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美ら海水族館

20110116-1.jpg沖縄の美ら海水族館へ行って来ました。
大きな映画のスクリーンのように見えるのは、沖縄周辺の黒潮の海を再現した75,000トンもの水量を誇る巨大水槽です。
その大きさは水深10m、幅35m、奥行27m、そして水槽のガラスの厚さはなんと60センチ!
この中に、3匹のジンベエザメと、多くのマンタ、その他大勢のエイ、他のサメ、マグロなどが同居しています。
水は目の前の綺麗な海水を濾過して、温度調節をせずにそのまま使用していて、2時間1回、すべての水が入れ替わるようになっているのだそうです。
目の前いっぱいに広がるコバルトブルーの世界は、まるで魚たちが大空を翔け巡るようにさえ見えます。

[photo data]
すべてOlympus E-410 ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5
ISO1600 F9.0 1/8  +0.3ev 14mm




20110116-2.jpg美ら海水族館では、幾つかの水槽を、横から、上から...と角度を変えて観ることができるようになっていて、この巨大水槽も、真上からも見学できるようになっています。
上記の泳ぐジンベエさんたちを上からみるとこんな感じです。
とにかく大きい!
でも動きは時速5キロほどと、歩く人並みのゆっくりさです。
まるで”クジラのようなサメ”というのが、英名でWhale Shark(クジラザメ)という名前がついている由縁です。
尾ひれが海底に対して平行な哺乳類のクジラと違い、ジンベエザメは、尾ひれが海底に対して垂直=魚類です。
日本では、その柄が着物の甚平に似ていることから「ジンベエザメ」の名前が付いたのだとか。

ISO400 F5.0 1/20  +0.7ev 14mm



20110116-3.jpgこれが是非とも観たかったジンベエザメの食事の様子。
水族館では毎日15時と17時に餌付けの様子が披露されます。
食事の時間が近付くと魚たちもわかるのか、水槽内がにわかに活気づきます。

15時からの回は、あまりに人が多すぎて水槽に近付けず、ちょっと離れた高い位置から観たので、全体の雰囲気はよく把握できたけれど、ジンベエザメの口元が見えませんでした...
2回目は、早めにスタンバイするしかない!
ジンベエザメの巨体が垂直になると、観客たちのどよめきが館内に響き渡ります。


ISO800 F8.0 1/5  +0.7ev 22mm




20110116-4.jpg2回目の17時は、水槽の1番前を陣取りました。
見上げるようにすると、口元までよく見えます!
ジンベエザメは、立ち泳ぎで口だけを海面に出し、小さなオキアミなどをガフガフと海水ごと飲み込みます。
その後で口の中で海水と餌を分け、海水だけを両脇のエラから出すという、濾過摂食という食べ方をします。
全長8.5mもあるその姿は圧巻!

おこぼれをもらおうと、まわりに集まる小魚たちも一緒に食べられてしまいそうですが、ジンベエさんにとっては、この小魚は大きすぎて飲み込めないので、たとえ口の中に入ったとしても、吐き出してしまうのだそうです。
それを聞いてちょっとホッとしました。

目の前はぜーんぶジンベエザメと海! 自分まで海の中にいるようです。

ISO1600 F6.3 1/20 +1.0ev 14mm




20110116-5.jpg同じく大きなマンタは、まるで飛ぶように悠々と水槽を泳ぎます。
人とくらべると、その大きさは一目瞭然!
沖縄ではマンタを観るダイビングやシュノーケルのツアーがたくさんありますが、こんなに大きいと、直に会うのはちょっと怖いかも...
私は、水族館で観られれば充分です(笑

ISO800 F6.3 1/20  +1.0ev 17mm



20110116-6.jpg水族館オリジナル「リアルぬいぐるみシリーズ」のジンベエザメを思わず買ってしまいました。
サイズはS〜LLまであって、私のはMサイズです。
かなり精巧にできていて、本当にリアル。
でも手触りも良くて、かわいいんですよ。

宿泊したホテル「日航アリビラ」の部屋は、
結婚式関係らしきの団体さんが大勢入ったとかで、
最上階のかなり良いお部屋にグレードアップしてもらえて、ラッキーでした!

ISO800 F6.3 1/5  +1.0ev 14mm




水族館では、他にもウミガメ、イルカ、オキゴンドウクジラ、熱帯魚から深海魚まで、
色々な種類が観られます。
でも、建物の造りが凝っていてかなり複雑なので、帰宅してからパンフを見て、
  あ〜なるほど、
と納得したり、
  あれ?こんなとこあったっけ? 
と思う場所もチラホラありました。
6時間くらい居たくせに、よく観てないところもまだまだあるので、またぜひ行きたい!

敷地内には、新たに大きな休憩施設も建設中でした。
そう言えば、とても広いわりにはカフェとレストランが1軒ずつあるだけで、
無料休憩所が1つもないんですよね... ベンチも数が少ないし。
今回は夢中で歩き廻っていたのでまったく気になりませんでしたが、
確かに、子連れの方や高齢の方にはちょっと大変かもしれません。
次回は、この新施設も楽しみです。


そして、初の「水族館でカメラ」は、水槽によって明るさが全然違うし、魚は動くし...(笑)で、苦戦しました。
水槽が変わる度にISOの設定を変え、ホワイトバランスを変え、
オートフォーカスにしたり、マニュアルを試みたりと、大忙しでした。
とはいえ、とても楽しいカメラタイムでありました。




20110116-7.jpgここ数年、毎年訪れているほど大好きな沖縄も、本島へ宿泊するのは実に8年ぶり。
前はまだ、美ら海水族館も、DFSもなかったんですよね。。
今回は、この2つと首里城を目当てに2泊3日の短かい日程での旅でしたが、あえて泳げない冬を選んだのは正解でした。
夏に行くと、どうしても泳がなきゃ!と思って、海へ繰り出してしまうので...(笑
気温も15度前後と、東京の秋のような、過ごし易い陽気の中、観光に専念するバージョンも、また違った沖縄の心地よさを感じられました。

ラストの写真は、ブランチを頂いた鉄板焼のお店にて。
沖縄の冬にしかない食材を用いたり、鉄板の上で釜でご飯を焚いたり...
観ても食べても美味しいひとときでした。

ISO400 F3.5 1/8  +1.0ev 48mm



さて、首里城の写真は、また回を改めて。
そして、沖縄の土産話の続きは、ライブにて!
1/18(火)、日暮里PORTOで、皆さまをお待ちしていま〜す♪

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コメント

数年前に行きましたが、水槽の大きさに圧倒されますね。
私はウミガメをゆっくり見ていました。

ウミガメ館もいいですよね!
昨夏に産まれた赤ちゃんウミガメが3匹、
プールのふちに沿ってヨタヨタと泳いでいて、微笑ましかったです。

明日、1月18日は待ちに待ったボサノヴァ・ライブコンサート、大きなマンタやジンベイザメに乗った、ゆったりした気分で知的なボサノバを聴いて見よう。日の暮れた場末の洒落た酒場で...

ありがとうございます。
そんな気分で聴いていただけるよう、
幸枝さんと心を込めて演奏したいと思います(^^

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