« 2010年12月 | メイン | 2011年02月 »

2011年01月28日

続・沖縄 首里城公園

20110128-1.jpg首里城公園は、1992年に沖縄本土復帰20周年を記念して造られたものです。
比較的新しいものだったのが、意外でした。
首里城の創建は14世紀頃と言われていますが、未だ謎も多く、詳しいことはわかっていないそうです。
琉球王国の要として約500年に渡って栄華を誇ったこの城も、度重なる火事に見舞われ、現在の姿は1945年の沖縄戦で焼け落ちたものを復興したものだそうです。


一番最初に通る守礼門は、かの2000円札に描かれた門です。
あいにくこの日は小雨混じりの肌寒い1日で、
雨だけならまだしも、傘は飛ばされ、頑張ると逆に傘骨が折れるほどの強風。
カメラのレンズに水滴が付いてしまうので、なかなか思うように撮影できず、
青い空に緑の椰子、そして朱色の屋根!という色鮮やかなショットが撮れなかったのは、残念。。

六角型の石畳の、時にかなりの傾斜がある坂を昇りながら幾つもの門を通ると、
上記写真の正殿に辿りつきます。
実際に正殿前の御庭(広場)に立ってみると、
想像していたより小じんまりしているなぁという印象でした。

[photo data]
すべてOlympus E-410 ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5
ISO400 F6.3 1/200  +0.7ev 14mm




20110128-2.jpg建物の朱色がとても綺麗です。
写真右の小屋は、昔、厩(馬小屋)があった場所です。

建物を囲む城壁のあちこちには椰子が植えられていて、異国情緒を醸し出しています。
昨夏に行った静岡の掛川城とは、ぜんぜん違う〜!
やっぱり、中国文花の影響を強く受けているんですね。


ISO400 F6.3 1/25  +1.3ev 14mm




20110128-3.jpg首里城の中に入ってみると、ところどころに中庭があります。
なんだか現代風にも見える、お洒落な空間でした。

ISO400 F6.3 1/100  +0.7ev 25mm




20110128-4.jpg展示コーナーに25分の1の模型がありました。
正月の儀式と、王朝任命の儀式の2パターンがあって、これは任命儀式の様子です。
かねてから疑問だった、広場に描かれた横断歩道のような縞々模様は、
「儀式で整列する人々が、自分の場所を確認するための印」という役割があったのだそうです。
実際の様子は、大変華々しかったのでしょうね。

ISO800 F6.3 1/10  +0.7ev 14mm




正殿を含めて御庭(広場)をぐるっと囲む建物は、上記模型と同じに復元されていて、
実際に中に入って、観ることができます。
どういう基準なのか?撮影OKな場所とNGな場所が混在していて、
(係員がチェックしてくれてはいますが)カメラを出したりしまったり...けっこう忙しかった(笑)。
でも、お茶室もあって、お天気がイマひとつでもゆっくりできるので、なかなか良かったですよ。

今回は、首里城まわりの弁財天堂などには足を運びませんでしたが、
ところどころに発掘中の遺跡もあったりして、当時が忍ばれました。
歴史にはぜんぜん興味がなくて、日本史も世界史も丸暗記→テスト後、完全忘却 という形で
学生時代のテストをすべて凌いでいたような私ですが、
最近は、なぜか時代小説も大好きだし、昔の名残りが感じられるものには、
心休まる感じがするから不思議です。
そのうち骨董などにのめり込まないように、気をつけたいと思います(笑)。

御庭は、パワースポットだと聞いたことがあるので、ちゃんとウロウロしてきましたよ。
沖縄へ行くなら、一度は訪れてみたかった首里城。
今度はもっと天気の良い時に、のんびり散策してみたいものです。

2011年01月16日

美ら海水族館

20110116-1.jpg沖縄の美ら海水族館へ行って来ました。
大きな映画のスクリーンのように見えるのは、沖縄周辺の黒潮の海を再現した75,000トンもの水量を誇る巨大水槽です。
その大きさは水深10m、幅35m、奥行27m、そして水槽のガラスの厚さはなんと60センチ!
この中に、3匹のジンベエザメと、多くのマンタ、その他大勢のエイ、他のサメ、マグロなどが同居しています。
水は目の前の綺麗な海水を濾過して、温度調節をせずにそのまま使用していて、2時間1回、すべての水が入れ替わるようになっているのだそうです。
目の前いっぱいに広がるコバルトブルーの世界は、まるで魚たちが大空を翔け巡るようにさえ見えます。

