説、指導しているのに、
ぜんぜん息が切れていない...(当たり前だけど)!
「今は心を静かにして、体の内側にすべての感覚を向けてください」
「色々な考えが浮かんできても、考え込まず、ただ受け止めて、流してください」
ポーズをとっている間に、先生は色々とナビゲートしてくれるのですが、
体のバランスを取るのに一生懸命で、とても私、色々なんて考えている余裕はありません。
...ある意味、無になれてるのかも(^^;)
このスタジオの隣には、もう1つスタジオがあって、そちらからは
「ワンツースリー!、ワンツースリー!」
というイキの良いかけ声と共に、たくさんの足音とわずかな振動が伝わってきます。
あ〜 隣りはエアロビ?
と思いつつ(後で調べたら、ジョギングエアロという負荷の大きなプログラムでした)
こちらはいたって静かな空間。。
最後に、ただ仰向けになる「屍(しかばね)のポーズ」で、この日の1時間レッスンは終了しました。
かなり動いたけど、疲れてはいなくて、頭と体がすっきり。
普段は家でギターを弾いたり、パソコンをしたりしてじーっとしている時間が長い私としては、
なかなか得られない心地よい感覚です。
当分は、いろいろなプログラムを試しつつ、週1ペースで通おうと思います。
コメント
スポーツジム、以前通ったことがあります。
確かに体か絞られ、スリムになって体調も良くなるんですが・・・
仕事がら、昼間に行くことが多く、多くの女性達の視線に耐えられなくなり( ̄▽ ̄;)
やめてしまいました。今思えばもったいない・・・ まだ、バッグの中には割引券が残っています。
akikoさん継続が力なり(^^♪ 頑張って続けてくださいませ。
投稿者: クリントン | 2006年09月01日 18:07
男性は、スタジオよりもマシンの方に多くいらっしゃいますね。
私の行っているところは、昼間でもわりと男性が多いほうかも。。
投稿者: 柳沢 | 2006年09月02日 14:56