続・沖縄 首里城公園
首里城公園は、1992年に沖縄本土復帰20周年を記念して造られたものです。
比較的新しいものだったのが、意外でした。
首里城の創建は14世紀頃と言われていますが、未だ謎も多く、詳しいことはわかっていないそうです。
琉球王国の要として約500年に渡って栄華を誇ったこの城も、度重なる火事に見舞われ、現在の姿は1945年の沖縄戦で焼け落ちたものを復興したものだそうです。
一番最初に通る守礼門は、かの2000円札に描かれた門です。
あいにくこの日は小雨混じりの肌寒い1日で、
雨だけならまだしも、傘は飛ばされ、頑張ると逆に傘骨が折れるほどの強風。
カメラのレンズに水滴が付いてしまうので、なかなか思うように撮影できず、
青い空に緑の椰子、そして朱色の屋根!という色鮮やかなショットが撮れなかったのは、残念。。
六角型の石畳の、時にかなりの傾斜がある坂を昇りながら幾つもの門を通ると、
上記写真の正殿に辿りつきます。
実際に正殿前の御庭(広場)に立ってみると、
想像していたより小じんまりしているなぁという印象でした。
[photo data]
すべてOlympus E-410 ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5
ISO400 F6.3 1/200 +0.7ev 14mm
建物の朱色がとても綺麗です。
写真右の小屋は、昔、厩(馬小屋)があった場所です。
建物を囲む城壁のあちこちには椰子が植えられていて、異国情緒を醸し出しています。
昨夏に行った静岡の掛川城とは、ぜんぜん違う〜!
やっぱり、中国文花の影響を強く受けているんですね。
ISO400 F6.3 1/25 +1.3ev 14mm
首里城の中に入ってみると、ところどころに中庭があります。
なんだか現代風にも見える、お洒落な空間でした。
ISO400 F6.3 1/100 +0.7ev 25mm
展示コーナーに25分の1の模型がありました。
正月の儀式と、王朝任命の儀式の2パターンがあって、これは任命儀式の様子です。
かねてから疑問だった、広場に描かれた横断歩道のような縞々模様は、
「儀式で整列する人々が、自分の場所を確認するための印」という役割があったのだそうです。
実際の様子は、大変華々しかったのでしょうね。
ISO800 F6.3 1/10 +0.7ev 14mm
正殿を含めて御庭(広場)をぐるっと囲む建物は、上記模型と同じに復元されていて、
実際に中に入って、観ることができます。
どういう基準なのか?撮影OKな場所とNGな場所が混在していて、
(係員がチェックしてくれてはいますが)カメラを出したりしまったり...けっこう忙しかった(笑)。
でも、お茶室もあって、お天気がイマひとつでもゆっくりできるので、なかなか良かったですよ。
今回は、首里城まわりの弁財天堂などには足を運びませんでしたが、
ところどころに発掘中の遺跡もあったりして、当時が忍ばれました。
歴史にはぜんぜん興味がなくて、日本史も世界史も丸暗記→テスト後、完全忘却 という形で
学生時代のテストをすべて凌いでいたような私ですが、
最近は、なぜか時代小説も大好きだし、昔の名残りが感じられるものには、
心休まる感じがするから不思議です。
そのうち骨董などにのめり込まないように、気をつけたいと思います(笑)。
御庭は、パワースポットだと聞いたことがあるので、ちゃんとウロウロしてきましたよ。
沖縄へ行くなら、一度は訪れてみたかった首里城。
今度はもっと天気の良い時に、のんびり散策してみたいものです。