[photo data]
すべてOlympus E-410 ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5
ISO1600 F9.0 1/8  +0.3ev 14mm




20110116-2.jpg美ら海水族館では、幾つかの水槽を、横から、上から...と角度を変えて観ることができるようになっていて、この巨大水槽も、真上からも見学できるようになっています。
上記の泳ぐジンベエさんたちを上からみるとこんな感じです。
とにかく大きい!
でも動きは時速5キロほどと、歩く人並みのゆっくりさです。
まるで”クジラのようなサメ”というのが、英名でWhale Shark(クジラザメ)という名前がついている由縁です。
尾ひれが海底に対して平行な哺乳類のクジラと違い、ジンベエザメは、尾ひれが海底に対して垂直=魚類です。
日本では、その柄が着物の甚平に似ていることから「ジンベエザメ」の名前が付いたのだとか。

ISO400 F5.0 1/20  +0.7ev 14mm



20110116-3.jpgこれが是非とも観たかったジンベエザメの食事の様子。
水族館では毎日15時と17時に餌付けの様子が披露されます。
食事の時間が近付くと魚たちもわかるのか、水槽内がにわかに活気づきます。

15時からの回は、あまりに人が多すぎて水槽に近付けず、ちょっと離れた高い位置から観たので、全体の雰囲気はよく把握できたけれど、ジンベエザメの口元が見えませんでした...
2回目は、早めにスタンバイするしかない!
ジンベエザメの巨体が垂直になると、観客たちのどよめきが館内に響き渡ります。


ISO800 F8.0 1/5  +0.7ev 22mm




20110116-4.jpg2回目の17時は、水槽の1番前を陣取りました。
見上げるようにすると、口元までよく見えます!
ジンベエザメは、立ち泳ぎで口だけを海面に出し、小さなオキアミなどをガフガフと海水ごと飲み込みます。
その後で口の中で海水と餌を分け、海水だけを両脇のエラから出すという、濾過摂食という食べ方をします。
全長8.5mもあるその姿は圧巻!

おこぼれをもらおうと、まわりに集まる小魚たちも一緒に食べられてしまいそうですが、ジンベエさんにとっては、この小魚は大きすぎて飲み込めないので、たとえ口の中に入ったとしても、吐き出してしまうのだそうです。
それを聞いてちょっとホッとしました。

目の前はぜーんぶジンベエザメと海! 自分まで海の中にいるようです。

ISO1600 F6.3 1/20 +1.0ev 14mm




20110116-5.jpg同じく大きなマンタは、まるで飛ぶように悠々と水槽を泳ぎます。
人とくらべると、その大きさは一目瞭然!
沖縄ではマンタを観るダイビングやシュノーケルのツアーがたくさんありますが、こんなに大きいと、直に会うのはちょっと怖いかも...
私は、水族館で観られれば充分です(笑

ISO800 F6.3 1/20  +1.0ev 17mm



20110116-6.jpg水族館オリジナル「リアルぬいぐるみシリーズ」のジンベエザメを思わず買ってしまいました。
サイズはS〜LLまであって、私のはMサイズです。
かなり精巧にできていて、本当にリアル。
でも手触りも良くて、かわいいんですよ。

宿泊したホテル「日航アリビラ」の部屋は、
結婚式関係らしきの団体さんが大勢入ったとかで、
最上階のかなり良いお部屋にグレードアップしてもらえて、ラッキーでした!

ISO800 F6.3 1/5  +1.0ev 14mm




水族館では、他にもウミガメ、イルカ、オキゴンドウクジラ、熱帯魚から深海魚まで、
色々な種類が観られます。
でも、建物の造りが凝っていてかなり複雑なので、帰宅してからパンフを見て、
  あ〜なるほど、
と納得したり、
  あれ?こんなとこあったっけ? 
と思う場所もチラホラありました。
6時間くらい居たくせに、よく観てないところもまだまだあるので、またぜひ行きたい!

