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宝探し

日々増え続ける譜面の整理をいつかしたいと思いつつ、なかなか手出しできないままになっていましたが、今月から部屋の大掃除を兼ねて、少しずつ大々的な整理整頓に入りました。

  最近よく使う自分の曲の譜面、ちょっと前の譜面、だいぶ前の構成表、
  自分が歌うボサノバスタンダードの譜面、前に演った譜面、
  レッスンで使う生徒さん用の譜面、前期レッスンで使った譜面...

とりあえず、この3つは大きく分けてあって、定期的にメンテはしているのですが、
使って戻す時に迷子になるものもあり、とにかく一度きっぱりバッサリ分けて、すっきりしたかったのであります。

そんなこんなで、色々な物に出会いました。
  確かにあったはずなのに、何処に行っちゃったかな〜というCD。
  そう言えば、この曲演ったんだっけ!という譜面。
  昔の曲の歌詞や構成表、作詞の下書きノートたち。。

アルバムを整理しているように、その度に懐かしく見入ってしまうので、時間がかかるったらありません(^^;)

その昔、ミュージシャンになりたいと思い始めて、あちこちにデモテープを送っていた頃、
定期的に私の曲を聴いてくれていたレコード会社の制作部の方に、
「100曲作ったら、プロになれるよ」
と言われたことがあります。
当時は、まだ30曲にも満たない作品しか作っていなかった私は、
100曲なんて...!と思ったものですが、なんとなくいつもその言葉が頭の片隅にあって、100曲、100曲!とそれに向かっていたのを覚えています。

結局、95曲くらいのところで、私は音楽の仕事をもらえるようになりました。

この話は、その後、ミュージシャンの友人たちには
「なんていい加減なことを言うんだ〜」「そんなこと信じたの?!」
とさんざん笑われましたが、
そのくらい一気に曲作りができなければ、プロにはなれないんだろうなぁという漠然とした思いは、当たっていたように思います。

今になって振り返ると、良い曲を作るのは難しいけど、考えてばかりいても駄目だということを教えてくださったのでは、とも思います。
楽しくて仕方がなければ、道のりは険しくても、苦しくないはずですしね。

「人間は、苦しいと『私、今努力している、頑張ってる、すごい!』と思ってしまうけど、
 それは間違っている。その結果、間違った方へ進んだり、体を壊したりしてしまう。
 正しい努力とは、苦しくもつらくもない。だからずっと快適に続けていける。
 その”過程”を楽しみなさい。目的達成主義者になってはいけません。」

とは、私の師承の1人のお言葉。
今は、この言葉がいつも頭の片隅に、あります。

そして、譜面整理はまだまだ続く...

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コメント

確かに、大掃除とかで物を整理し始めると、出てくる物の思い出でが蘇えって
片付ける手が止まってしまいますね。奇遇ですね私も同じく譜面整理をニ、三日前にやっていました。
一応15年もバンドをやっていますから、えっこんな曲も演奏したいたんだ。この曲をもう一度なんて
思いながら・・・ 私も同じ時間がかかるったらありません(^^ゞ

>「100曲作ったら、プロになれるよ」
人から頂く言葉にはすごく心に残る言葉が確かにあります。
それが良い言葉だったら人生のプラスになることは間違いないと思います。

で、譜面整理でお蔵入りなっていた譜面が出てきました「Cheag de Saudade」思いあふれて。
この曲だけは未だに人にお聞かせするような演奏が出来ません。
精進しなくては(笑)

>クリントンさま
『Chega de saudade』がお蔵入りだったんですか?
確かに難しい曲ではありますが、演り甲斐のある曲ですよね。
ぜひ日の目を見せてあげてください(^^)

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