敷地内には、新たに大きな休憩施設も建設中でした。
そう言えば、とても広いわりにはカフェとレストランが1軒ずつあるだけで、
無料休憩所が1つもないんですよね... ベンチも数が少ないし。
今回は夢中で歩き廻っていたのでまったく気になりませんでしたが、
確かに、子連れの方や高齢の方にはちょっと大変かもしれません。
次回は、この新施設も楽しみです。


そして、初の「水族館でカメラ」は、水槽によって明るさが全然違うし、魚は動くし...(笑)で、苦戦しました。
水槽が変わる度にISOの設定を変え、ホワイトバランスを変え、
オートフォーカスにしたり、マニュアルを試みたりと、大忙しでした。
とはいえ、とても楽しいカメラタイムでありました。




20110116-7.jpgここ数年、毎年訪れているほど大好きな沖縄も、本島へ宿泊するのは実に8年ぶり。
前はまだ、美ら海水族館も、DFSもなかったんですよね。。
今回は、この2つと首里城を目当てに2泊3日の短かい日程での旅でしたが、あえて泳げない冬を選んだのは正解でした。
夏に行くと、どうしても泳がなきゃ!と思って、海へ繰り出してしまうので...(笑
気温も15度前後と、東京の秋のような、過ごし易い陽気の中、観光に専念するバージョンも、また違った沖縄の心地よさを感じられました。

ラストの写真は、ブランチを頂いた鉄板焼のお店にて。
沖縄の冬にしかない食材を用いたり、鉄板の上で釜でご飯を焚いたり...
観ても食べても美味しいひとときでした。

ISO400 F3.5 1/8  +1.0ev 48mm



さて、首里城の写真は、また回を改めて。
そして、沖縄の土産話の続きは、ライブにて!
1/18(火)、日暮里PORTOで、皆さまをお待ちしていま〜す♪

2011年01月01日

謹賀新年2011

明けましておめでとうございます。
昨年中は各方面の方々に大変お世話になりました。どうもありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。



20110101-1.jpgさて、初詣に調布の深大寺へ行ってきました。
お正月はいつも、堂内で行われる大護摩祈願に参加して、今年1年の厄除けを祈願します。
暖房がないのでとにかく寒いのですが、ここは修行と思って完全防寒で臨みます。
大導士さまの天台声明(お祈りの言葉)と僧侶の教典の読誦、太鼓の音に身を浄められ、清清しい気分になってから、お参りをしたり熊手や破魔矢を買ったり、お神籤をひいたり...嬉しいことに、今年は久々に大吉が出ました!
そのご利益?か、帰りに何気なく立寄ったゲームコーナーでUFOキャッチャーをやったら、ミニたいやきストラップが、なんと1度に4ケも取れたんですよ!こんなこと初めてです。
幸先の良い1年のスタートとなりました(^^

[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5
ISO200 F3.3 1/160 +1.0ev 37mm



20110101-3.jpg参道には色々なお店が出ていて、いつもブラブラするのが楽しみです。
うちは子供の頃はあまり屋台の駄菓子を買ってもらえなかったので、懐かしの杏飴は憧れのお菓子でした(笑)。

[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5
ISO100 F5.0 1/500 +0.7ev 54mm



20110101-5.jpg境内にはとても水の綺麗な池があって、鯉が悠々と泳いでいます。
でも魚って動くので(当然だけど)、すごく撮りにくい...
スポーツモードの連写で撮影です。

[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5
ISO400 F3.2 1/400 0ev 54mm



20110101-4.jpg調布は水木しげるさんのゆかりの地でもあって、もともと昔から鬼太郎茶屋などもあったのですが、「ゲゲゲの女房」で全国的に有名になってからは、茶屋にもお土産ショップにも、かなり頑張らなければお店に足を踏み入れられないほどの大盛況ぶりです。

これは、鬼太郎茶屋の隣で売っている目玉おやじの焼き団子。
串刺しにして焼いちゃうのはちょっと可哀想だけど...(笑)すごいインパクトです。
おじさんのエプロンは、鬼太郎のちゃんちゃんこ柄でした。

[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5
ISO100 F4.0 1/160 0ev 54mm



20110101-2.jpg深大寺は達磨でも有名。
たくさんの達磨さんたちから、たくさんの福が皆さんにも届きますように。

[photo data]
Olympus E-410 ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5
ISO100 F5.0 1/125  +0.3ev 54mm